ホンダ鈴鹿-東邦ガス 観戦記(2021年都市対抗野球東海地区2次予選)

9月22日に岡崎球場で行われた第2試合、ホンダ鈴鹿-東邦ガスの観戦記です。
第1代表ベスト4をかけた最後の一戦。試合前から雨が降りしきる中、プレーボールとなりました。

ホンダ鈴鹿
000000000|0 H4 E0
10000010X|2 H7 E1
東邦ガス

ホンダ鈴鹿
森田(21)、福島(12)、八木(18)、井村(17)-長
東邦ガス
辻本(19)-氷見

投手成績
ホンダ鈴鹿
森田駿哉(富山商-法政大) 3回1/3 47球 被安打5 死球1 三振2 失点1

福島孝輔 2回2/3 32球 被安打0 四球0 三振3 失点0
八木玲於(敦賀-天理大) 2/3 14球 被安打1 四球1 三振0 失点1

井村勇介(高蔵寺-至学館大) 1回1/3 16球 被安打1 四球0 三振0 失点0

東邦ガス
辻本宙夢 9回 136球 被安打4 四球2 三振2 失点0

(出場選手)
ホンダ鈴鹿
8栗原(29) 4河津(23)→6鈴木(2) 6貞光(5)→4→5 D畔上(10) 9長野(1)→7 7松本桃(4)→R小川(25)→9 5西林(31)→H中村(0)→4照屋(6) 3庄司(26) 2長(27)→H西川(24)→R岡澤(28)
東邦ガス
7小林(0)→7水本(1) 5虎谷(5) 4比嘉(8) 3若林(6) D柴田(9) 9上内(3)→9木村(31) 8大島(4) 6高垣(10) 2氷見(2)

(試合経過)
1回裏、1死1,3塁からワイルドピッチで1点。東邦ガスが先制。1-0
4回裏、1死1,3塁でピッチャー交代、福島。ここは8番高垣を遊飛、9番氷見を三振に打ち取ってピンチ脱出。
7回裏、無死1塁から高垣のバントで1塁ランナーの大島が好走塁で3塁を陥れ、1死3塁。ここで9番氷見が犠牲フライ。2-0。さらに1番小林に四球を出したところで中断に入ります。
1時間後、グランド整備され試合再開。ここでピッチャー交代、井村。井村が抑えますが2-0に。
辻本は中断後も続投。
8回表、9回表ともに先頭を出すもしっかりと後続を抑えて完封勝利。東邦ガスが勝ちました。

総評

東邦ガスはやはり辻本投手に尽きる試合。
試合前から雨は結構降っていたのですが、なぜか辻本投手がマウンドに行くと強くなる雨。降板すると止んでくる。
そんな中でもまったく崩れずにランナーを出してもあわてない。バックもこれに応えてゲッツーを3つ取って辻本投手をしっかり支える。
さすがに1時間の中断後に交代するかな、と思いましたがそのまま続投。そんな厳しい状況でも8,9回と抑えて勝利に導きました。
打線も森田投手に先制パンチを浴びせて先制。その後追加点が奪えずにいやな流れになりかけましたが、7回には大島選手の好走塁から1点を取る素晴らしい攻め。
やはり辻本投手が投げる時の東邦ガスは強いと思いました。
ここからは間隔が狭まってきますが、打線も好調ですし、いい戦いができそうです。
ホンダ鈴鹿は雨が強くなった時に自ら中断を申し出る賭け。試合は成立していたので、そのまま敗戦もありえましたが、思惑通り間が空いての再開となりました。
それでも辻本投手は攻略できず。相手が上だった、という試合でした。
森田投手は中2日での先発。正直驚きました。さすがに長いイニングは引っ張りませんでしたが、やはり立ち上がりは前回の内容には及ばず。
福島投手がロングリリーフをして投手陣を救いましたが、辻本投手は崩せませんでしたね・・・。
ここからは負けが厳しくなる試合が続きます。投手起用をどうするかも注目ですね。

ピックアップ選手

※年齢は2021年末の満年齢

ホンダ鈴鹿 福島 孝輔 投手(大阪桐蔭-同志社大 25歳)

基本ピンチでのマウンドに上がっての火消し役、ショートリリーフが主ですが、この日は4回に火消しに成功後、2イニングをパーフェクトに抑えました。
こういう存在ができたのは大きいですね。この後の戦いにも活きてきそうです。

ホンダ鈴鹿 長野 勇斗 外野手(三重-青山学院大 25歳)

辻本投手からマルチを記録。チーム唯一の2安打となりました。ランナーいるところで回したい打者。

ホンダ鈴鹿 鈴木 大輔 内野手(東邦-東海大 24歳)

途中出場ながら、ヒットを1本放ちました。守備を買われていますが、打撃もいいものを持っています。

東邦ガス 辻本 宙夢 投手(静岡-駒澤大 25歳)

もはや大エースという感じになっています。投げにくいマウンドの中、三振少な目で本来の調子ではなかったように思いますが、それでも完封。素晴らしいです。

東邦ガス 比嘉 龍寿 内野手(興南-亜細亜大 24歳)

2安打とマルチを記録。1回には得点につながるヒットでチャンス拡大となりました。シュアなバッティングが光ります。

東邦ガス 氷見 泰介 捕手(豊川-明治大 25歳)

辻本投手を投げにくいマウンドから好リードで引っ張りました。打っても貴重な2点目の犠牲フライは150㎞の八木投手のまっすぐを打っての当たり。攻守でチームに貢献。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示