中部大春日丘-東邦 観戦記(2020年愛知県1年生大会)
11月21日に豊田球場で行われた1年生大会、中部大春日丘-東邦の観戦記です。
中京大中京を破った中部大春日丘が私学4強の東邦にどういう試合を見せるか注目して観戦しました。
中部大春日丘
010000000|1 H9 E4
20001200X|5 H7 E1
東邦
中部大春日丘
新宅、永田-中里
東邦
高橋、三浦、加藤康-落合
投手成績
中部大春日丘
新宅(1) 6回 88球 被安打7 四死球3 三振2 失点5(自責点4)
永田(10) 2回 20球 被安打0 四球0 三振1 失点0
東邦
高橋(10) 4回 57球 被安打6 死球1 三振2 失点1
三浦(1) 3回 53球 被安打2 四球1 三振5 失点0
加藤康(20) 2回 25球 被安打1 四球0 三振0 失点0
中部大春日丘
7吉川 4野田(18)→5 9吉村 2中里 6宮下 5小柳→4藤田→H服部(17)→4 3竹内 1新宅→H伊藤(16)→H小久保(19) 8桑原
東邦
6三浦→1→4 8早川 2落合 9内田 3加藤楓→H良原(13)→1加藤康(20) 5鳥居 4古川→3 7網代(17)→7城 1高橋(10)→H平田(12)→6相賀(6)
(試合経過)
1回裏、1死満塁から5番加藤楓のセンター前に落ちる2点タイムリー。東邦が2点先制。
2回表、先頭の小柳が3ベース。7番竹内がタイムリー。2-1
5回表、ピッチャー交代、三浦。
5回裏、無死1塁から2番早川がタイムリー2ベース。3-1
6回裏、2死2,3塁から2番早川が2点タイムリー。5-1
7回裏、ピッチャー交代、永田。
8回表、ピッチャー交代、加藤康。
東邦が勝ちました。
総評
東邦が好走塁で得点を上手く取って勝ちました。
1回裏の2点タイムリーの時の2塁ランナー早川選手、5回の早川選手のタイムリー2ベースの時の三浦選手。どちらも普通では返ってこれないことが多い打球だったのですが、判断、走塁が素晴らしかった。盗塁も6つ。足を使う野球も現政権になってから目立ちます。
序盤は中部大春日丘の打撃も目立ち押し気味だったのですが、エースの三浦投手がマウンドに上がってMAX138kmをマークし勢いを止めて試合を優位にしました。
中部大春日丘も4回までは毎回得点圏でしたので、ここで追いつき追い越しておきたかった。三浦投手からも2度チャンスは作ったのですが・・・。
1番の吉川選手は三浦投手から2安打。見事なバッティングで将来的にも楽しみな選手。7番の竹内選手も3安打で目立ちましたね。
投手の新宅投手も130km前半をマークし、安定したピッチングを見せました。
中部大春日丘も力のあるチームでした。この世代の今後が楽しみです。
ピックアップ選手
中部大春日丘 新宅 涼平 投手
立ち上がりはやや不安定でしたが、2回以降はボールも走り出し、130kmを超える球も。東邦打線を押している場面もありました。成長が楽しみ。
中部大春日丘 吉川 晴太 外野手
上背もあり、バッティングのセンスを感じる選手。三浦投手に各選手が苦しむ中、2安打を放ち能力の高さを見せる。
中部大春日丘 竹内 裕磨 内野手
3安打をマークし、長打も。追い込まれてからの対応力もあり、もっと上位で打てそうな選手。
東邦 三浦 心空 投手・内野手
1点差でマウンドに上がり、存在感を示して試合の流れを引き寄せました。一人別格の雰囲気もあり、投手としてまだまだ伸びそう。成長が楽しみですね。
東邦 早川 侑希 外野手
勝負強い打撃でタイムリー2本。相手が一瞬弾いたところでスタートを切って惜しくもアウトになるも、チームの姿勢を示す走塁を見せました。
東邦 加藤 楓太 内野手
センター中心に打ち返す打撃で、ヒットを2本。盗塁も決めていました。