愛知教育大-名古屋産業大 2回戦 観戦記(2022年秋季愛知大学リーグ2部3部入替戦)
10月23日にパロマ瑞穂球場で行われた2部3部入替戦の2回戦、愛教大-名産大の観戦記です。
3部の名産大が先勝で迎えた2回戦。名産大が押していましたが、一気にひっくり返りました。
愛教大
000007000|7 H12 E2
003010002|6 H11 E1
名産大
愛教大
野村、江尻(61)、松尾(11)-伊吹
名産大
羽田、久馬(17)、久保田(16)-毛呂
投手成績
愛教大
野村海斗(刈谷 2年) 2回1/3 被安打6 四球1 三振0 失点3
江尻幸生 6回 88球 被安打5 四死球2 三振2 失点1
松尾修史(豊田西 4年) 2/3 7球 被安打0 四球0 三振1 失点0
名産大
羽田賢正 5回2/3 被安打5 四球2 三振1 失点4
久馬幸輝(誠信 1年) 0/3 20球 被安打1 四球3 三振0 失点3
久保田芳光(菊華 3年) 3回1/3 53球 被安打5 四球0 三振2 失点0
(出場選手)
愛教大
3辻(50) 5久田(15) 8伊藤(8)→H清水(1)→8柳澤 9浅井(59) D佐藤(52)→R山口(2) 2伊吹(35) 7新美(24)→R加藤(58)→7小笠原 4野田(6)→H宮澤(10)→R草間(66)→4 6田中(29)
名産大
4尾形(7) 6冨永(6) 8鳥居(8) 7渡曾(25)→R後藤力(5) D小椋(20)→後藤響(29) 2毛呂(27) 9武田(28) 5橋元(1) 3工藤(10)
(試合経過)
3回裏、1死1,2塁から5番小椋のタイムリー。更に1死満塁から7番武田のレフトオーバーの2点タイムリー。ここでピッチャー交代、江尻。名産大が3点先制。3-0
5回裏、1死2,3塁から9番工藤が犠牲フライ。4-0
6回表、1死1,3塁から4番淺井がタイムリー。1死満塁から6番伊吹の遊ゴロ2塁封殺の間に1点。ここでピッチャー交代、久馬。2死満塁から8番野田、9番田中が連続押し出し四球。1番辻が走者一掃の3点タイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、久保田。一気に打者一巡で7点取って逆転。7-4
9回裏、1死満塁から7番武田が2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、松尾。松尾がここを踏ん張って愛教大が勝ち、1勝1敗のタイに持ち込みました。
総評
名産大が3回裏に先制。5回に追加点を取ったところでは完全に名産大が勝つ流れと思っていましたが・・・。
ポイントは6回、先頭の辻選手が四球で出て、2番の久田選手がバスターエンドラン。これを決めて無死1,3塁と作ったこと。あと、名産大が1死満塁から6番伊吹選手の遊ゴロでややもたついて2塁アウトしか取れなかったこと。こういうプレーから厳しい流れに。そして2番手の久馬投手はコントロールが乱れたというより、愛教大の打者に粘り負けして四球を3つ出してしまい、そして1番辻選手に初球を打たれた。
ただ、この一連の流れは愛教大の選手がチャンスをしっかりと狙って、そこまでは我慢、と決めていた序盤の戦いも大きかったですね。
名産大で気になったのは3回、1死満塁から7番武田選手のレフトオーバーの当たり。完全に2ベースだ、と思ったのですが、1塁ランナーがフライを見てしまい、2塁にストップ。打者も1塁でストップ。2点は入ったものの、尚ものチャンスが2,3塁か1,2塁かで違ってきますよね。こういうプレーが、3部に今いるチームだな、と感じてしまいます。
一つでも次の塁を狙って集中して戦う。徹底して3回戦は挑んでほしいですね。
愛教大は苦しい状況から土俵中央に戻した形。この勢いを3回戦に活かせるか、注目です。
ピックアップ選手
愛教大 辻 空 内野手(岡崎北 2年)
1番1塁で出場。6回表の先頭で何としても出ろ、とベンチからの声にこたえて四球。そして2死満塁で回ってきた打席で走者一掃の3ベース。打つべき球をしっかりととらえて逆転に繋げました。
愛教大 浅井 大雅 外野手(旭野 4年)
4番ライトで出場。6回は反撃の口火となるタイムリー。そこからヒットを重ねて3安打の猛打賞。4年生の4番。最後まで勝ちにつなぐ打撃を見せてほしいですね。
愛教大 江尻 幸生 投手(中京大中京 3年)
3回途中からマウンドに上がり、いきなりエラーで1死満塁となるもなんとか内野フライ、内野ゴロで抑えると、8回まで1失点。9回は疲れが出て2点を失いピンチで降板するも、しっかりと流れを作って試合を勝ちにつなげました。
名産大 武田 啓佑 外野手(京都学園 2年)
7番ライトで出場。3回にレフトオーバーを放つと、5回にセンターへライナー、9回には右中間へ2点タイムリー2ベースと対応力の高さを見せました。
スイングに強さがあり、もう少し身体が大きくなればスタンドへの打球が増えそうです。
名産大 渡曾 真之助 外野手(麗澤瑞浪 1年)
4番レフトで出場。2安打のマルチに四球、エラーでの出塁と活躍。186㎝93㎏とでかいですし、長打にこだわって打撃を磨いていってほしいですね。
名産大 羽田 賢正 投手(日南学園 3年)
5回までは無失点。6回は先頭の四球からバスターエンドランでピンチに。そこから踏ん張り切れなかった形に。そこまではリズムよく来ていたのですが・・・。
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