岐阜聖徳学園大-岐阜協立大 1回戦 観戦記(2023年春季岐阜大学リーグ)

5月12日に長良川球場で行われた第1試合、岐阜聖徳学園大-岐阜協立大の1回戦の観戦記です。
岐阜聖徳学園大は試合前にかすかに優勝の可能性が残る中での試合でした。

岐阜聖徳学園大 
000300000|3 H8 E2
100010000|2 H10 E0
岐阜協立大

岐阜聖徳学園大
伊藤(11)-茅野
岐阜協立大
飼沼(18)、早津(15)、相良(19)-西谷

投手成績
岐阜聖徳学園大
伊藤貴人 9回 147球 被安打10 四死球3 三振7 失点2(自責点1)

岐阜協立大
飼沼大地(麗澤瑞浪 3年) 5回 70球 被安打6 四球0 三振4 失点3

早津康生 3回 37球 被安打1 死球1 三振4 失点0
相良雅斗(豊田大谷 2年) 1回 9球 被安打1 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
岐阜聖徳学園大
D佐藤(5)4内田(4)→4小池(38) 7原田(9) 8横井(10) 9前田(8) 3矢岸(3)→3三浦(24) 5山本(6) 6横尾(7)→H富井(1)→6渡辺(2) 2茅野(27)
岐阜協立大
8外岡(9) 9金子(24)→H木内(26)→9家田(29)→H位田(4) D千歩(3)→R池口(23)→H橋本(22) 3佐藤(44) 4一ノ瀬(1) 5高木(6) 7伏木(10) 6小林(5) 2西谷(2)

(試合経過)
1回裏、2死3塁から4番佐藤がタイムリー。岐阜協立大が先制。1-0
4回表、1死2,3塁から4番横井、5番前田、6番矢岸が3連続タイムリー。岐阜聖徳学園大が逆転。3-1
5回裏、2死2塁から3番千歩の遊ゴロをタイムリーエラー。3-2
6回表、ピッチャー交代、早瀬。
9回表、ピッチャー交代、相良。
9回裏、1死3塁でしたが、サードファールフライをファインプレー。4番佐藤を右飛に打ち取り試合終了。岐阜聖徳学園大が逃げ切りました。伊藤投手が完投勝利。

総評

岐阜聖徳学園大としては苦しい試合でした。
1回裏に4番の佐藤選手にタイムリーを打たせて先制を許すと、3回までノーヒットに抑えられる状況。
それでも3回裏に先頭バッターの外岡選手の内野安打、盗塁、送球エラーで3塁へ進み無死3塁に。ここで岐阜聖徳学園大は前進守備を敷かずに、通常の守りで。ベンチからこの投手ならこの後も点が取れる、という意思表示。それでも伊藤投手はこのピンチを左飛、三振、セカンド後方のハーフライナーをセカンドの小池選手がファインプレー。0でしのいだというのがものすごく大きかったですね。
そしてその直後の4回表、1死からファインプレーをした小池選手からヒットが続き、5連打で3点。逆転に成功しました。この試合は小池選手が運を持っていましたね。
その後も毎回のようにピンチを背負った伊藤投手でしたが、結局5回に許したタイムリーエラーからの失点のみで踏ん張り、最後まで投げ切って完投。今季からエース格として先発していた伊藤投手ですが、こういう経験がこの先に活きてきそうだな、と感じました。
岐阜協立大はあと一本がなかなか出ず。岐阜聖徳学院大の好プレーにも阻まれました。
2番手の早津投手が好投して、追加点を許さず。そんなにスピードはないのですが、なかなかタイミングが合わない感じでした。

ピックアップ選手

岐阜聖徳学園大 伊藤 貴人 投手(浜松湖北 3年)

10安打浴びて、147球を投げながらも完投勝利。四死球が3つとコントロールが安定していること、ピンチでギアを上げて抑えられること。この辺りが最後まで投げ切れたおかげですよね。優勝争いをしている中でのこういう経験は今後にも活きてきますよね。秋以降が楽しみです。

岐阜聖徳学園大 小池 倫太 内野手(高遠 2年)

序盤の2回の守備から出場したのですが、3回にヒット性の当たりをファインプレーで防ぐと、そこから3安打の猛打賞。チームを救う活躍でした。

岐阜聖徳学園大 原田 和紀 外野手(岐阜聖徳学園 4年)

3番レフトで出場。4回には2ベースを放ちチャンスメイク。逆転につなげました。

岐阜協立大 外岡 空也 外野手(東海大菅生 4年)

1番センターで出場。3安打の猛打賞でうち2安打が内野安打。足の速さが目立ちます。盗塁も1つ決める、いい選手ですね。

岐阜協立大 佐藤 匠悟 内野手(豊田大谷 3年)

4番1塁で出場。初回に先制タイムリー。これを含み2安打のマルチ。右打者ですが、ライトに大きく打てるのが魅力ですね。

岐阜協立大 早津 康生 投手(綾羽 3年)

6回からマウンドに上がり、3イニングを1安打に抑える好投。球速は130kmくらいなのですが、岐阜聖徳学園大打線がタイミングが合っていなかったです。

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