愛知-中部大第一 観戦記(2023年春季名古屋地区2次T)

3月29日に中部大第一Gで行われた愛知-中部大第一の観戦記です。
県大会は決めている中、春シードを掛けた4強に残れるかという試合でした。愛知は現チーム初めて見るので、どんな試合をするか注目して観戦しました。

愛知
002811302|17 H15 E2
002502004|13 H19 E2
中部大第一

愛知
奥村(10)、山本(18)、松本(11)、市川(1)-漆谷
中部大第一
小谷(1)、塩塚(8)、竹島(11)、井村(9)-桑垣

(投手成績)
愛知
奥村遥斗(2年) 3回2/3 58球 被安打11 死球1 三振2 失点7

山本晴大 1/3 16球 被安打2 四球0 三振0 失点0
松本一希(3年) 4回1/3 69球 被安打5 四球1 三振2 失点5(自責点4)

市川翔太郎 2/3 21球 被安打1 四球2 三振0 失点1

中部大第一
小谷昊(3年) 4回 92球 被安打8 四死球5 三振1 失点10

塩塚咲哉 2回1/3 50球 被安打5 四死球4 三振2 失点5(自責点3)
竹島海翔(3年) 2/3 9球 被安打0 四球0 三振1 失点0

井村玲己 2回 24球 被安打2 四球1 三振1 失点2

(出場選手)
愛知
9山中 7戸國 6松宮 8竹内 3藤谷 5又吉 4井出 1奥村(10)→1山本(18)→1松本(11)→1市川(1) 2漆谷
中部大第一
4竹内 8塩塚→1→8 3篠田 2桑垣 5堀田(15)→H池戸→5安芸 9井村→1 1小谷→H井川(19)→7 7寺田→8→H河内(17)→9西村 6藤田→R阿部

(試合経過)
3回表、2死2,3塁から3番松宮が2点タイムリー。愛知が先制。2-0
3回裏、無死満塁から4番桑垣が2点タイムリー。2-2の同点に。
4回表、先頭の藤谷がソロホームラン。無死2塁から7番井出がタイムリー2ベース。1死3塁から9番漆谷がタイムリー。2死1,2塁から3番松宮がタイムリー2ベース。2死満塁から5番藤谷が2打席連続となる満塁ホームランを放ちました。コンの回8点。10-2
4回裏、2死1,3塁から2番塩塚が3ランホームラン。更に2死2塁から4番桑垣がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、山本。5番堀田がタイムリー。この回5点返し、10-7
5回表、ピッチャー交代、塩塚。2死3塁から2番戸國がタイムリー。11-7
5回裏、ピッチャー交代、松本。
6回表、1死満塁から8番松本の犠牲フライ。12-7
6回裏、先頭の塩塚が2打席連発となるソロホームラン。2死2塁から6番井村がタイムリー2ベース。12-9
7回表、1死満塁から5番藤谷の押し出し四球。ここでピッチャー交代、竹島。2死満塁からタイムリーエラーで2者生還。15-9
8回表、ピッチャー交代、井村。
9回表、1死1塁から5番藤谷がこの試合3本目となる2ランホームラン。17-9
9回裏、1死1塁から7番井川がタイムリー2べース。1死1,2塁でピッチャー交代、市川。1死満塁から連続押し出し四球。4番篠田の犠牲フライ。4点返すも反撃はここまで。17-13で愛知が勝ってベスト4進出を決めました。

短評

球場が狭いというのもありましたが、両チームで34本のヒットが出る乱打戦。
そんな中目立ったのが愛知の藤谷選手と中部大第一の塩塚選手。藤谷選手がホームラン3本、塩塚選手がホームラン2本を放ちました。
特に藤谷選手はすさまじかったですね。打点8。振ればホームランという感じでした。
ヒット数は中部大第一のが多かった。中部大第一の投手陣は四死球が多かったんですよね。これが反省材料。
相手が強力打線になればなるほど、慎重にいって四球が増える。仕方ないことですが、やはり四球の点は勝敗に直結するので、配球等で工夫していきたいですね。
愛知も良く打ちましたが、良く打たれもしました。山本投手、市川投手はなかなか力のある球を投げていたので、これに右サイドの松本投手らで試合を作っていきたいですね。

ピックアップ選手

愛知 藤谷 悠大 内野手(3年)

5番1塁で出場。ホームラン1試合3本は高校生では初めて見たかも。どれも文句なしの当たりでした。
ややずんぐりした体格ですが、飛ばす能力はかなり高そう。長距離砲として注目したいですね。

愛知 松宮 潤弥 内野手(3年)

3番ショートで出場。2安打のマルチがいずれもタイムリー。勝負強さが光ります。

愛知 山本 晴大 投手(2年)

2番手でマウンドへ。MAX133㎞とスピードはあったものの1つのアウトを取るのに苦労しました。それでも2年生左腕と思えばかなり楽しみな球を投げていましたね。

愛知 市川 翔太郎 投手(3年)

エースとして最後、反撃にあっているところでマウンドへ。押し出し2つ与える等、難しいマウンドでしたが何とか締めました。
MAX135㎞と球威はありました。

中部大第一 塩塚 咲哉 外野手・投手(3年)

2番センターでスタメン。途中マウンドへ。2打席連続ホームランが圧巻でした。2本目はかなり崩されていたのですが、それでも上手く合わせてセンターオーバー。シフトを引かれながらも関係なく柵越えをするのは素晴らしいです。
マウンドではMAX130㎞でややコントロールに苦しんだ印象。四死球を減らしたいですね。

中部大第一 桑垣 勇野 捕手(3年)

4番捕手で出場。3安打の猛打賞で3打点の活躍でした。

中部大第一 井村 玲己 外野手・投手(3年)

外野手から投手へ。投げっぷりの良さが光り、MAX136㎞をマーク。最近投手を始めたと聞きました。まっすぐで押す形ですが、変化球を覚えてまっすぐをより活かせるようになると楽しみですよね。140㎞も目指してほしい。
打撃でも4安打と大当たりでした。

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