向陽-一宮 観戦記(2021年高校野球選手権愛知大会)

7月4日にパロマ瑞穂球場で行われた第2試合、向陽-一宮の観戦記です。
一宮は春の尾張地区予選で3位に入り、県大会に出場。向陽とどういう試合をするか注目して観戦しました。

向陽
050001001|7 H11 E3
000001120|4 H7 E2
一宮

向陽
中島-榊原
一宮
大森、朝比奈-山田

投手成績
向陽
中島 治紀(1) 9回 被安打7 四死球4 三振4 失点4(自責点2)

一宮
大森 北翔(10) 2回 57球 被安打4 四球2 三振2 失点5(自責点3)

朝比奈 巧己(1) 7回 85球 被安打7 四球1 三振5 失点2

(出場成績)
向陽
4草間 5松木→R本田(10)→5仙波(14) 8小林 3横井 6角矢 7山田(15)→林(19) 2榊原 1中島 9今井(13)
一宮
7宮内 8荒川 6野田航 2山田 9西森 3花木→R吉田(14)→3山本(17) 1大森(10)→H小川(13)→1朝比奈 4小島 5野田裕

(試合経過)
2回表、1死2塁から6番山田のタイムリー。2死2塁から8番中島、9番今井の連続タイムリー長打。2死満塁からタイムリーエラーで2者生還。向陽が5点先制。
6回表、1死2塁から2番松木のタイムリー2ベース。6-0
6回裏、1死1,2塁から3番野田航の遊ゴロでゲッツー狙っての1塁送球が逸れて2塁ランナーがホームイン。6-1
7回裏、2死2塁から8番小島がタイムリー3ベース。6-2
8回裏、1死2塁から3番野田航のタイムリー。更に1死1,2塁から5番西森の1ゴロで2塁送球が悪送球で2塁ランナーがホームイン。6-4
9回表、2死3塁から5番角矢がタイムリー。7-4
向陽が逃げ切りました。

総評

向陽が逃げ切り。これで夏は12年連続勝利とのこと。公立でこの記録はすごいですね。
この試合は2回表でのビッグイニングがポイント。上手く盗塁も使ってチャンスを作って、長打が出たというのが大きかったですが、結果的に、4,5点目が痛かった。イニング途中で代えることはしたくなかったのかな、と思いますが、四球2つで満塁になり、エラーが出てしまった。もう少し早めに代えていたら、と思います。難しいところですが。
一宮はリードを広げられてからも、バントを使う場面が見られました。特に7回の5点ビハインドの無死2塁でのバントは・・・。ちょっと残念な作戦選択でした。
向陽のエースの中島投手はなかなかの力がありました。終盤疲れが出て失点しましたが、彼が投げ切るチームということでしょうから、球数を減らしながら、打たせてとっていきたいですね。この日は5回までで56球とそれが出来ていました。
一宮は登板した大森投手、朝比奈投手が2年生。秋にはこの経験を活かせます。頑張ってほしいですね。
4番キャッチャーの山田選手は雰囲気のある選手。上で続けてほしいですね。

ピックアップ選手

向陽 中島 治紀 投手(3年)

細身のスリークォーターの右腕。マイガンでMAXは126kmでした。ボールに勢いがあり、フィールディングも良く好投手。まだ伸びそうな素材。終盤は疲れから苦しみましたが何とか投げ切りました。

向陽 松木 秀磨 内野手(3年)

3安打で全て長打に。左右に打てますし、好打者です。

向陽 角矢 慶太 内野手(2年)

4安打の固め打ち。盗塁も3つ決めて脚もあります。2年生ですし、この先も注目選手。

一宮 朝比奈 巧己 投手(2年)

3回からマウンドに上がり、7回を2失点と好投。120km前半のまっすぐですが、角度があり、緩急を使って相手を打ち取ります。球威はもう少し上がりそう。

一宮 山田 晟太 捕手(3年)

4番捕手。スイングが速く体格もあるので、十分上でもやれそうな選手。肩もまぁまぁ。

一宮 小島 啓輔 内野手(2年)

7回に反撃のタイムリー3ベース。しっかりと外野に飛ばせるスイングが魅力。

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