三菱自動車岡崎-ジェイプロジェクト 観戦記(2020年都市対抗東海地区2次予選)

9月15日に行われた都市対抗東海地区2次予選、第2試合、三菱自動車岡崎-ジェイプロジェクトの観戦記です。
昨年代表になっている三菱自動車岡崎に対し、ジェイプロジェクトがどこまで食らいつくか、注目して観戦しました。

三菱自動車岡崎
000000300|3 H5 E2
100000201|4 H12 E0
ジェイプロジェクト

三菱自動車岡崎
仲井、北畑、坂巻、神原-清水
ジェイプロジェクト
白崎、保坂-松田

投手成績
三菱自動車岡崎
仲井 5回 93球 被安打7 死球1 三振3 失点1(自責点0)
北畑 1回2/3 17球 被安打1 四球0 三振0 失点1
坂巻 1回 31球 被安打2 四球2 三振1 失点1
神原 1回 20球 被安打2 四球1 三振0 失点1
ジェイプロジェクト
白崎 7回 98球 被安打5 四死球3 三振2 失点3
保坂 2回 25球 被安打0 四死球2 三振2 失点0

出場選手
三菱自動車岡崎
8飯嶌 5豊住 6中野 D西川→R冨澤 9福永 4堂→R宇都口→4 7大西 2清水 3小室
ジェイプロジェクト
5今井 7今津→9高田 4片岡 3田中 D伊藤大 2松田 8橋本 9林田→7西銘 6前田

(試合経過)
1回裏、2死2塁から4番田中がタイムリー。ジェイプロジェクトが先制。
先制後の1回裏は2死2,3塁、その後2回~5回までジェイプロジェクトは毎回得点圏のランナーを出しながら仲井投手の粘りの投球に追加点を奪えず。
7回表、2死1,2塁から8番清水の2点タイムリー2ベースで逆転。9番小室もタイムリーで続きこの回3点。3-1に。
7回裏、2死1塁でピッチャー交代、坂巻。2死1,2塁からワイルドピッチ、パスボールと出て1点。更に2死1,3塁から6番松田のタイムリー。3-3の同点に。
9回裏、2死2塁から6番松田を申告敬遠で歩かせ、7番橋本と勝負。橋本がレフトオーバーのタイムリーでサヨナラ。ジェイプロジェクトが勝ちました。

短評

ジェイプロジェクトの粘り勝ち。
初回に4番田中選手のタイムリーで先制。その後も三菱自動車岡崎のエース仲井投手相手に粘って球数を投げさせ、チャンスはなかなか活かせないながらも5回まで93球を投げさせる。
7回表に一旦は逆転を許すも、7回裏にリリーフの坂巻投手の乱調に付け込み同点に。
9回にはここまでノーヒットだった橋本選手が打った瞬間外野手が諦めるすごい当たりのタイムリーでサヨナラ勝ちと、チーム全体での粘りが見事でした。
先発の白崎投手がしっかりと試合を作り、リリーフの保坂投手も追加点を許さずサヨナラに繋げました。
三菱自動車岡崎は仲井投手がこちらも粘って1失点でリリーフにつなぎ、北畑投手が6回裏に初めて三者凡退にイニングを作って流れを呼び込み7回表にベテラン清水選手、小室選手の活躍で逆転。いい展開だったのですが、7回2死1塁で満を持してマウンドに送った坂巻投手が誤算。最後は抑えの神原投手も打たれて痛い敗戦となりました。

ピックアップ選手

三菱自動車岡崎 清水 恭平 捕手(愛工大名電-国際武道大、36歳)

コーチ兼任の大ベテランですが、都市対抗2次予選となるとやはり活躍するのはこういう経験豊富な選手。一旦は逆転となるタイムリー2ベースは見事なバッティングでした。

三菱自動車岡崎 北畑 勇季 投手(大体大浪商、27歳)

MAX147kmと球威があり、6回に三者凡退と流れを呼び込むピッチングでした。今大会のリリーフの柱になってきそうですね。

三菱自動車岡崎 坂巻 拳 投手(千葉英和-東京情報大、23歳)

ドラフト候補のサウスポー。今大会はリリーフエースとして期待されている感じですが、この日は乱調。MAX146kmを記録も苦い登板となりました。スカウトも多くいる中での登板。気負いがあったかと思われます。次の登板でどこまで修正出来るかが将来がどうなるかのカギになりそうです。

ジェイプロジェクト 白崎 塁 投手(札幌日大-駒沢大、25歳)

ジェイプロジェクトのエースとして先発し好投。7回に逆転を許すも、なんとか3点で止めたことで裏の反撃、サヨナラにつながったと思います。フル回転が求められる立場。次回以降の登板も期待ですね。

ジェイプロジェクト 田中 鳳真 内野手(京都翔英、25歳)

4番に座り4打数4安打1四球と全打席出塁。ホームも2度踏み、先制タイムリーとこの試合の打のキーマンでした。4番が好スタートを切れたのはチームにとっても大きいですね。

ジェイプロジェクト 橋本 恭太朗 外野手(石見智翠館-九州共立大、25歳)

9回まで4打席凡退も最後に大仕事。サヨナラタイムリーは火の出るような当たりでした。お見事。

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