大垣日大-享栄 観戦記(2021年秋季東海大会)

10月31日に岡崎球場で行われた第1試合、大垣日大-享栄の観戦記です。
愛知県1位の享栄は久々の甲子園が期待される中の大事な初戦。どんな試合を見せるか注目して観戦しました。

大垣日大
010001100|3 H9 E0
200000000|2 H9 E0
享栄

大垣日大
五島(1)、山田(7)-西脇
享栄
藤本(1)-関

投手成績
大垣日大
五島幹士(2年) 5回1/3 87球 被安打8 四球1 三振3 失点2

山田渓太 3回2/3 49球 被安打1 四死球2 三振4 失点0

享栄
藤本逸希 9回 140球 被安打9 四死球5 三振4 失点3

(出場選手)
大垣日大
9河村 4伊藤 1五島→7 2西脇 6米津 7山田→1 8後藤(18)→8長澤(8) 3山崎(14) 5袴田
享栄
9西田 6大橋 8高田 4吉田→5 7太田→R眞野(13)→4片岡(18) 3小笠原 1藤本 2関 5山口→H青山(19)→7篠谷(20)

(試合経過)
1回裏、1死2塁から3番高田のタイムリー。2死1,3塁から6番小笠原がタイムリー。享栄が2点先制。2-0
2回表、2死無走者から内野安打と四球で1,2塁となり、1番河村がタイムリー。2-1
6回表、2死3塁から1番河村の遊ゴロが内野安打となりタイムリー。2-2
6回裏、1死1,2塁でピッチャー交代、山田。ここは8番関が捕邪、9番山口が三振に倒れ勝ち越しならず。
7回表、2死1,2塁から6番山田のセカンド右を抜けるタイムリー。大垣日大が逆転。3-2
大垣日大が競り勝ちベスト4進出。

総評

享栄はもったいない試合。まずはバント失敗が3度。(3回に無死1塁から、6回にも無死1塁から、8回にも無死1塁から)8回のは1球ファールの後、サインを切り替えてピッチャーフライに倒れた形に。ただ、すべてバント支持を出したのは1年生なんですよね。その前にヒットを打っていた選手でしたし・・・。正直サインを出した方の責任かな、と感じます。
そして、6回表の大垣日大のタイムリー内野安打はショートが待ってしまってのタイムリーに。前に出て攻めの守備ができていたら・・・。雨もあったし、1年生ショートの大橋選手。これは責めるのは酷かな。
藤本投手は正直あんまり良くなかったと思います。序盤は変化球ばかりでしたし。それでも何とかしのいでいたのですが、5回、6回と先頭バッターが2ベース。7回も先頭バッターがヒット。序盤から粘り強く攻撃をしていた大垣日大の粘りが活きたかな、とも感じますね。
大垣日大は全力疾走など、やるべきことができていたのが活きた形でした。継投も見事でしたし。
そして勝ち越しは2塁ランナーが3盗のスタート。ランエンドヒットの形でしたが、こういうのは東邦時代からの阪口さんのお家芸。久々に見て懐かしく、そしてさすがと感じるプレーでした。
その時のヒットもセカンド追いつけそうでしたし・・・。球際の弱さが享栄は出てしまいました。
大垣日大はしてやったりの試合でした。こういう勝負強さもさすが阪口さんですね。。。
ベンチの差を感じた試合でした。

ピックアップ選手

大垣日大 山田 渓太 外野手・投手(1年(7))

7回の勝負所でタイムリー。それ以上に、6回のピンチでリリーフに上がって抑えて、そこから見事な投球。MAX135㎞をマーク。今後の伸びも楽しみです。

大垣日大 河村 岳竜 外野手(2年(9))

1番ライトで出場し、2安打がいずれもタイムリー。6回の内野安打は俊足が活きたプレーでした。

大垣日大 西脇 昂暉 捕手(2年(2))

4番捕手で出場。申告敬遠を含む3四死球。警戒されながらもヒットも1本放ちました。セカスロも1.9秒をそろえますし、好捕手です。好リードも光りました。

享栄 藤本 逸希 投手(2年(1))

まっすぐのMAXは137㎞。本来の球威ではなかったと感じます。それでも試合を作る能力は高い。ただ、もう少し自分の球威を信じてまっすぐを組み込んでの組み立てを見せてほしかった。
試合翌日の新聞で腰に不安を抱えていたことが出ていましたね。それならば納得です。なんとか万全に迎えさせてほしかったですね。

享栄 太田 天 外野手(2年(7))

5番レフトで出場。2安打1四球と活躍。バットコントロールの良さを感じます。

享栄 高田 洸希 外野手(1年(8))

3番センターで出場。2安打1四球。初回には見事な先制タイムリー。3回は無死1塁で打たせてほしかった。

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