西濃運輸-JFE東日本 観戦記(2023年JABA静岡大会)

4月5日に浜松球場で行われた第2試合、西濃運輸-JFE東日本の観戦記です。
大幅に戦力が抜けて入れ替わった西濃運輸が他地区の強豪チームとどういう試合を見せるか、また、ドラフト候補として注目される城野捕手がどういう動きを見せるかに注目して観戦しました。

西濃運輸
10100002|4 H11 E1
03040004|11 H11 E0
JFE東日本
(8回コールド)

西濃運輸
野田(15)、高橋(16)、池田(12)、石田(11)-城野
JFE東日本
本定(16)、新谷(14)、林(13)、山田(15)-山本

投手成績
西濃運輸
野田晃誠(大垣日大-愛知東邦大 3年目) 3回1/3 74球 被安打2 四死球6 三振0 失点5

高橋直希(寒川-金沢学院大 1年目) 1回2/3 32球 被安打2 四球0 三振1 失点2(自責点1)

池田尚樹(米子北-大商大 2年目) 1回 20球 被安打1 四球1 三振0 失点0

石田雄大(刈谷-静岡大 2年目) 1回2/3 33球 被安打6 四球0 三振1 失点4

JFE東日本
本定史好(遊学館-上武大 4年目) 4回 74球 被安打6 四死球3 三振3 失点2

新谷晴(日本文理-上武大 1年目) 2回 21球 被安打0 四死球2 三振0 失点0

林桂大(銚子商-国際武道大 5年目) 1回0/3 26球 被安打3 死球1 三振2 失点1

山田啓太(東海大相模-白鴎大 3年目) 1回 21球 被安打2 四球1 三振0 失点1

(出場選手)
西濃運輸
3野崎(28)→R福山(8)→3 6北野(6) 8原田(31) 5小中(10) D浦岡(22)→H修行(33) 9丹下(23) 7渡邊(4) 2城野(2) 4宮田(7)→H森(26)→R大山(0)→4
JFE東日本
6小松(4) 4折尾(7) 8中澤(1) 3平山(5) 9猪田(25) 5山田和(6) D志賀(2) 2山本(26) 7鳥巣(23)

(試合経過)
1回表、1死2,3塁から4番小中の2ゴロの間に1点。西濃運輸が先制。1-0
2回裏、1死1,2塁から8番山本がタイムリー2ベース。9番鳥巣が2点タイムリー2ベース。JFE東日本が逆転。3-1
3回表、1死から2番北野がソロホームラン。3-2
4回裏、1死1,2塁でピッチャー交代、高橋。9番鳥巣がタイムリー2ベース。1番小松が2点タイムリー3ベース。2死3塁からタイムリーエラー。この回4点。7-2
5回表、ピッチャー交代、新谷。
6回裏、ピッチャー交代、池田。
7回表、ピッチャー交代、林。
7回裏、ピッチャー交代、石田。
8回表、無死1塁でピッチャー交代、山田。1死2塁から8番城野が2ランホームラン。7-4
8回裏、2死満塁から3番中澤が3点タイムリー3ベース。4番平山がタイムリー。11-4となりコールド成立。
JFE東日本が8回コールドで快勝しました。

短評

ヒット数は同じ11本。何が違ったかといえば四球のランナーを得点につなげたことと、ランナーを置いて長打が出たこと。
西濃運輸は4回に1死満塁、7回に無死満塁を活かせなかったことが痛かった。
ただ、それ以上にやはり投手陣が心配。今年は主力投手が2人、NPBに行ったことと、鈴木投手が辞めて実績ある投手がいなくなっているのですが、それがもろに出た感じかな、と。1,2年目の投手を使いながら育てていきたいところですね。そのためには打線の援護も必要かな、と。
城野捕手は2安打1死球。ホームランはまっすぐを狙いすまして振り抜きました。こういう思い切りのいい打撃はかなりのアピールポイント。そして2塁送球でもアウトのタイミングがいくつか(内野手が取っていれば)。やはり能力の高い選手です。
JFE東日本はビッグイニングを3度作って圧勝。チャンスで2ベース、3ベースが出ていました。ルーキーの小松選手、山本捕手が活躍。投手陣も球の力がありました。

ピックアップ選手

西濃運輸 城野 達哉 捕手(武生商-中部大 2年目)

プロ注目の捕手。この日もスカウトがかなりチェックを入れていました。そんな中、2安打で8回の2ランホームランはまっすぐを狙いすましての一発。こういう思い切りの良さを出せるところがいいですね。盗塁も3つ許すもうち2つはタイミングはアウト。セカスロの正確性の高さも良かったです。

西濃運輸 北野 貴昭 内野手(飯塚-福岡大 7年目)

2番ショートで出場。5打数4安打の大当たり。第2打席ではホームランを放ちましたが、普段西濃運輸を見ている方が初めて見たとおっしゃるレアな一撃。定評のある守備に打撃が加わるとチームには大きいですよね。

西濃運輸 丹下 大輝 外野手(名古屋国際-中部大 3年目)

6番ライトで出場。2安打1四球とチャンスメイク。やはり打撃技術が高いだけに、上位にいてほしいな、と個人的には思います。

JFE東日本 鳥巣 誉議 外野手(久留米商-上武大 6年目)

9番レフトで出場。3打数3安打1犠打で2ベース2本がいずれもタイムリー。3打点と見事な活躍でした。

JFE東日本 山本 健太朗 捕手(明石商-大阪経済大 1年目)

8番捕手で出場。2安打1四球と活躍。肩の強さもあり、盗塁阻止もありました。1年目ですが楽しみな選手ですね。

JFE東日本 小松 勇輝 内野手(東海大相模-東海大 1年目)

1番ショートで出場。2点タイムリー3ベースを含む2安打で得点も2。広角に打てる打撃が光りました。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示