至学館-東邦 観戦記(2021年愛知県1年生大会)

11月20日に豊田球場で行われた1年生大会準決勝第2試合、至学館-東邦の観戦記です。
東海大会に進出し、あと一歩で敗れた至学館は、1年生も何人か出場。その選手たちが中心に東邦とどういう試合をするか注目して観戦しました。

至学館
000010000|1 H4 E2
00110000X|2 H7 E2
東邦

至学館
伊藤(1)、山本(9)-磯村新
東邦
宮國(1)、服部(10)、岡本(9)-荒島

投手成績
至学館
伊藤幹太 5回1/3 83球 被安打6 四球2 三振2 失点2
山本 航 2回2/3 39球 被安打1 四球1 三振1 失点0

東邦
宮國凌空 7回 98球 被安打2 四球2 三振7 失点1(自責点0)
服部皇雅 1回1/3 27球 被安打2 四球0 三振0 失点0

岡本昇磨 2/3 7球 被安打0 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
至学館
3竹村(13)→4 8佐野 9山本→1→R細川 7犬飼→7森→H山田 6庄司→H稲本(19) 2磯村新 5高橋 1伊藤→9佐々木(18) 4清水→H五日市(3)→3杉本(14)
東邦
8上田 6眞鍋 9岡本→1 7古山 5三家→5中島 2荒島 3伊藤 1宮國→1服部(10)→9加藤 4山口

(試合経過)
3回裏、2死1,3塁からボークで1点。東邦が先制。1-0
4回裏、1死1,3塁から7番伊藤がタイムリー。2-0
5回表、2死2塁から7番高橋のタイムリー内野安打の間に2塁ランナーが生還。2-1
6回裏、1死1,2塁でピッチャー交代、山本。ここは三振、内野ゴロに抑えてピンチを脱出。
9回表、1死1塁でピッチャー交代、岡本。後続を抑えて試合終了。東邦が決勝戦進出を決めました。

総評

東邦の宮國投手が素晴らしいピッチングで、最速141㎞のまっすぐに落ちる球もうまく使って至学館打線を抑え込み、エラーのランナーを内野安打で返された1点で7回を投げ切り、勝利へと導きました。
至学館の伊藤投手も秋の東海大会で好投したように、安定感のある投手。MAX132㎞でコントロールが安定しているので、東邦打線をうまく打ち取っていました。
6回に疲れを見せたところで山本投手にスイッチ。この継投も秋の東海大会でも見せた形でこの日もしっかりと抑えました。
至学館とすれば、惜しかったのは8回。2死2塁から1番竹村選手の当たりが抜けそうなところだったんですが、セカンドのファインプレーでアウトに。これは惜しかった。
あと、ホームスチール?でアウトが2つ。これは冷静に対応した東邦が良かったとも言えますが、ちょっともったいなかった。
東邦もちょこちょこ、攻守でミスがあったのですが、こういう接戦を取っていくことで経験も増していきますよね。
9回は服部投手がちょっとモタモタしましたが、岡本投手が冷静に抑えて勝ち切ったのはお見事でした。

ピックアップ選手

至学館 山本 航 投手

秋の東海大会ではエースナンバー。この日は3番ライトでスタメン。リリーフでマウンドに上がり、しっかりと抑えて2回2/3を無失点。まっすぐも120㎞半ば~後半が出ていました。
伊藤投手との切磋琢磨に期待したいですね。

至学館 佐野 瑛哉 外野手

6回には鮮やかなバントヒット。この時の1塁駆け抜けは3.93秒とかなりの速さ。盗塁も2つ決めてスピードのあるところを見せてくれました。9回にもヒットを放ちマルチ安打を記録。

至学館 伊藤 幹太 投手

MAX132㎞。失点はしたものの、最小失点で抑える辺りがさすが。コントロールが安定して大崩れしないところも強みですね。

東邦 宮國 凌空 投手

MAX141㎞をマーク。この日はコントロールも良く、7回で98球と球数も理想的でした。結局いい当たりはされなかったですし、かなり自信になりそうな内容の投球でした。

東邦 伊藤 秀樹 内野手

7番に入っていますが、バッティングは良く、ヒットはタイムリーになった1本だけでしたが、最初の打席も当たりは良かった。

東邦 岡本 昇磨 外野手・投手

9回1点リードの1死1塁でマウンドに上がり、盗塁は許したものの、連続三振。スライダーの切れが抜群でした。
投打での活躍に期待したい選手ですね。

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