瑞陵-菊里 観戦記(2023年秋季名古屋地区1次予選)

8月12日に中部大第一Gで行われた第1試合、瑞陵-菊里の観戦記です。
かなりの進学校同士の一戦。秋季地区予選はお互い初戦でしたのでどういう試合を見せるか注目して観戦しました。

瑞陵
011010300|6 H8 E1
101000000|2 H7 E2
菊里

瑞陵
江上-川口
菊里
八田、土屋-加藤

投手成績
瑞陵
江上凌太 9回 125球 被安打7 四死球3 三振5 失点2

菊里
八田竜太郎 6回2/3 115球 被安打8 四球4 三振2 失点6
土屋諒太 2回1/3 37球 被安打0 四球1 三振6 失点0

(出場選手)
瑞陵
4水口 6平川→6田川(16) 9犬丸 5伊藤 8濱田 1江上 2川口 3佐藤 7村瀬
菊里
6勝濱 4児玉 5溝口 1八田→1土屋(11) 9進藤 7柿田(17) 2加藤 3大嶋 8猿渡

(試合経過)
1回裏、1死3塁から3番水口の1ゴロの間に1点。菊里が先制。1-0
2回表、2死2,3塁から2塁牽制が逸れて3塁ランナーが生還。1-1の同点に。
3回表、2死2塁から4番伊藤がタイムリー。瑞陵が逆転。2-1
3回裏、1死3塁から3番溝口が犠牲フライ。2-2と再び同点。
5回表、2死3塁から3番犬丸がタイムリー2ベース。瑞陵が勝ち越し。3-2
7回表、1死2,3塁から2番平川がタイムリー。更に2死2,3塁から4番伊藤が2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、土屋。6-2
瑞陵が終盤突き放して勝ちました。

総評

力の差はそんなに無く、中盤までは接戦。ただ、ミスが出て、それが失点につながった菊里とランナーを出して失点はしてもタイムリーは許さなかった瑞陵。その差が最後についたかな、という試合でした。
菊里に関しては結果論ですが、もったいなかったのは土屋投手の投入のタイミング。7回に3点取られ、4点ビハインドになってからの交代でしたが、もっと早く、この回の頭から代えていれば、その後の投球を見ると違った終盤を迎えられたかな、と。短期の連戦ですし難しいところですけど。
その土屋投手は素晴らしい投球でした。アウト7つのうち6つが三振。MAX129kmですがボールに切れがあって、手元で伸びる球質。1年生でこれは相当楽しみな投手だと感じました。
失点にはエラー、四球が絡んでいますし、そういう意味では菊里としては反省して次につなげたいですね。
瑞陵は2死からの得点が多かった。(6点中5点)。こういう2死からの得点というのは自分たちの流れに持ってきやすいですよね。積極的に走ってチャンスを拡大。こういう姿勢も見事でした。
江上投手は終盤疲れも見えましたが最後まで投げ切ったのは立派。中盤以降、スライダーが増えた印象でしたが、これに菊里打線が最後まで合いませんでした。

ピックアップ選手

瑞陵 伊藤 真之介 内野手(2年)

4番サードで出場。かなりコンタクトが上手く、2安打で3打点。最初も痛烈なライナーでした。夏はキャッチャーだったようですが、打つ方に専念という感じかもですね。

瑞陵 江上 凌太 投手(2年)

先発して完投。110km後半くらいのまっすぐですがスライダーが良く、途中からスライダー中心での組み立てで上手く抑えきりました。

瑞陵 犬丸 快 外野手(2年)

3番ライトで出場。5回に勝ち越しのタイムリー2ベースを放つ。盗塁も決めていました。

菊里 土屋 諒太 投手(1年)

リリーフで7回途中でマウンドに上がり、アウト7つのうち6つ三振を奪う力投。かなり球質が良く、MAX129kmでしたがそれ以上に感じる球を投げていました。上背もありますし今後注目したい投手でした。

菊里 勝濱 昊之輔 内野手(1年)

1番ショートで出場。2安打のマルチで初回にいきなり2ベースを放って先制点に繋げました。最後も上手くスライダーを捉えたのですが、ライトに取られてゲッツーとなってしまいましたが、センスを感じる選手でした。

菊里 八田 竜太郎 投手(2年)

4番投手で出場。打つ方で2安打のマルチ。ランナー無しでの打席ばかりだったのが悔やまれます。
投手としては120km前半の球威で粘り強く投げていました。結構走られたので、バッテリーで改善したいですね。

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