愛知-千種 観戦記(2022年春季名古屋地区2次T)

3月30日に春日井球場で行われた第3試合、愛知-千種の観戦記です。
昨夏見て以来、千種の好投手、川端、柳原両投手が見たかったのと、どこまで愛知を相手に投げるか注目して観戦しました。

愛知
000020003|5 H10 E1
000020000|2 H3 E2
千種

愛知
飼沼-漆谷、下窪
千種
東久保、川端、柳原-細谷

投手成績
愛知
飼沼陸玖 9回 129球 被安打3 四死球4 三振8 失点2(自責点1)

千種
東久保治紀(3年) 1/3 10球 被安打1 四球1 三振1 失点0

川端真央 4回1/3 104球 被安打3 四死球5 三振7 失点2(自責点0)
柳原蒼 4回1/3 65球 被安打6 四球2 三振2 失点3

(出場選手)
愛知
6檜山 4杉本 9黒田誠(17)→R竹内(19)→9 8澤野 5松宮→H恩藤(20)→5黒田啓(16) 7中村 3藤谷→R山中(8)→3浅井 1飼沼 2漆谷→2下窪(12)
千種
2細谷 4折笠 8加藤 3大本 9鈴木 5工藤→H川本(14) 7川端(10)→1→7 1東久保(11)→7岡本(18)→1柳原(1) 6小出

(試合経過)
1回表、1死1,2塁でピッチャー交代、川端。1死満塁となるも連続三振で川端が抑えます。
5回表、1死2,3塁からワイルドピッチで1点。更にタイムリーエラーで1点。2死満塁でピッチャー交代、柳原。愛知が2点先制。2-0
5回裏、1死満塁から1番細谷のスクイズが成功。2塁ランナーも送球の間に一気にホームに生還して鮮やかな2ランスクイズが決まって2-2に。
8回裏、1死から1番細谷がヒットで出塁。ここまで2盗塁を決めている細谷を警戒して、愛知はキャッチャーを下窪に交代。2死1,3塁まで千種は責めるも4番大本が倒れ勝ち越しならず。
9回表、1死1,3塁で6番中村を申告敬遠。1死満塁から7番藤谷が前進守備のサードをバウンドして超えていく走者一掃の3点タイムリー2ベース。5-2と愛知が勝ち越し。
愛知が競り勝って県大会進出を決めました。

総評

愛知は苦しい試合でした。
千種の好投手、川端投手、柳原投手に苦戦。なかなかチャンスも作れない展開でした。
5回はもらったチャンスで相手の自滅もあって2点を奪いましたが、その後はランナーは出すも大きなチャンスを作れず。それでも千種の攻撃をかわしながら、9回に作ったチャンスで勝ち越し。1チャンス2チャンスを活かした底力はお見事でした。
エースの飼沼投手が最後までよく投げました。8回は2死2塁からピッチャー返しの打球をグラブに当ててショートへ転がり、内野安打となったものの、抜けていたら1点入っていたかもしれない場面。こういう経験は今後活きてきそうです。
千種は2ランスクイズは本当に鮮やかでした。最後まで戦う姿勢もお見事。
先発の東久保投手は左で通用すれば、と思って行かせたのでしょうが、調子が良くないとみるやあっさりと交代。結果上手くいって接戦に持ち込みました。
このあたりの見切りは見事でしたね。
投手は両投手とも力があります。あとはバックの盛り立て。守備、攻撃の強化を図って夏に臨んでほしいですね。

ピックアップ選手

愛知 飼沼 陸玖 投手(3年)

9回を3安打完投。MAXは132㎞。ややスライドするまっすぐが特徴的。相手に捉えさせない投球が光りました。最後まで球威が落ちなかったのもお見事。

愛知 檜山 大翔 内野手(3年)

1番ショートで出場。3安打1四球と1番打者の役割をしっかりと果たしました。2ベース2本とパンチ力もありますね。

愛知 藤谷 悠大 内野手(2年)

9回、1死満塁でいい当たりとは言えないながらもしぶとく打って3点タイムリー2ベース。何とかとらえようという気持ちが素晴らしかった。2安打1四球と活躍。

千種 川端 真央 投手(3年)

初回、いきなりマウンドへ。いきなり死球で満塁まで行くもそこから2奪三振。5回途中までに7つ三振を奪い、球威のあるところを見せました。MAX134㎞をマーク。
ややばらつきがあって、球数が増えたことが反省材料。もう少し簡単に打たせられるようになると楽になりますよね。

千種 柳原 蒼 投手(3年)

右のオーバーハンド。MAX130㎞でした。コントロールが良く、インコースに攻められる技術も持っています。9回は四球からでしたが、きわどいボールでしたし、攻められないかな・・・。

千種 細谷 一平 捕手(3年)

小柄な捕手ですが、1番を打っているように足が速く2盗塁。5回には難しい球を転がしての2ランスクイズ。8回にはヒットを放って相手のキャッチャーを変えさせる等、活躍が目立ちました。

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