刈谷-蒲郡 観戦記(2021年春季全三河大会)

5月22日に刈谷球場で行われた刈谷-蒲郡の観戦記です。
春にベスト16に進んだチーム同士の対戦。お互いエースが先発を回避し、リリーフでマウンドに上がるという展開になりました。

刈谷
000200004|6 H10 E0
000000000|0 H4 E1
蒲郡

刈谷
伊串、遠藤-深谷
蒲郡
張渕、岡田、板井-芝内

投手成績
刈谷
伊串(10) 7回 77球 被安打3 四球0 三振5 失点0
遠藤(1) 2回 25球 被安打1 四球1 三振4 失点0

蒲郡
張渕(10) 3回1/3 44球 被安打2 四球1 三振0 失点1
岡田(11) 1回2/3 23球 被安打2 四球0 三振1 失点1
板井(1) 4回 69球 被安打6 四球1 三振2 失点4

(出場選手)
刈谷
4樋口 8鈴木 6後藤 2深谷 3本間 9村田 1伊串→1遠藤 5正留 7今泉
蒲郡
4須藤 3原川 9中野 8高木 6井上 1張渕→1岡田→H牧野→1板井 5鈴木 2芝内 7飯嶋

(試合経過)
4回表、1死3塁でピッチャー交代、岡田。6番村田のスクイズ成功(1塁もセーフ)。2死2塁から8番正留のタイムリー2ベース。刈谷が2点先制。
9回表、1死3塁から7番遠藤がタイムリー2ベース。更に1死1,3塁から9番今泉のスクイズが成功(1塁もセーフ)。更に2死1,3塁から2番鈴木の2点タイムリー2ベース。この回4点。6-0
刈谷が伊串、遠藤で完封リレー。刈谷が勝ちました。

総評

刈谷が快勝。
序盤は張渕投手の緩い球にタイミングが合わず、凡打が続く打線でしたが、4回に先頭の深谷選手が2ベースを放ちチャンスを作ると、リリーフの岡田投手からスクイズとタイムリー2ベースで先制。
9回には板井投手を攻めて4点取って突き放しました。
先発の伊串投手が先頭バッターを一度も出さない好投で無失点でつなぐと、8回からはエースの遠藤投手がMAX143kmのまっすぐを武器に圧倒的な存在感を見せ、9回表の板井投手の投球にも影響を及ぼした感じで勢いをもたらせました。
蒲郡も何とか継投で刈谷打線を交わしていたのですが、上手くスクイズを決められるなど、刈谷の上手さにもやられた形になりました。

ピックアップ選手

刈谷 伊串 宥輝 投手(3年)

右のスリークォーターで丁寧なピッチングで無四球。ストライク先行で蒲郡打線を上手く打たせて取りました。

刈谷 遠藤 泰介 投手(3年)

マウンドに上がっていきなり初球にMAX143kmをマーク。変化球も投げ分けが見事で、終盤2イニングだけでしたが、試合を支配しました。
2イニングで三振4つ。ややまっすぐが浮き気味だった9回は、変化球を上手く交えて切り替えるなど、センスの高さも感じました。

刈谷 鈴木 厚司志 外野手(3年)

最初の3打席はなかなかタイミングが合わなかったですが、板井投手の切れのある球をしっかりと叩いた2打席連続の長打は見事でした。

蒲郡 板井 勇弥 投手(2年)

6回から登板し、8回まではしっかりと抑える。エースとしてさすがのピッチング。MAX130kmもスピードガン以上に感じる投手ですね。高校の先輩、千賀投手(ソフトバンク)のフォームにそっくり。9回は相手の遠藤投手の直前のピッチングに呑まれたように感じましたが、これも経験。2年生ですし、今後の糧にしてほしいです。

蒲郡 張渕 青樹 投手(3年)

左投げでMAXは101km。正直スピードは無いですが、80km台の変化球も合わせて、逆に打ちにくい投手となっています。ボールが先行しかかる時もありましたが、四球は1つとピッチングをまとめ、上手く試合を作る立役者に。こういうピッチャーがはまるケースもあるので、精度を上げていってほしいですね。

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