安城学園-岡崎学園 観戦記(2021年秋季全三河大会)

10月24日に豊橋球場で行われた3位決定戦、安城学園-岡崎学園の観戦記です。

安城学園
00000004004|8 H6 E2
00010100200|4 H9 E5
岡崎学園
(延長11回)

安城学園
日比野(10)、長谷川(1)-畔柳
岡崎学園
塩尻(11)、大須賀(10)-市川、藤田

投手成績
安城学園
日比野匠 8回2/3 114球 被安打9 四死球2 三振3 失点4(自責点2)
長谷川陽 2回1/3 24球 被安打0 四球0 三振4 失点0

岡崎学園
塩尻圭祐(2年) 8回 126球 被安打3 四球6 三振7 失点4(自責点2)

大須賀迅 3回 60球 被安打3 四球1 三振1 失点4(自責点3)

(出場選手)
安城学園
7河口 5角 8松木 9丹羽(3) 4滝本→3→H堀(20)→3彦坂(2) 2畔柳(11) 6山本 1日比野(10)→1長谷川(1) 3中野(19)→4大木(14)
岡崎学園
3佳山 6伊藤守 9渡邊 7吉田 8武田 4吉田太→H伊藤(17)→R小野田(18)→4夏目(15) 5加藤(16) 2市川→H三浦(19)→2藤田(14) 1塩尻(11)→1大須賀(10)

(試合経過)
4回裏、1死1塁から5番武田の3ゴロエラーでボールが大きく逸れる間にランナーが生還。岡崎学園が先制。1-0
6回裏、無死2塁から3番渡邊のタイムリー。2-0
8回表、1死から3連続四球で満塁。ここで代打堀が2点タイムリーを放ち同点。更に6番畔柳の3ゴロがタイムリーエラーに。1死2,3塁から7番山本が犠牲フライ。安城学園が4点を奪って逆転。4-2
9回裏、2死1,2塁から1番佳山が2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、長谷川。土壇場で岡崎学園が追いつき延長戦に。
11回表、先頭の6番畔柳が2ベースとエラーで無死3塁。7番山本がタイムリーを放ち勝ち越し。更に無死3塁から8番日比野のスクイズが内野安打になりタイムリー。更に1死満塁からワイルドピッチで1点。3番松木の2ゴロの間に1点。この回4点を勝ち越し。8-4
安城学園が勝って3位となりました。

総評

安城学園がランナーを出しながらもなかなか点が奪えない中、岡崎学園はうまく相手のミスに付け込んで2点を取って、終盤へ。
そのまま岡崎学園が逃げ切るかと思われましたが、突如、塩尻投手が8回に乱れ、3四球で満塁に。ここで代打の堀選手がタイムリーを打ったのが見事でした。
そこにエラーも絡んで逆転。さすがにこのまま安城学園が押し切るかと思ったのですが、9回裏に岡崎学園がチャンスを作って、1年生の佳山選手が同点のタイムリー2ベース。センスのあるところを見せてくれました。
そこから前日完投していた安城学園エースの長谷川投手がマウンドに上がり、好リリーフ。これが11回表の勝ち越しにつながりましたね。
それぞれ楽しみな選手がいて、この成績も納得のチームでした。来春、また見るのが楽しみです。

ピックアップ選手

安城学園 長谷川 陽 投手((1)2年)

前の日に完投していたのでぎりぎりまで登板しませんでしたが、9回に追いつかれてからマウンドへ。そこで130㎞中盤のまっすぐを投げて流れを呼び込みました。
投げっぷりのよいタイプで中京大中京の畔柳投手に似ています。MAX136㎞。来年には140㎞以上を目指してほしいですね。

安城学園 日比野 匠 投手((10)1年)

縦ぶりのフォームで、120㎞中盤くらいのまっすぐですが、1年生と思えばまとまった好投手。ストライク先行で投げられるコントロールも良かったです。

安城学園 山本 恭也 内野手((6)1年)

7番ショートで出場。延長11回には勝ち越しタイムリーを放ちました。バットコントロールが良く、センスを感じる選手ですね。

岡崎学園 佳山 剛樹 内野手((3)1年)

1年生で1番を打っています。3安打を放ち、すべてセンターへ。9回の同点2点タイムリー2ベースは外野を超して、力のあるところも披露。楽しみなバッターです。

岡崎学園 伊藤 守生 内野手((6)2年)

2番ショートで出場。2安打のマルチに犠打と、なんでもできるセンスを感じる選手です。

岡崎学園 大須賀 迅 投手((10)1年)

2番手でマウンドに上がり、投げっぷりの良さに目がいきました。MAXは124㎞でしたが、1年生の左と考えれば十分。上背もまずまずありますし、一冬越しての成長が見たい投手です。

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