豊田工科-名経大市邨 観戦記(2022年秋季愛知県大会)

9月10日に豊田球場で行われた第2試合、豊田工科-名経大市邨の観戦記です。
名経大市邨の西村投手は夏で中京大中京に好投して、注目したいと思った投手。彼の投球を見に球場に足を運びました。

豊田工科
000001000|1 H5 E2
00000020X|2 H8 E0
名経大市邨

豊田工科
針久保(1)-仲川煌
名経大市邨
西村(1)-川崎

投手成績
豊田工科
針久保聖斗 8回 101球 被安打8 四死球4 三振1 失点2(自責点1)

名経大市邨
西村虎冴 9回 131球 被安打5 四球3 三振14 失点1

(出場選手)
豊田工科
6仲川蒼 2仲川煌 8山田(3) 9青木 1針久保 7山崎 3板倉(18) 5鈴木→H藤原(20) 4西村
名経大市邨
8長峯 4深田 3神田 6米川 2川崎 9山本 7仲 1西村 5貴田

(試合経過)
6回表、2死2塁から4番青木がタイムリー2ベース。均衡破り豊田工科が先制。1-0
7回裏、1死2塁となったところで試合が中断し、その前のプレーで審判の判定の不手際があり、それを本部が指摘。試合を一旦戻そう(無死ランナー無しへ)とした場面がありました。これに名経大市邨が不服申し立てを行い、結局協議の結果、1死2塁で試合が再開。この直後に1番長峯がタイムリー。ここで返球の際にエラーが出て、バッターランナーが3塁へ。更に1死3塁から2番深田がタイムリーを放ち逆転。2-1に。
8回裏、2死2塁から7番仲のヒットで2塁ランナーがホームを突くもタッチアウトに。
結局名経大市邨の西村が完投。14奪三振を奪い、力のあるところを見せました。

総評

試合経過に書きましたが、7回裏は豊田工科は気の毒な流れになりました。審判の判定の不手際とはランナー無しでピッチャーが投球の途中でボールを落とし、3塁側にコロコロ。これをボールとしてしまったこと。(本来はノーカウント)そして次のボールで四球となり、送りバントを決めたところで本部からストップがかかり、先ほどの判定がおかしいから、ノーカウントで四球になる前に戻そうとした。これが一連の流れです。
名経大市邨はランナーが出ていたことで、1死2塁から行うのが筋だろ、ということでクレーム。本部から審判も出てきて5分くらい協議して、結局元の1死2塁から行うことに。豊田工科が引き下がったからよかったですが・・・。そこから名経大市邨は2得点。豊田工科には不運としか・・・。
自分はボールを落としたときにボールの判定はおかしいと気づきましたが、そのままほかの審判も指摘せずにスルー。お互いのベンチもスルー。だから、本部が指摘しなければ何もなかったと思うんですよね。もちろん最初に判定を間違えた球審さんが悪いのですが・・・。若い審判さんで気の毒な状況でした。
名経大市邨の西村投手は夏に見た時より、かなり抑えて投げている印象で、MAXも132㎞。ただ、最終回に130㎞をマークしたように、長いイニングを投げるために、マネジメントをしながらの投球でした。
要所で力を入れて三振を奪い、14奪三振。やはり楽しみな投手ではあります。
豊田工科の針久保投手は左で110㎞に満たない球速。それでも上手くコースを突いて粘っていました。毎回ランナーを出しながら失点は7回の2点のみ。バックも良く守りましたね。
名経大市邨はバントを多用するも、点数につながらず。もう少し色々仕掛けてもいいかもですね。西村投手を楽にするために、まずは1点という考えだったと思いますが。

ピックアップ選手

豊田工科 針久保 聖斗 投手(2年)

左のオーバーハンド。110㎞に満たない球速ですが、まっすぐがあんまりなく、なかなか名経大市邨もとらえきれず。丁寧な投球でゴロアウトが多かった。持ち味を発揮した形だったと思います。

豊田工科 青木 丈真 外野手(2年)

6回に先制となるタイムリー2ベースを放つ。さすが4番という当たりでした。

豊田工科 山田 駿汰 外野手(2年)

3番センターで出場。2安打とチーム唯一のマルチを記録。盗塁も決める等足も魅せました。

名経大市邨 西村 虎冴 投手(2年)

右のオーバーハンド。完投を考えて序盤はあまり力を入れずに投げている印象。それでもMAX132㎞をマーク。最終回でも130㎞出ていましたし、マネジメントをしながら14奪三振はお見事。
冬にしっかりと身体を作って、来春にもう一度見たい投手ですね。

名経大市邨 深田 阿斗 内野手(2年)

2番セカンドで出場。7回には勝ち越しタイムリーを放つなど2安打。犠打も2つ決めて全打席で仕事。守備でも好プレーを見せてチームの中心として活躍しました。

名経大市邨 米川 晴稀 内野手(2年)

4番ショートで出場。2ベースを含む2安打を記録。

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