7月25日に岡崎球場で行われた準々決勝第1試合、安城東－桜丘の観戦記です。
どちらもこの夏1度見たことあるチーム同士。安城東の河合投手がどこまで桜丘打線を抑えるかに注目して観戦しました。

安城東
００３００００００｜３　Ｈ6　Ｅ3
００２００２００Ｘ｜４　Ｈ7　Ｅ0
桜丘

安城東
河合－大見
桜丘
堀尾、吉見－伊藤大

投手成績
安城東
河合(1)　8回　104球　被安打7　四死球3　三振2　失点4（自責点2）
桜丘
堀尾(1)　5回2/3　80球　被安打5　四死球3　三振5　失点3
吉見(4)　3回1/3　41球　被安打1　四球0　三振6　失点0

河合投手は変則の左のサイドハンド。ＭＡＸは124ｋｍ。変則のフォームからこれだけ出るとなかなか相手は打ちにくい。特に左バッターは厳しいですよね。長身ですし、上でもやれそう。

堀尾投手は右のオーバーハンド。まっすぐは130ｋｍ台前半。変化球を織り交ぜて上手く打たせて取る。コントロール重視の投球でした。

吉見投手は右のサイドハンド。ゾーンをうまく使って三振を多く取っていました。

（出場選手）
安城東
5稲垣　8中村　2大見　7木村　4奥村　6天野　3浜田→Ｈ清水(11)　1河合　9都築
桜丘
8藤代　7杉浦　3森→4近藤　1堀尾→3　9中神　6岡本　4吉見→1　2伊藤大　5藤野

（試合経過）
3回表、8番河合、9番都築、1番稲垣の3連打で無死満塁。1死後3番大見が押し出し死球。2死満塁から5番奥村の2点タイムリー。安城東が3点先制。
3回裏、1死1、3塁から3番森の犠牲フライ。更に中継の乱れで1塁ランナーが2塁に進み、2死2塁から4番堀尾がタイムリー。3－2
6回表、2死1、2塁でピッチャー交代、吉見。ここは三振で斬って取ります。
6回裏、2死2塁から7番吉見がタイムリー2ベース。同点。更に8番伊藤大のタイムリーエンタイトル2ベースで逆転。4－3
9回表、先頭の奥村が2ベース。送って1死3塁。代打清水が三振の後、8番河合は右中間よりのセンターライナーでしたが、センターの藤代が好捕し試合終了。桜丘が逃げ切りました。

安城東は3回表に3点を先制。この時点で一気に行けそうな雰囲気でした。打球も力強かったですし、ここまで勝ち抜いてきたのは伊達じゃないというところを見せてくれました。

河合投手は素晴らしいピッチングでした。強力打線の桜丘相手に真っ向勝負で7安打4失点。変則のサウスポーでコントロールもいいとなるとなかなか崩すのは大変になるんでしょうね。
まだまだ球威は上がりそうですし、上でやるところも見たいですね。

5番奥村選手の活躍も見事でした。最終回にも長打を放って同点のチャンスを演出。最後の河合選手の当たりはヒットだと思いました・・・。取った藤代選手がすごかったです。

安城東は1番の稲垣選手2番中村選手が2年生。彼らを中心に新チームを戦うとこになると思います。この経験を活かし、今年以上の成績を目指して頑張ってほしいですね。

桜丘は4番堀尾選手、7番吉見選手。投手としてもリレーをした2人の投打での活躍で逆転勝ちを納めました。

最後逆転のタイムリー2ベースを打った伊藤大選手は左打席で良く打ちましたよね。そこまで左の3人はノーヒットでしたので、厳しいかと思いましたが。

最後の藤代選手の守備も素晴らしかった。桜丘は投手が絶対的な球威があるわけではないので、バックがいかに盛り立てるか。3回表は記録に出ないミスで失点につながった形でしたが、しっかりと取れるアウトを取って接戦にもちこみたい。

夏初のベスト4。このチャンスを活かせるか。チーム一丸で頑張ってほしいですね。