5月26日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた国体の愛知県大会決勝戦、和合病院－小林クリエイトの観戦記です。
王者和合病院にどこまで小林クリエイトが食らいつくかに注目して観戦しました。

和合病院
０００１０３００１｜５　H8　E0
０００００００００｜０　H4　E3
小林クリエイト

和合病院
山口、水野－山田
小林クリエイト
田中、杉田、青島－宮城

投手成績
和合病院
山口 8回 95球 被安打3 四球1 三振7 失点0
水野 1回 8球 被安打1 四球0 三振0 失点0

小林クリエイト
田中 6回 100球 被安打5 四球2 三振3 失点4
杉田 2回 31球 被安打1 四球0 三振2 失点0
青島 1回 28球 被安打2 四球1 三振0 失点1

（出場選手）
和合病院
6柘植 4安井 3前田 7落司→8 2山田 8小野→9 9丸山→1水野 1山口→H小森→7 5山本
小林クリエイト
6小杉 8浜崎 9大西 3濱元 5近藤 4葛西 2宮城 7坂之下 1田中→H村西

（試合経過）
4回表、エラーが2つ続き、無死1，3塁。ここで4番落司の遊ゴロの間に1点。和合病院が先制。
5回裏、2死2，3塁のチャンスで9番田中が強い1ゴロを放つも上手く捌き0点。
6回表、1死1，2塁から4番落司がタイムリー2ベース。1死2，3塁から5番山田が上手く叩いてピッチャーの頭を超えセンターに抜ける2点タイムリー。4－0
9回表、1死3塁から代打小森がエンドランで上手く叩いて投ゴロの間に1点。5－0
和合病院が勝ち、優勝しました。

総評

和合病院の上手さ、強さが目立ちました。
とにかく選手それぞれがやるべきことをきっちりやっています。
無死や1死で3塁にいる時はどの選手でもきっちりと叩いて1点を取る。打法を変えてでもやり遂げる。ボールを見極めてチャンスを広げる。守備ではミスをしない。
6回表の攻撃はとにかく見事でした。9回は代打の小森選手がきっちりと叩く。派手な当たりとか無くても勝つあたりはすごいな、と思います。
全国で活躍するところが見たいです。
小林クリエイトは唯一チャンスは5回裏、2死2，3塁。ここでピッチャー田中選手の打席。個人的には勝負をかけてほしかったですが、田中選手の打撃も悪くなかったし、結果論になるのですが・・・。
決勝戦ですし、前向きな仕掛けを期待したかったです。

ピックアップ選手

和合病院 柘植 亮佑 内野手（静清－愛知工業大－永和商事ウイング）

1番ショートで出場し、5打数4安打の固め打ち。しっかりとライナー性の打球を打っていました。

和合病院 落司 雄紀 外野手（横浜－立正大）

4番打者ですが、勝負どころではしっかりとゴロを打って1点。そして長打（2塁打）も放つ。頼れる選手ですね。

和合病院 山口 直人 投手（享栄－愛知大）

先発し、8回を3安打1四球無失点。2回以降は四球を出さないあたりがさすがのピッチングでした。左でストライク先行。相手は困りますよね。

小林クリエイト 田中 眞人 投手（誉－朝日大）

4回に自分の2失策から点を失ったのはいかにももったいなかったのですが、5回まではランナーを出しながらも粘り強い投球が出来ていました。

小林クリエイト 杉田 大祐 投手（法隆寺国際－星城大）

7回、8回と2イニングを1安打無失点。好投を見せました。自信につなげてほしい。

小林クリエイト 宮城 竜弥 捕手（西原－九州共立大－ジェイプロジェクト）

5回裏にチャンスを広げるヒット。守りでもなんとか3投手をリードして和合病院打線を交わす。攻守で奮闘。