東海学園大-愛知東邦大 2回戦 観戦記(2022年愛知大学リーグ1部2部入替戦)

6月12日に愛知学院大グランドで行われた1部2部の入替戦、東海学園大-愛知東邦大の観戦記です。
2部優勝の愛知東邦大が先勝で行われた2回戦。序盤から試合が動きました。

東海学園大
021000000|3 H8 E2
30100111X|7 H11 E0
愛知東邦大

東海学園大
山田(11)、桐澤(16)、藤澤(29)、谷川(19)-山本
愛知東邦大
富田(18)、宮川(43)、徳久(15)-松吉

投手成績
東海学園大
山田恭輔 7回 88球 被安打10 四球0 三振0 失点6(自責点5)
桐澤慶大(愛産大工 1年) 1/3 9球 被安打0 四球1 三振0 失点1

藤澤侑也(星城 1年) 1/3 13球 被安打1 四球1 三振0 失点0

谷川晴喜(愛知商 2年) 1/3 1球 被安打0 四球0 三振0 失点0

愛知東邦大
富田綱希(明石商 3年) 2回1/3 31球 被安打4 四球1 三振3 失点3

宮川昂矢 5回1/3 49球 被安打3 死球1 三振0 失点0
徳久遼(浜松湖北 3年) 1回1/3 13球 被安打1 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
東海学園大
8清水唯(10) 9伊藤(8) D榊原淳(34) 7清水裕(1) 2山本(22) 3横井(40) 6鈴木(6)→H木村(28) 4大宮(35)→H谷口(13) 5水野(2)
愛知東邦大
8竹延(7) 4西尾(4) 5青木(25) 2松吉(22) 3毛利(8) D清水(24) 9市岡(9)→H柳瀬(6)→H大沢(33) 6又吉(10) 7田中(1)

(試合経過)
1回裏、2死1,3塁から5番毛利が2点タイムリー2ベース。6番清水がタイムリー。愛知東邦大が3点を先制。3-0
2回表、1死1,3塁から7番鈴木が2点タイムリー3ベース。2点を返し、3-2。
3回表、無死3塁から1番伊藤が犠牲フライ。3-3。1死1塁でピッチャー交代、宮川。
3回裏、2死3塁から5番毛利が勝ち越しタイムリー。4-3
6回裏、2死2塁から8番又吉がタイムリー2ベース。5-3
7回裏、1死3塁から3番青木の強い1ゴロを弾いて1塁はアウトにするも3塁ランナー生還。6-3
8回表、2死1塁でピッチャー交代、徳久。
8回裏、1死2塁でピッチャー交代、藤澤。2死1,2塁から9番田中がタイムリー。1番竹延のボール2からピッチャー交代、谷川。7-3
愛知東邦大が連勝で初の1部昇格を決めました。

総評

愛知東邦大が連勝を決めて1部に初昇格。
初回から要所で長打が出て点数を取っていく愛知東邦大。センターが打球を見失ってヒットになったケースも2度ほどありましたが、それでも外野フェンス際まで運んでいるわけで、しっかりと強くスイングをして長打を打つ。これがチーム全体として出来ていたのがまずは大きかった。
そして、先発の富田投手が本来の球威がなく、厳しいとみると1年生のサウスポー、宮川投手をマウンドへ。これが上手くはまり、東学大打線が打ちあぐむ結果となりました。
最後は前日167球投げていた徳久投手がマウンドへ。かなり疲れていたと思いますが、打線の援護もあって、しっかりと抑えて1部昇格を決め、歴史を作りました。
関係者の皆様、選手の皆様、おめでとうございます。
結局今季はリーグ戦から15勝1敗で駆け抜けました。強かったですね。
1部で戦うとなると、また違う強さが必要になってくると思います。徳久投手は疲れを取りつつ、他の投手をどう整備するか、ここがカギになってくるかな、と。
東邦大は守備の固さはお見事でした。2試合ノーエラー。これは今後にも武器になりそうです。
東海学園大はエースの高橋投手が登板が出来ず、これが大きく響きました。3回に追いついた時はいける、という雰囲気でしたが・・・。
打球を見失う不運は仕方ない面もありますが、球際の弱さ、ミスが出た時に踏ん張り切れない、そういう部分で差となってしまった印象です。
山田投手を7回まで引っ張ったのも投手陣の厳しさを象徴していたかな、と思います。
秋は2部での戦い。まずは投手陣を立て直して、すぐに戻ってこれるようにチームで取り組んでほしいですね。

愛知東邦大、初の1部昇格歓喜のシーン。やっぱりいいですね^^

ピックアップ選手

東海学園大 鈴木 暁斗 内野手(中部大第一 3年)

7番ショートで出場。2回に2点タイムリー3ベースを放ち、チームの勢いを戻しました。次の打席のプッシュバントもアイデアは良かった。(アウトにはなったけど)

東海学園大 清水 唯人 外野手(至学館 4年)

1番センターで出場。3回に先頭で3ベースを放ち、同点のホームへ。主将としての意地を見せる一打でした。

東海学園大 山田 恭輔 投手(享栄 4年)

初回に3点を失ってどうなることかと思いましたが、2回以降は立ち直りました。3回はセンターが打球を見失う不運からの失点でしたが、粘っての投球は光りました。
以前はもっとアンダーだった印象でしたが、サイドに近くなりましたね。

愛知東邦大 毛利 水樹 内野手(日本航空石川 2年)

5番1塁で出場。先制の2点タイムリー2ベースに3回の勝ち越しタイムリー。広角に打つ打撃で勝負強さが光りました。

愛知東邦大 宮川 昂矢 投手(いなべ総合 1年)

2番手で3回途中からマウンドへ。まっすぐは120㎞台くらいでしたが、コントロールとテンポの良さ、どんどんストライクを投げて0を並べて救世主となりました。

愛知東邦大 又吉 李樹 内野手(嘉手納 4年)

8番ショートで出場。6回に5点目となるタイムリー2ベースをライト前に放ち、これでかなり勝利に近づきました。キャプテンとしてチームを引っ張り、1部昇格。うれしいでしょうね。

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