東海理化-西濃運輸 観戦記(2020年都市対抗東海地区2次予選)

10月1日に岡崎球場で行われた第1試合、西濃運輸-東海理化の観戦記です。
第6トーナメントの2回戦。大会も残りこの日合わせて4日。いよいよ佳境ですね。この試合も負ければ敗退が決まる試合です。

東海理化
000000000|0 H6 E0
00150001X|7 H10 E0
西濃運輸

東海理化
池田大、長田、内田、松浦、河野-水野、井上
西濃運輸
堀田-柏木

投手成績
東海理化
池田大 3回1/3 70球 被安打7 四球1 三振2 失点6
長田 2/3 20球 被安打0 四死球3 三振1 失点0
内田 1回 14球 被安打0 四球1 三振0 失点0
松浦 2回 27球 被安打0 四球0 三振2 失点0
河野 1回 20球 被安打3 四球0 三振0 失点1

西濃運輸
堀田 9回 113球 被安打6 四球1 三振3 失点0

東海理化
6大谷 3米満 9木村→8 7井貝 D齋藤 5徳田→H中野→4 8武藤→H安藤→9 2水野→H河田→2井上 4野田→5→H川上→5

西濃運輸
8原田 4中村 7住谷 D谷 5岩城 3野崎 2柏木 9清水→R小中→9 6北野

(試合経過)
2回表、1死1,3塁のチャンスも8番水野が3ゴロゲッツー。東海理化は先制ならず。
3回裏、1死から9番北野がバントヒット。1番原田の打席でワイルドピッチで一気に3塁へ。三振の後、2番中村がセカンド内野安打を放ちタイムリーに。西濃運輸が1点先制。
4回表、1死1,2塁のチャンスで6番徳田の遊ゴロを西濃運輸が好守備でゲッツーに。
4回裏、先頭の岩城が2ベース。バント野選があり無死1,3塁から7番柏木がタイムリー。更に送って1死2,3塁から9番北野がタイムリー。1番原田もタイムリーが出て4-0。ここでピッチャー交代、長田。四球で1死満塁から3番住谷が犠牲フライ。更に連続死球で押し出し。この回打者11人で5点。6-0
5回裏、ピッチャー交代、内田。
6回裏、ピッチャー交代、松浦。
8回裏、ピッチャー交代、河野。
8回裏、2死1,3塁から3番住谷がタイムリー。7-0
西濃運輸が勝ちました。

東海理化は初回に粘って堀田投手を19球投げさせ、2回には1死1,3塁のチャンス。ここをゲッツーで逃したのが痛かった。そして4回表にも1死1,2塁でゲッツー。これが西濃運輸の守備が素晴らしかったですが、結局、4併殺を食らう内容で完敗。
これが4試合目の東海理化でしたが、この日先発の池田大は4試合目の登板。結局他に頼れる投手がいなかったというのが敗因かな、と。この日6点ビハインドで投げた松浦投手が素晴らしい球を投げていましたが、ここまで登板が無かったことと合わせると怪我等があったのかな、と予想は付きます。
打線も2点、1点、3点、0点。これでは勝つのは厳しい。やはりもっと野手の底上げが出来ないと、ただでさえ昨年から2人主力投手が抜けたチームでは勝てないですよね。
来年、一回り大きくなったチーム、選手が見たいです。

西濃運輸もとにかく序盤は固かった。負けたら終わりの試合は今大会、この試合が初。そのプレッシャーがあったかな、と。
3回裏に相手のミスでもらったチャンスを何とか内野安打という泥臭い形ででもものに出来たこと。これが大きかったです。
4回裏もタイミングが合ってないように見えた5番の岩城選手の2ベースがきっかけ。ここからしぶとい当たりで柏木選手がタイムリーを打って、打線がつながった。いい形が出来てきたかな、と思います。
3番の住谷選手が2安打2打点と活躍。この後の試合も楽しみです。
堀田投手は序盤苦しみましたが、援護をもらってからはすいすい。また、バックの堅守にも助けられました。二遊間の中村選手、北野選手は特に素晴らしかったですね。

ピックアップ選手

東海理化 松浦 友人 投手(中村高西土佐分校-九州国際大、24歳)

元々力のある左腕で注目もしていましたが、今大会はここまで出番なし。なんらか不安があったということでしょうね。この日は登板した最初のイニングでスピードガンが動かず球速が分からなかったですが、確認できた中で145kmを記録。もっと速そうな球もありました。彼がもっと投げられていたら・・・。

東海理化 齋藤 導久 外野手(愛知高校-駒澤大、27歳)

チーム唯一のマルチヒット。バットコントロールはさすがの上手さです。

東海理化 木村 大輝 外野手(下関国際、19歳)

高卒で3番に入り、第1打席は見事な逆方向へのヒット。そんなに身長は大きくないですが、大きく打席では見せるバッター。来年以降も中軸を担ってほしいです。

西濃運輸 堀田 晃 投手(松山商-大阪学院大、26歳)

大会初先発。ボールは140km前後でかつてのスピードは無かったですが、丁寧なピッチングで打たせて取る投球が出来ていました。

西濃運輸 北野 貴昭 内野手(飯塚高校-福岡大、26歳)

3打数3安打1犠打と打席でも活躍が光りましたが、とにかく守備が良かった。中村選手との2遊間を中心にゲッツーを何度も取る。堀田投手をバックが支えました。

西濃運輸 住谷 湧也 外野手(近江高校、18歳)

マルチ安打を記録。打点も2。とにかくセンスを感じる打撃は見ると確実に魅了されます。3番にどんどん負けない存在になっていると感じますね。

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