愛知工業大-ヤマハ 観戦記(2023年愛知大学野球連盟社会人対抗戦)
3月12日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた大学社会人対抗戦、愛工大-ヤマハの観戦記です。
愛工大の投手陣がヤマハ打線をどれだけ抑えられるか、注目して観戦しました。
愛工大
0002000|2 H9 E1
1000000|1 H2 E1
ヤマハ
(7回制)
愛工大
樋口(21)、小野(17)、中村(18)-二村
ヤマハ
佐藤廉(14)、村木(20)、金原(15)-高坏、東
投手成績
愛工大
樋口新 5回 75球 被安打2 四球2 三振3 失点1(自責点0)
小野七斗(愛工大名電 3年) 1回 23球 被安打0 四球1 三振1 失点0
中村優斗 1回 15球 被安打0 四球0 三振1 失点0
ヤマハ
佐藤廉 3回 39球 被安打3 四球0 三振1 失点0
村木文哉(静岡-筑波大 3年目) 2回 34球 被安打4 四球0 三振1 失点2(自責点0)
金原祥太 2回 32球 被安打2 死球1 三振2 失点0
(出場選手)
愛工大
9川間(5) 8宮川(51) 6白井(3) 7尾藤(10) D井町(28)→H袴田(23) 3深見(9) 2二村(1) 5奥山(24) 4渡邉(55)
ヤマハ
4永濱(7) 7舟久保(28) 6相羽(10) 9網谷(5)→8前野(25) D矢幡(1)→H大本(22) 8中田(24)→9→H古川(26) 2高坏(9)→2東(27) 3野澤(23) 5青柳(6)
(試合経過)
1回裏、2死2塁から4番網谷がタイムリー。ヤマハが先制。1-0
4回表、ピッチャー交代、村木。2死1,3塁から7番二村のタイムリー内野安打。8番奥山のタイムリー。愛工大が逆転。2-1
6回表、ピッチャー交代、金原。
6回裏、ピッチャー交代、小野。
7回裏、ピッチャー交代、中村。
愛工大が社会人のヤマハを破りました。
総評
点数は2-1というスコアで1点差でしたが、ヒット数は愛工大が9本に対し、ヤマハが2本。内容的にも愛工大が快勝という試合でした。
愛工大は先発の樋口投手が5回を2安打1失点(自責点は0)。MAXは141㎞。何よりヤマハ打線をまっすぐで押し込めたという実績は自信になりそうです。5回まで投げた経験も大きいですよね。
そして中村投手は圧巻の投球でした。投げたまっすぐはすべて150㎞以上。最速は153㎞。これだけすべて速い球を投げる投手というのはちょっとすぐには思い浮かばないくらい。身体も大きくなっていますし、順調に成長している点も楽しみですよね。
1番の川間選手がマルチ。キャッチャーの二村選手も2安打とマルチでした。捕手は野嵜選手もいるのでどちらを使うのか。監督としては悩みどころかもですね。
ヤマハは2安打というのは寂しい数字。いい当たりのヒットは初回の網谷選手のタイムリーだけでした。
割と主力も出ていたので、少し心配ですが・・・。
高卒3年目の相羽選手はショートで出場。1四球でヒットは無し。守備では安定した動きを披露していました。
佐藤廉投手はさすがのピッチング。今年はエースとして期待されますね。
ピックアップ選手
愛工大 樋口 新 投手(千葉経大附 3年)
先発してヤマハ打線を5回2安打1失点(自責点0)は立派な内容。まっすぐで差し込めていたのが大きいです。
変化球のコントロールもいいですし、試合を作れるのがいいですね。
愛工大 川間 悠貴 外野手(佐世保工 2年)
1番ライトで出場。2安打のマルチ。佐藤廉投手から2本打ったのは自信になりそう。
愛工大 二村 颯馬 捕手(愛工大名電 3年)
7番捕手で出場。2安打のマルチで打点も上げました。肩もいいですし、あとはインサイドワークで信頼を得ていきたいですね。
愛工大 中村 優斗 投手(諫早農 3年)
最終回にマウンドに上がり、まっすぐは全球150㎞。圧巻の内容でした。MAXは153㎞。ヤマハ打線にバッティングをさせませんでした。リーグ戦での登板も楽しみです。
ヤマハ 網谷 圭将 外野手(千葉英和-横浜DeNA 26歳)
4番ライトで出場。初回にタイムリーを放ち、さすがの貫録を見せました。
ヤマハ 佐藤 廉 投手(修徳-共栄大 3年目)
先発して3回を3安打無失点。MAXは141㎞。大学生相手にしっかりと貫録を見せました。3回に1死1,3塁のピンチでしたがゲッツーで切り抜けるところはさすがでしたね。
ヤマハ 金原 祥太 投手(倉敷商-東北福祉大 2年目)
6回からマウンドに上がり2回を2安打無失点。MAXは142㎞。いいものは持っているかな、と感じる投球でした。2年目ですし、大事な試合を任せられるようになっていってほしいですね。
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