日本製鉄東海REX-三菱自動車岡崎 観戦記(2023年東海地区都市対抗2次予選)

5月23日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第2試合、日本製鉄東海REX-三菱自動車岡崎の観戦記です。
勝つとかなり優位な位置に行ける大事な試合。東海REXは吉川、三菱自動車岡崎は秋山、両サウスポーの投げ合いとなりました。

日本製鉄東海REX
000010000|1 H4 E1
000000000|0 H4 E0
三菱自動車岡崎

日本製鉄東海REX
吉川(18)-阿保
三菱自動車岡崎
秋山翔(21)-西川

投手成績
日本製鉄東海REX
吉川大翔 9回 119球 被安打4 四球3 三振5 失点0

三菱自動車岡崎
秋山翔 9回 100球 被安打4 四球1 三振4 失点1

(出場選手)
日本製鉄東海REX
9山本(3) D加藤辰(29) 5古川(5)→3 3金子(23)→4荒木誠(9) 7長南(10) 4平野晴(4)→5 8大塚(2) 6平野翔(6) 2阿保(22)
三菱自動車岡崎
9里見(28) 3小室(6) 4古川(7) 7豊住(24) 5菅原(3)→H荒井(5) D堂(0) 8中村(31) 2西川(10) 6内藤(8)→山田(29)→6斎藤(9)

(試合経過)
1回表、1死3塁のチャンスも3番4番が倒れ0点。
4回裏、先頭の小室が2ベース。3番古川のバントがキャッチャーの小フライになり、飛び出した2塁ランナーが戻れずゲッツーに。チャンスを活かせず。
5回表、1死3塁から8番平野翔の1ゴロで3塁ランナーが突っ込み、1塁からのホーム転送がわずかに逸れてタッチするもセーフ。野選で日本製鉄東海REXが先制。1-0
5回裏、1死2,3塁から8番西川の中飛が浅く3塁ランナーは動けず。9番も倒れ0点。
日本製鉄東海REXの吉川が虎の子の1点を守りきり4安打完封勝利。

総評

お互いのサウスポーが素晴らしい投球。
日本製鉄東海REXの吉川投手は初回からMAX145kmをマーク。上で見守っていたスカウトさんが下に来てしっかりと視察するくらいの投球を見せました。コントロールが安定していて、まっすぐで押し込んでフライアウトが多かった。最後まで抑えきったことは大きなアピールになりそう。
三菱自動車岡崎の秋山翔投手もさすがエースという投球で、初回からピンチはありましたが、そこをしっかりと抑えて、こちらはゴロアウトが多い投球。横幅を上手く使っての投球が見事でした。5回表の1点は東海REXのギャンブルスタートが上手くはまった形。少し送球が逸れたのも大きかったですね。
どちらの投手が良かったのも確かですが、両チームとも打線はちょっと迫力に欠ける内容。好調打者を見極めて打順を上手く組みたいですね。
この試合の勝者は次に負けても第3トーナメントの準決勝に回れるラッキーなブロック。日本製鉄東海REXは大きな勝利を手にしました。

ピックアップ選手

日本製鉄東海REX 吉川 大翔 投手(坂井-専修大 2年目)

先発して初回から145km等、140km台を連発。スカウトさんにもインパクトを与えていました。コントロールがまとまっていて、まっすぐの質がいいのかフライアウトが多かった。最後まで投げ切ったのもいいアピールになりましたね。この内容で他のチームにも投げられれば評価も更に上がりそう。

日本製鉄東海REX 平野 晴也 内野手(関西-関西国際大 4年目)

6番セカンドで出場。2安打のマルチで5回は先頭バッターで2ベースを放ち、先制点につなげました。3塁からのギャンブルスタートもお見事でしたね。

日本製鉄東海REX 古川 竣 内野手(静岡-立正大 3年目)

3番サードで出場。4回に2ベースを放ちチャンスメイク。

三菱自動車岡崎 秋山 翔 投手(日大鶴ケ丘-武蔵大 5年目)

先発して1失点完投。100球と球数も少なかったですし、内容的には吉川投手を上回るくらいの出来でした。5回もいいプレーが出来ていれば失点しなくて済んだかもですし・・・。秋山投手は責められないですよね。

三菱自動車岡崎 小室 和弘 内野手(昌平-明治大 11年目)

2番1塁で出場し、2安打のマルチ。エラーでの出塁も含めて3度出塁してチャンスメイク。狙った活躍は出来ていました。

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