岐阜聖徳学園大-静岡産業大 観戦記(2022年秋季東海地区大学リーグ東海大会)

10月22日に長良川球場で行われた第2試合、岐阜聖徳学園大-静岡産業大の観戦記です。
岐阜聖徳学園大が試合前は優位かと思っていたのですが・・・。思っていたのと違う展開になりました。

岐阜聖徳学園大
000000100|1 H5 E2
11004000X|6 H11 E1
静岡産業大

岐阜聖徳学園大
橋本(21)、田畑(20)、有賀(13)、林(17)-反頭
静産大
見目(17)-大崎

投手成績
岐阜聖徳学園大
橋本達也(飛騨高山 4年) 4回1/3 74球 被安打7 四球0 三振2 失点5(自責点2)

田畑修志(啓新 4年) 2/3 14球 被安打1 四球1 三振0 失点1(自責点0)

有賀達彦 2回 26球 被安打1 四球0 三振5 失点0
林晴真(大垣日大 2年) 1回 12球 被安打2 四球0 三振1 失点0

静産大
見目大弥 9回 98球 被安打5 四球1 三振3 失点1

(出場選手)
岐阜聖徳学園大
8長岡(8) 4内田力(4) 9前田(22) 3牧内(33) 2反頭(10) 5原田(25) 7松波(3) 6横尾(5) 1橋本(21)→1田畑(20)→H勝亦(13)→1有賀(17)→H矢岸(9)→1林(17)
静産大
5谷川(10) 8池田(8) 9後藤(13) 7松富(5) 3渡邉(1) 4杉本(7) 2大崎(22) 6大野(6)→R森谷(1)→6大上(16) 1見目(17)

(試合経過)
1回裏、1死3塁から3番後藤の2ゴロの間に1点。静産大が先制。1-0
2回裏、先頭の5番渡邉が特大のホームラン。2-0
4回表、無死1,3塁から4番牧内の3ゴロで5-4-3のゲッツー。3塁ランナーが動けず。5番反頭も倒れて得点ならず。
5回裏、1死1,2塁から2番池田がレフトへヒット。レフトが弾んでバウンドが変わったところをもたつく間にランナー生還。1死満塁でピッチャー交代、田畑。4番松富が押し出し四球。5番渡邉の強い3ゴロでホームアウト、1塁転送が打者走者の背中に当たりその間に2塁ランナーが生還。2死1,3塁から6番杉本がタイムリー。この回4点。6-0
6回裏、ピッチャー交代、有賀。
7回表、2死3塁から6番原田の内野安打で1点。6-1
8回裏、ピッチャー交代、林。
静産大が勝ち、三連盟王座戦進出を決めました。

総評

静産大の打撃、特に1年生の池田選手、渡邉選手がえぐい打撃を見せて、1,2回に得点をして優位に。
投げても1年生の見目投手が100球未満で完投。6番の杉本選手もタイムリーがあり、1年生カルテットの活躍が素晴らしかったです。
4年生の活躍もありましたし、チーム全員が力を発揮した試合でした。
渡邉選手のホームランはレフトの屋根の上に当てるとんでもない当たり。昔中日のブランコがそんな打球を打った記憶がありますが・・・。それに匹敵するホームランでした。1年生というのが末恐ろしい。楽しみな選手です。
岐阜聖徳学園大は1回裏、1死3塁のピンチで前進をせず。結果2ゴロで1点となりました。完全に結果論ですが、1点を防ぎに行けば防げた打球。ただ、この時点で点は取れると踏んでいたんでしょうが・・・。
もう一つ4回表に無死1,3塁から3ゴロで3塁ランナーがホームに突っ込めずにゲッツー。ここもゴロでホームに行けていたら・・・。サインが抜けてからだったんでしょうが、1点でも取っていたらかなり違ったと思うだけに大きな場面になりました。
ただエースの橋本投手が攻略されたところで苦しかったですね。有賀投手が素晴らしかっただけに、先発だったら、ということも言えますが、やはり4年生エースで行くのは当然ですから。
静産大が強かったな、という試合でした。三連盟でも1年生と上級生が上手く嚙み合って勢いに乗りたいですね。

ピックアップ選手

岐阜聖徳学園大 有賀 達彦 投手(東海大諏訪 2年)

6回からマウンドに上がり、2回を1安打無失点。5奪三振とキレキレの球を投げていました。秋は好調で、その実力を見せた形に。
来年からはエースとして、チームの優勝に導ける活躍を期待したいです。

岐阜聖徳学園大 前田 大成 外野手(滝川二 1年)

3番ライトで出場。7回に先頭で2ベースを放ち、ホームを踏みました。

岐阜聖徳学園大 横尾 慎一郎 内野手(島田樟誠 2年)

8番ショートで出場。3回にチーム初安打。次の打席も惜しいセンターライナーと、見目投手を捉えていました。

静岡産業大 渡邉 笑生 内野手(知徳 1年)

5番1塁で出場。とにかくホームランの打球がすさまじかった。次の打席でも鋭いライナーでライトへ。とにかく打球の速さ、強さがすごい。末恐ろしい1年生です。

静岡産業大 池田 翔 外野手(浜松江之島 1年)

2番センターで出場。第1打席で逆方向のライトへフェンス直撃で3ベース。5回にはレフトへヒットを放ち、2得点に絡む活躍がお見事でした。対応力が高い選手です。

静岡産業大 見目 大弥 投手(掛川東 1年)

先発し6点の援護があったとはいえ、最後まで投げ切って完投。岐阜聖徳学園大がどんどん打っていったというのもありますが1四球で98球での完投はお見事でした。

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