科技高豊田-西尾東 観戦記(2021年秋季全三河大会)

10月24日に豊橋球場で行われた全三河大会の決勝戦、科技高豊田-西尾東の観戦記です。

科技高豊田
100000000|1 H5 E2
10001022X|6 H10 E0
西尾東

科技高豊田
杉本(1)-若林
西尾東
柘植(1)-神谷

投手成績
科技高豊田
杉本幸大 8回 120球 被安打10 四球2 三振11 失点6(自責点5)

西尾東
柘植大介 9回 88球 被安打5 四球1 三振5 失点1

(出場選手)
科技高豊田
6淺井 4山内 3今野 2若林 8神谷 9西村(16)→H吉田(17) 5武田 7小田 1杉本
西尾東
9松本 4杉浦 8牧野 2神谷 3パウエル(10) 7横井(18)→R磯貝(7)→7 6近堂 5志賀 1柘植

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番今野のタイムリー。科技高豊田が先制。1-0
1回裏、1死2塁から3番牧野のライト線に入るタイムリー2ベース。1-1の同点。
5回表、2死2塁から1番淺井の打席で申告敬遠。2番山内が右飛に倒れ、西尾東の作戦が当たりました。
5回裏、1死2塁から8番志賀がタイムリー2ベース。西尾東が勝ち越し。2-1
7回裏、先頭の5番パウエルが逆方向のライトへソロホームラン。更に2死1,3塁から1番松本のタイムリー。4-1
8回裏、2死2塁から6番磯貝がタイムリー。7番近堂がタイムリー2ベース。6-1
西尾東の柘植が88球で完投勝利。3度目の優勝を飾りました。

総評

5回の攻防が一つポイントになりました。
5回表、2死2塁で、初回に2ベースを打っている1番の好打者淺井選手を歩かせて、0点に抑えた西尾東。
その裏に先頭の横井選手のヒットにエラーが絡んで無死2塁となって、8番志賀選手のタイムリーで勝ち越し。やはりエラーが絡むと点になるな、と思いますが、その前の回の申告敬遠からの0点が活きた形になりました。
そして7回にはパウエル選手が打った瞬間のホームラン。効果的に長打が出た西尾東が終盤突き放して試合を決めました。
ショートの近堂選手は動きの良さが目立ちましたし、いい選手がそろう西尾東。来年の春も楽しみなチームです。
科技高豊田は杉本投手の力づよい投球が光りました。MAX137㎞をマーク。まだ投げ方に改善の余地はありそうですし、この日は連投でのピッチング。来年には140㎞以上を目指してほしいですね。
積極的に打っていくのが科技高豊田のスタイルですが、それが柘植投手の緩急を使ったピッチングにははまってしまった印象。こういうコントロールのいい投手をどう攻略するかも課題になってきそうです。
試合前の二葉監督のノックはほれぼれします。守備力は高いですし、さらなる成長が見たいチームですね。

ピックアップ選手

科技高豊田 杉本 幸大 投手((1)2年)

右のオーバーハンド。フォームはまだ改善の余地がありそうですが、それでも137㎞をマーク。コントロールも良く変化球でもカウントが取れる。好投手ですね。

科技高豊田 淺井 櫻介 内野手((6)2年)

初回にいきなり2ベースを放ち、打撃力の高さを見せつけました。5回にはチャンスで申告敬遠。そこまで警戒されるのもすごいですよね。

科技高豊田 今野 甚 内野手((3)2年)

3番1塁で出場し、タイムリーを含む2安打とマルチを記録。

西尾東 柘植 大介 投手((1)2年)

軟投派の投手ですが、変化球のコントロールが良く、効果的にまっすぐを使って詰まらせる場面が多かった。

西尾東 パウエル 海 内野手・投手((10)2年)

投手として秋の大会で話題になった選手ですが、打撃も非凡で、7回には逆方向に打ってスタンドに運びました。野手としても魅力のある選手ですね。

西尾東 近堂 遼瑠 内野手((6)2年)

8回にタイムリー2ベースを放ちました。個人的には守備の動きの良さが目立ちました。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示