至学館-豊川 観戦記(2023年春季愛知県大会)

4月30日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた至学館-豊川の観戦記です。
雨で大幅に試合が遅れ、14時開始に。シード権獲得後の試合でしたが至学館はエースの伊藤投手を立ててきました。

至学館
122103000|9 H18 E1
000202000|4 H12 E0
豊川

至学館
伊藤(1)、山本(8)、伊藤(1)-磯村新
豊川
伊藤(5)、鈴木爽(10)、平野(11)、川口(1)-服部

投手成績
至学館
伊藤幹太 8回2/3 134球 被安打8 四球1 三振7 失点2
山本航(3年) 1/3 19球 被安打4 四球0 三振0 失点2

豊川
伊藤隆成(3年) 2回 42球 被安打3 四死球4 三振0 失点3

鈴木爽太 2回 51球 被安打5 四球1 三振1 失点3
平野将馬 3回 46球 被安打7 四球0 三振1 失点3
川口颯太(3年) 2回 34球 被安打3 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
至学館
8佐野(17) 3清水(4)→H犬飼(7)→3山田(9) 9山本(8)→1→9 4竹村(6)→6 5高橋 1伊藤→9→1 7細川(20)→6杉本(18)→H五日市(3)→R廣瀬(14)→4→H磯村李(12)→R庄司(19)→4 2磯村新 6エガレバ(13)→H森(15)→7→H梶浦(16)→7
豊川
3遠渡 7内藤→1平野(11)→H細江(13)→1川口(1)→H岡田(12) 9束野 8モイセエフ 1伊藤(5)→1鈴木爽(10)→H林(17)→7 4青木 6鈴木貫 5岸本(16)→H榊原(20)→5中神(15) 2服部→H柴山(18)

(試合経過)
1回表、無死1,3塁から3番山本の2ゴロの間に1点。至学館が先制。1-0
2回表、1死1,3塁から9番エガレバのセーフティスクイズが成功。2死2塁から1番佐野がタイムリー2ベース。3-0
3回表、ピッチャー交代、鈴木爽。1死満塁から代打森のスクイズがホーム野選となり1点。更に1死満塁から1番佐野が押し出し四球。この回2点。5-0
4回表、1死3塁から6番伊藤が犠牲フライ。6-0
4回裏、2死1,2塁から7番鈴木貫がタイムリー。2死1,3塁からダブルスチールが成功。2点を返し、6-2
5回表、ピッチャー交代、平野。
5回裏、2死1塁でピッチャー交代、山本。
6回表、2死1,2塁から代打五日市、8番磯村新、代打梶浦の3連続タイムリー。9-2
6回裏、無死1,3塁から6番青木、7番鈴木貫がタイムリー。ここでピッチャー交代、伊藤。9-4
8回表、ピッチャー交代、川口。
至学館が快勝。

総評

至学館が快勝。
初回からバスター、スクイズ×2、犠牲フライ等で効果的に点を重ねてリードを広げ、連投でどうかと思われた伊藤投手は初回に1死2,3塁のピンチを招きながらしのぐと、4回に連打で2点を失ったものの、試合を作ります。
5回途中から山本投手にスイッチするも、6回に4連打を喰らい、再度伊藤投手が登板。そこからしっかりと0で抑えた当たりはさすがプロ注目ピッチャーという感じでした。最終回に140kmをマークするなど、投球マネジメントも出来ていました。
至学館としては伊藤投手の次というところが夏に向けての課題になりそうです。本来でしたら山本投手が2枚看板だったのですが、故障もあってか調子を落としているようですね。ここから夏に向けてあげていってほしいところ。
1番の佐野選手が3安打で2本の長打。足のある選手ですが、打撃の良さも見せてくれました。
麻王監督の最後の夏に最高の結果が出せるように、残り2か月頑張ってほしいですね。
豊川はエースの川口投手が最後に2イニング投げましたが、基本的には他の投手で戦う形。鈴木爽投手、1年生の平野投手といいものは見せてくれました。打たれたのもいい経験にしてほしいですね。
打つ方は4回、6回に連打が出て得点。こういう攻撃を心掛けていってほしいです。
束野選手の身体能力の高さが気になりました。いい選手ですね。

ピックアップ選手

至学館 伊藤 幹太 投手(3年)

先発して途中下がるも山本投手が失点したところで再びマウンドへ。その後もしっかりと抑えてさすがという投球を見せました。最終回にMAX142kmをマーク。四球は初回の1つだけと抜群のコントロールを持っています。連投でしたがしっかりと投げ切ってタフさも見せましたが、夏のことを考えると伊藤投手以外の投手も作っていきたいですよね。

至学館 佐野 瑛哉 外野手(3年)

1番センターで出場。3安打、2四球としっかりと出塁して1番の役目を果たしました。盗塁も決めて走力の高さも披露。広角に打てる打撃も非凡です。

至学館 高橋 翼 内野手(3年)

4番を打っているイメージでしたがこの日は5番。ここで3安打を放ち、ベンチに向けてもしっかりとアピールしました。守備も安定感が増しましたね。

豊川 鈴木 貫太 内野手(2年)

7番ショートで出場。3安打の猛打賞でタイムリー2本。しぶとく食らいつく打撃を見せました。守備でも安定した守備を見せて能力の高さを披露。

豊川 林 優翔 外野手(1年)

4回に代打で起用されてヒット。そのまま守備について次の打席でもヒットを放ちマルチを記録。1年生とは思えない巧打を見せました。

豊川 鈴木 爽太 投手(2年)

左のオーバーハンド。MAXは131km。細身の2年生ですので、まだ成長が期待出来そう。リリースが速く、写真で撮りにくい選手でした。

豊川 平野 将馬 投手(1年)

5回からマウンドへ。MAX134kmをマークして1年生とは思えない球威を見せる。投げっぷりの良さが特徴的。6回は連打で捕まりましたが、次の回も投げて抑えたことは自信にしてほしいですね。

豊川 束野 希空 外野手(3年)

3番ライトで出場。ヒットは1本でしたが、長打力もありそうなバッターで、守備では肩の良さを見せて身体能力の高さを感じました。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示