名古屋-享栄 観戦記(2022年春季愛知県大会)

4月16日に小牧球場で行われた第2試合、名古屋-享栄の観戦記です。
初めて見る名古屋高校がどんなチームか、また、秋以来の享栄がどんな仕上がりか注目して観戦しました。

名古屋
000200000|2 H7 E0
20000020X|4 H12 E2
享栄

名古屋
伊東(1)、森上(7)、鈴木太(5)、森上(7)-菱木
享栄
中井(11)、安藤(12)、東松(10)-関

投手成績
名古屋
伊東薫(3年) 2回1/3 31球 被安打4 四球0 三振1 失点2

森上駿太郎 5回1/3 66球 被安打7 四球0 三振2 失点2
鈴木太志 1/3 4球 被安打1 四球0 三振0 失点0

享栄
中井創友(2年) 3回1/3 57球 被安打4 四死球2 三振1 失点2

安藤瑠騎飛(3年) 3回2/3 34球 被安打3 四球0 三振1 失点0

東松快征 2回 25球 被安打0 四球0 三振4 失点0

(出場選手)
名古屋
8市野 2菱木 7森上→1→7→1 5鈴木太→1→5 6藤本 4瀬上(14)→H杉崎(16)→4吉村(4)→5→H山田(9)→4石部 9前田(11) 3鈴木蓮 1伊藤→7→4→H松原(15)
享栄
4山本 2関 7高田 3太田 9西田 8眞野 5山口 6大島 1中井(11)→1安藤(12)→1東松(10)

(試合経過)
1回裏、1死2塁から3番高田のタイムリー。更に1死2,3塁から5番西田の遊ゴロの間に1点。享栄が2点先制。2-0
4回表、無死満塁から7番前田のスクイズ成功(打者走者はエラーで出塁)。1死満塁から9番伊藤の押し出し四球で1点。ここでピッチャー交代、安藤。2-2
7回裏、2死2塁から4番太田のエンタイトルタイムリー2ベースで勝ち越し。ここでピッチャー交代、鈴木太。5番西田がタイムリー。4-2
東松がMAX149㎞のまっすぐを投げて名古屋打線を2回ノーヒットに抑え試合終了。享栄が競り勝ちました。

総評

名古屋の健闘が光る試合。
名古屋としては4回表に追いついて尚も1死満塁。1番市野選手、2番菱木選手で逆転できなかったところ。そして5回表に無死1,2塁から5番藤本選手の1塁への強い打球がライナーゲッツーとなったところで運が逃げていった形に。
それでもチャンスは享栄よりも多いくらい作っていましたし、継投をうまく行って失点を防ぐ姿勢は見せる等、享栄に食らいつく戦いはお見事でした。
4番の鈴木太選手、リリーフした森上投手を中心に良く戦いました。
享栄は1番山本選手、3番高田選手、4番太田選手が3本ずつヒットを打つも、ちょっと偏った分点が取れなかった印象。割とセンター中心の打撃なのでシングルが多くなるところは仕方ないかな。
そんな中、しっかりと強く振って2ベースを2本放った4番の太田選手の活躍はお見事でした。
東松投手はMAX149㎞をマーク。なにより142~147㎞で安定していた投球はすごい。2年生ですし、とにかく故障なく伸びていってほしいですね。

ピックアップ選手

名古屋 鈴木 太志 内野手・投手(3年)

4番サードで出場。3安打の固め打ち。右投げ左打ちで、逆方向にしっかりと強く打てる打撃が光る。そして足もあり、リリーフでマウンドに上がってMAX133㎞をマーク。身体能力の高い好選手ですね。

名古屋 森上 駿太郎 投手・外野手(3年)

3番レフトで出場。途中からマウンドへ。MAX130㎞をマークし、変化球でもストライクが取れる。無四球で投げた投球がお見事でした。
打者でもヒット1本。

名古屋 前田 朝日 外野手(3年)

7番ライトで出場。ヒットにスクイズを決める活躍。バットコントロールの良さも光りました。

享栄 太田 天 内野手(3年)

4番1塁で出場。2本の長打はしっかりとセンターから逆方向ですが、押し込んで外野の頭を越していました。

享栄 高田 洸希 外野手(2年)

3番レフトで出場。広角にしっかりと打てるバッターでセンスを感じる選手。

享栄 東松 快征 投手(2年)

MAX149㎞は圧巻。142㎞~147㎞でまっすぐが安定していたので左でこれだけ投げる投手というのはやはりすごいです。
これでまだ2年生。もう少し空振りが取れる球質になってくるといいな、と思いますが、とにかく怪我無く伸びていってほしいですね。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示