慶應大-立教大 2回戦 観戦記(2021年春季東京六大学野球)

5月16日に神宮球場で行われた慶應大-立教大の観戦記です。
勝った方が優勝に近づく大事な1戦。時折雨が降る中、熱戦となりました。

慶應大
000001030|4 H5 E0
001000000|1 H4 E0
立教大

慶應大
増居、橋本達-福井
立教大
池田陽、栗尾、宮、野口、石元-黒岩

投手成績
慶應大
増居 7回 92球 被安打3 四球2 三振3 失点1
橋本達 2回 39球 被安打1 四球2 三振3 失点0

立教大
池田陽 3回 30球 被安打1 四球0 三振2 失点0
栗尾 3回 41球 被安打1 四球2 三振0 失点1
宮 2回 44球 被安打2 四球2 三振2 失点3
野口 1/3 9球 被安打1 四球1 三振0 失点0
石元 2/3 10球 被安打0 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
慶應大
4廣瀬 8渡部遼 2福井 3正木 5下山 7萩尾→H北村→7新美 9橋本典 6朝日 1増居→H若林→1橋本達
立教大
8道原 6井上剛→H柴田颯→1野口→1石元 9太田 4山田 3東 7宮崎 5佐藤→H中莖→5池田哲→6→H森村 2黒岩 1池田陽→H寺嶋→1栗尾→1宮→H吉岡→5齋藤大

(試合経過)
1回表、先頭の廣瀬が2ベース。送って1死3塁から3番4番が倒れ先制ならず。
3回裏、1死3塁から2番井上剛の遊ゴロの間に1点。立教大が先制。1-0
4回表、2死2,3塁から代打北村のレフトフライをレフトが好捕。ファインプレー。
6回表、先頭の1番廣瀬がソロホームラン。1-1
8回表、2死1,2塁から4番正木が勝ち越しとなる3ランホームラン。4-1
9回表、1死1,3塁でピッチャー交代、石元。ここは連続三振でピンチ脱出。
慶應大が逆転で勝ちました。

総評

慶應大が逆転勝ち。
勝った方が優勝に近づく大事な試合。やはり緊迫した試合に。立教大がやや押し気味に試合は進めていた印象だったのですが、6回表に1番の廣瀬選手が逆方向に一発。
8回表も廣瀬選手の四球からチャンスを作り、4番正木選手が試合を決める見事な3ランホームランを放ちました。
8回表は同点で好投していた増居投手に代打を出して勝負を仕掛けた慶應大。この回にしっかりと応えた選手たちが見事でした。
立教大は継投で戦ってきたチーム。その通りの戦いをしましたが、この日は一発攻勢に敗れた形。
でもこういう一貫とした戦いはいいと思います。まだ優勝の可能性は残るし、最後まで頑張ってほしいですね。
慶應大がマジック1。いよいよ大詰めですね。

ピックアップ選手

慶應大 廣瀬 隆太 内野手(慶應2年)

同点ホームランを含む長打2本。勝ち越しのきっかけも彼の四球からでした。1番打者としてチームを引っ張る活躍が見事でした。

慶應大 正木 智也 内野手(慶應4年)

初回にチャンスで打てず。勝負所で回ってきた8回に一発回答。レフト中段まで運ぶ見事なホームランでした。これでリーグ戦3本目。長距離砲は魅力ありますね。

慶應大 増居 翔太 投手(彦根東3年)

7回3安打1失点としっかりと試合を作って勝利に貢献。これぞ勝てる左腕の見本ですね。

立教大 山田 健太 内野手(大阪桐蔭3年)

3打数1安打1四球。チャンスで回れば何とかしてくれそうな気がしたのですが、初回以外は先頭バッター。打順の巡りが悪かった。

立教大 池田 陽 投手(智辯和歌山2年)

先発で3回を1安打無失点。1回の立ち上がりの大ピンチをしのいで、2回3回はスイスイと抑えました。毎試合スターターとして任される信頼感。エースへ上がっていくのを期待したいですね。

立教大 井上 剛 内野手(佐久長聖3年)

2番ショートで出場。守備が素晴らしく、5回は素晴らしい動きで2つファインプレーをしてピッチャーを助けました。打っても3回に唯一の打点。3打数1安打と結果を出しました。

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