愛産大工-誉 観戦記(2019年愛知夏大会)

7月23日に岡崎球場で行われた5回戦第2試合、愛産大工-誉の観戦記です。
名電を倒した誉がやや地力で上回るかな、という予想でしたが序盤から試合が動きました。

愛産大工
011001010|4 H12 E3
21202020X|9 H16 E0

愛産大工
横井、日高、内山、長江、山方、澤-佐守

杉本、山口-林山

投手成績
愛産大工
横井(6) 1回 21球 被安打3 四球0 三振0 失点2
日高(1) 3回1/3 61球 被安打5 四球2 三振2 失点4(自責点3)
内山(10) 1回2/3 30球 被安打4 四球1 三振1 失点1
長江(20) 2/3 14球 被安打2 四球1 三振0 失点2
山方(11) 0/3 5球 被安打0 四球1 三振0 失点0
澤(18) 1回1/3 21球 被安打1 四球0 三振2 失点0

杉本(10) 6回 92球 被安打6 四球1 三振3 失点3
山口(1) 3回 51球 被安打6 四球0 三振2 失点1

横井投手は右のオーバーハンド。130km前半のまっすぐ。誉打線には捕まってしまいました。

日高投手は左のオーバーハンド。MAX136kmを記録。変化球がなかなか入らず苦しいピッチングになりましたが、まっすぐは楽しみなピッチャー。

内山投手は右のオーバーハンド。まっすぐは130km前後。

長江投手も右のオーバーハンド。こちらもまっすぐは130km前後。

山方投手は左のオーバーハンド。2年生。

澤投手は右のオーバーハンド。MAX136kmを記録。日高投手の次にいいボールを投げていました。気迫も出た投球。

誉の杉本投手は左のスリークォーター。まっすぐは130km前後。腕の振りが速くタイミングの取りにくいピッチャー。コントロールも安定。

山口投手は右のスリークォーター。MAX136km。ストライク先行ですが、決めに行く球で苦労した印象。コントロールはいいタイプ。

(出場選手)
愛産大工
8藤掛 1横井(6)→6 7高木 2佐守 3藤岡 5片山(16) 4杉 9岡田 6安藤(15)→1日高→H西口(17)→1澤(18)→H若林(5)

5内田 4手塚 6澤野 3吉田 2林山 7坂又 9坂 1杉本(10)→H畠中(17)→R岩崎(14)→1山口→8松田

(試合経過)
1回表、2死から3番高木の右中間への大きな当たり。一旦はホームランの判定となるも、協議して、フェンスに当たってスタンドに入ったという判定に変わり2ベースに。4番が三振に倒れ先制ならず。
1回裏、澤野の2ランホームランで誉が先制。尚も2死2,3塁まで行くもここは横井が踏ん張り2点で止める。
2回表、1死3塁から7番杉のスクイズで1点。2-1
2回裏、2死2塁から2番手塚のヒットにセンターのエラーが絡み1点。3-1
3回表、2死3塁から3番高木がタイムリー。3-2
3回裏、2死1、2塁から8番杉本がタイムリー。9番松田がタイムリー2ベース。5-2
5回裏、1死3塁でピッチャー交代、内山。9番松田がタイムリー2ベース。1死1、2塁から2番手塚がタイムリー。7-2
6回表、2死1、2塁から6番片山がタイムリー。7-3
7回裏、1死2塁から3番澤野がタイムリー。2死3塁から5番林山がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、山方。2死1、2塁でピッチャー交代、澤。敬遠で2死満塁となり、コールドのピンチでしたが、9番山口を三振に斬ってコールドを回避。9-3
8回表、2死2塁から5番藤岡がタイムリー2ベース。9-4
誉が逃げ切りました。

愛産大工と誉は選手個々の力もそんなに差がなかった。じゃあどこに差があってこの点差になったかというと守備力。愛産大工はエラーもそうですが、記録に出ないミスもあって、固い守備を誇る誉とはかなり差がありました。

投手がどちらも強豪相手で圧倒するだけの球威ではないだけに、守備の良しあしで試合が変わってしまう。その典型的な試合になりました。

打つ方は高木選手が最初の幻のホームランなど、評判通りの打撃を見せ、藤岡選手が3安打と2年生で秋以降も楽しみになるバッティングを見せました。
藤掛選手、横井選手もいい当たりがあったのですが、4番の佐守選手がブレーキ。複数点が奪えなかったのが厳しかった。

日高投手、澤投手はそん色ないピッチングだったんですけどね。

新チームは藤岡選手、山方投手が中心かな?多くの部員からの成長を期待したいですね。

誉はやはりタレント集団だな、と感じました。この日は4番の吉田選手がブレーキだったのですが、前後が打ってカバー。2番の手塚選手は4打数4安打2犠打と完璧な仕事ぶりで、唯一の2年生レギュラーを勝ち取っているのも納得の選手。こういう選手が一人いると大きいですね。

澤野選手はホームランも見事でしたが、守備も含めレベルが高い。バッティングはややムラがある印象ですけど、いい場面で打つあたりがさすがというか。

9番の松田選手がいい仕事。短く持つ割にはパンチ力がありました。

投手は杉本投手、山口投手の2枚での継投で逃げ切る野球。全試合このパターンですし、次の星城戦も同じ形になるかと思います。
星城打線をどこまで2人で抑えられるかがポイントになりそう。バックを信じて打たせて取っていきたいですね。

守備、小技など、プレーの完成度の高さが目を引きます。初のベスト4に行けるか。階段は徐々に上っている印象ですし、期待したいですね。

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