広島経済大-福岡大 観戦記(2021年全日本大学野球選手権)

6月8日に東京ドームで行われた第1試合、広島経済大-福岡大の観戦記です。

広島経済大
000000100|1 H4 E0
00011000X|2 H13 E0
福岡大

広島経済大
石本、倉本、久保、安岡-大谷、免田
福岡大
村上-田中

投手成績
広島経済大
石本 4回1/3 78球 被安打8 四球1 三振2 失点2
倉本 1回1/3 26球 被安打2 四球0 三振2 失点0
久保 1/3 5球 被安打0 四球0 三振1 失点0
安岡 2回 37球 被安打3 四球1 三振3 失点0

福岡大
村上 9回 110球 被安打4 四球0 三振10 失点1

(出場選手)
広島経済大
7祢屋 4神向 3森口 6白金 9山根 8田内 D小田→H山内 2大谷→2免田 5福家悠→R牧野→5田村
福岡大
8仲田 D原 4櫻田 9井上 6永江 7園田 3本多 2田中 5中村

(試合経過)
4回裏、1死2塁から7番本多がタイムリー2ベース。尚も1死1,3塁でスクイズを仕掛けるも失敗。1点止まり。1-0
5回裏、1死2塁から4番井上がタイムリー。2-0。ここでピッチャー交代、倉本。
5回まで福岡大の村上はパーフェクトピッチング。
6回2死から9番福家悠が初ヒット。パーフェクトが途切れます。
6回裏、2死2,3塁でピッチャー交代、久保。ここは三振に斬ってとります。
7回表、2死から4番白金が2ベース。5番山根がタイムリー。2-1
7回裏、2死満塁のチャンスも得点ならず。
福岡大が勝ちました。

総評

試合としては福岡大が終始ペースを握る試合。なのですが、点がなかなか取れない。
結局8回まで毎回安打。得点圏に進めること6回。それで2点だったのは厳しい、というか負けなくて良かったというところ。
ただ広島経済大の投手陣が良く粘ったともいえます。目立った投手はいないのですが、2番手の倉本投手は変則フォームでしたし、左の久保投手を上手く挟むなど、継投も上手かった。
途中までは全く手も足も出ない感じの打線でしたが、7回に1チャンスで1点取った。8回にもあわやホームランという当たりの2ベースでチャンスを作った。この経験をレベルUPの糧にしてほしいですね。
福岡大は打線は好調。村上投手も最終回にMAX145kmをマークするなど投球の上手さも光りました。後はどうやって点を取るか。あまり考えすぎず、自分たちの打撃を続けてほしいですね。

ピックアップ選手

広島経済大 福家 悠太 内野手(倉敷商 1年)

パーフェクトに抑えられていた打線でチーム初ヒットを6回に放ち、8回表にはフェンス直撃のあわやの一撃を放ちました。しっかりと振れるバッターですね。

広島経済大 白金 浩樹 内野手(呉港 4年)

4番ショートで出場し、7回表に2ベースを放ち、ホームに返ってきました。

広島経済大 安岡 拳児 投手(高知 1年)

リリーフでマウンドに上がり、2回を無失点。ランナーを出したものの0で踏ん張ったのはいい経験になります。MAX141km。上背も182㎝とあり、まだまだ伸びそう。

福岡大 村上 幸人 投手(九産大九州 3年)

最終回にMAX145kmをマークするなど、余力を残しながらも相手バッターを打ち取り4安打1失点で完投勝利。リーグ戦で42イニング1失点という圧倒的な力を披露しました。

福岡大 井上 絢登 外野手(久留米商 4年)

4番で2点目となるタイムリーを含む2安打。タイムリーは3度目のチャンスに応えた一打でした。

福岡大 櫻田 晃生 内野手(真颯館 3年)

守備で村上投手を救うプレーを何度も見せ、打っても2安打。5回は1死1塁から盗塁を決めてタイムリーのお膳立てをしました。

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