名市工芸-愛知総合工科 観戦記(2019年愛知夏大会)

7月21日に小牧球場で行われた4回戦第2試合、名市工芸-愛知総合工科の観戦記です。
秋春と県大会に進んでいる名市工芸に対し、秋春とも1次で敗れていた愛知総合工科。ただ、秋に1度両校は対戦し、愛知総合工科が勝利。苦手意識はない状態だったと思われます。

名市工芸
100001000|2 H11 E0
10201002X|6 H10 E0
愛知総合工科

名市工芸
勝、瀬古-竹内
愛知総合工科
五十川-日比

投手成績
名市工芸
勝(1) 4回2/3 71球 被安打6 四球2 三振2 失点4
瀬古(10) 3回1/3 44球 被安打3 死球1 三振3 失点2
愛知総合工科
五十川(1) 9回 126球 被安打11 死球4 三振3 失点2

勝投手は右のオーバーハンド。まっすぐは130km台前半ですが、球速以上に速さを感じる投球。ただ、2廻り目以降は合わされるケースも多くなり苦しみました。

瀬古投手は右のスリークォーター。ダイナミックなフォームから勢いのあるボールはMAX133kmを記録。荒れ球ですが、それも持ち味の一つ。

五十川投手は右のアンダーハンド。まっすぐは110km台ですが、かなり下から投げてくるフォームでタイミングも外しながら的を絞らせない。ランナーは毎回のように許すのですが、それでも動じないタイプ。

(スタメン)

1回表、2死2塁から4番菱田がタイムリー2ベース。名市工芸が先制。
1回裏、2死2塁から4番竹内進がタイムリー。同点。 
3回裏、無死3塁から1番赤城がタイムリー。総合工科が勝ち越し。1死2塁から3番山田がタイムリー。3-1
4回表、1死から連続死球とヒットで満塁となるも、9番勝の6-4-3のゲッツー。3回表、5回表にはランナーが投球前にスタートを切って牽制で刺されるミスが2つ続き、流れが総合工科へ。
5回裏、1死2塁から3番山田がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、瀬古。4-1
6回表、2死2塁から8番竹内がタイムリー。4-2
8回裏、2死3塁から6番日比がタイムリー3ベース。7番山崎もタイムリー2ベース。6-2
愛知総合工科が初の5回戦進出を決めました

試合の序盤は名市工芸が強い打球も多いし、勝投手の投球にも力があるので、名市工芸が有利だと思っていました。実際ヒット数は名市工芸が多かった。ですが、試合は愛知総合工科が勝利。この辺りが野球の面白いところ。

2回から5回に毎回チャンスを活かせなかったこと。6回に先頭が出て3点ビハインドで送りバントを選択したこと。この回は1点返したものの、大量点が取れないと・・・。8回にようやく盗塁を決めましたが、もっと早くプレッシャーをかけたかったですね。

出場選手は全員3年生。新チームは一からになります。地区予選シードを守れるかも注目になりますね。

愛知総合工科は五十川投手が投打にわたっての活躍。ピッチングは毎回ランナーを出しながら、なかなかホームには返させない。打つ方は3回裏に先頭で3ベースを放ち、勝ち越しのホームイン。今大会は快投が続いています。

1番赤城選手、3番山田選手の活躍も光りました。山田選手は3打数3安打1犠打、2打点に1得点と素晴らしい活躍。前に見た時もいい選手だと思いましたが改めて好選手だと。スイングが鋭く、追い込まれて右に打つ対応力もある。2年生で秋以降も楽しみ。

愛知総合工科は守備の固さも光りました。外野守備も含めてレベルが高い。
豊川戦はいかに無駄な失点を防ぐか。豊川打線に五十川投手がどこまで通用するかも興味があります。競り合いに持ち込んで慌てさせたいですね。

名市工芸-愛知総合工科 観戦記(2019年愛知夏大会)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 高校野球 より:

    ブログにも書いてあった
    地区予選シードは
    どのように決まるんですか?

    1. kou より:

      秋、春のシードは名古屋地区に関してはその前の大会のリーグ1位校になります。

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