中京学院大-岐阜聖徳学園大 1回戦 観戦記(2023年春季岐阜大学リーグ)

5月5日にKYBスタジアムで行われた第2試合、中京学院大-岐阜聖徳学園大の1回戦の観戦記です。
2敗同士で2位に並ぶ状況での対戦。優勝にはお互いに負けられない一戦でした。

中京学院大
003000250|10 H14 E0
000102030|6 H8 E4
岐阜聖徳学園大

中京学院大
佐藤(17)、舛迫(15)、赤塚(20)-安川
岐阜聖徳学園大
伊藤(11)、孫(19)、正木(33)、渡邊光(21)、神田(20)-茅野、中島、榛村

投手成績
中京学院大
佐藤京史朗 4回1/3 61球 被安打3 四死球3 三振1 失点1
舛迫勇汰(広島新庄 4年) 2回2/3 50球 被安打4 四死球2 三振4 失点3

赤塚健利 2回 41球 被安打2 四球2 三振3 失点2

岐阜聖徳学園大
伊藤貴人 7回 125球 被安打11 四球0 三振7 失点5
孫俊郎(島田樟誠 1年) 2/3 24球 被安打2 四死球3 三振0 失点5(自責点4)

正木陸(神戸国際大附 4年) 1/3 6球 被安打1 四球0 三振1 失点0

渡邊光(駿河総合 4年) 2/3 15球 被安打1 四球1 三振0 失点0

神田光貴(羽島北 4年) 1/3 4球 被安打0 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
中京学院大
7瀧本(9) 4大村(8) 3豊田(2) 5廣田(10) 6菅野(7) D増田(5)→H久保(39) 2安川(22) 9奥村(23)→9上平(1)→9石井(25) 8高畠(3)
岐阜聖徳学園大
7原田(9) 4内田(4) 8横井(10) D富井(1)→R佐藤(5)→D 9前田(8) 3矢岸(3) 5山本(6) 6横尾(7)→6渡辺(2) 2茅野(27)→H勝亦(25)→2中島(13)→H金森(36)→2榛村(22)

(試合経過)
3回表、1死2塁から2番大村がタイムリー。1死1,3塁から4番廣田、5番菅野が連続タイムリー。中京学院大が3点先制。3-0
4回裏、無死満塁から5番前田の2ゴロ併殺打の間に1点。3-1
5回裏、1死2塁でピッチャー交代、舛迫。
6回裏、1死2,3塁から6番矢岸が2点タイムリー。3-3
7回表、2死2,3塁から7番安川が2点タイムリー2ベース。中京学院大が2点勝ち越し。5-3
8回表、無死満塁から3番豊田に押し出し四球。1死満塁から5番菅野に押し出し死球。6番久保が犠牲フライ。ここでピッチャー交代、正木。7番安川がタイムリーに外野のエラーが重なり2者生還。この回5点。10-3
8回裏、無死1塁でピッチャー交代、赤塚。1死1,2塁から7番山本がタイムリー。更に1死満塁から代打金森が2点タイムリー。この回3点。10-6
中京学院大が逃げ切りました。

総評

中京学院大は赤塚投手ではなく佐藤投手がマウンドへ。岐阜聖徳学園大は今季エースとして奮闘している伊藤投手が登板。序盤から中京学院大がチャンスを作り、3回に集中打で3点を先制。その後はランナーを出しながらも得点が奪えない状況でじわじわと岐阜聖徳学園大の流れに。6回に矢岸選手が2点タイムリーを放ち、試合は振出しに戻ります。
7回表、連打で無死2,3塁に。ここから伊藤投手が一邪、三振で2死にして、7番の安川選手。前の打席で3ベースを放っていたので、最悪歩かせても、という状況でしたが、ボール2からストライクを投げて2点タイムリー2ベース。正直2死を取ったところで一呼吸おいても良かったかな、とも思いますが、バッテリーは反省ですね。
8回は1年生の孫投手がマウンドへ。MAX143kmを投げ、素質は見せるもコントロールに苦しみ、踏ん張り切れず5失点。これで勝負ありでした。
8回裏、コールド圏内で舛迫投手が死球を出したところで赤塚投手がマウンドへ。正直タイミングがよく分かりませんでした。それまでも登板するタイミングはあったのですが見送り続け(ブルペンでは赤塚投手は何度も作っていました)、この回頭からかな、と思いきやそれも無く、1死球でいきなり。ちょっと気の毒だな、と思って見ていたら、最初はストライクボールがはっきりして捉えられて3失点。最終的には2回で3奪三振とらしさは見せましたが、厳しい登板になってしまいました。
状態に不安があるのか、作戦なのか、分かりませんが、起用法がいいとは言えない状況だったので、今後のアピールのためにもどういう使い方をするのか見直してほしいですね。
中京学院大は残り全勝すればまだ優勝の可能性はあるだけに、なんとか一丸になって戦いたいところ。
岐阜聖徳学園大は反省点の多い試合になりました。こういう経験を今後に活かしていきたいですね。

ピックアップ選手

中京学院大 安川 瑠希 捕手(折尾愛真 4年)

7番捕手で出場。7回に貴重な勝ち越し2点タイムリー2ベースを放ち、8回にもダメ押しのタイムリー。3ベースを含めて3安打の猛打賞。打撃でチームを引っ張りました。

中京学院大 大村 善将 内野手(加藤学園 3年)

2番セカンドで出場。3回に先制タイムリーを放ち、この試合猛打賞。1四球、1犠打と2番として素晴らしい活躍でした。下級生でのスタメンは唯一の存在。貴重な存在として今後も支えていってほしい選手ですね。

中京学院大 佐藤 京史朗 投手(高山西 4年)

先発して4回1失点。5回途中で交代しましたが、まだ行けそうな感じでした。球威は130km後半くらいでしたが、ゴロアウトが多く状態は悪くなさそうでした。4回5回の先頭四球をベンチは嫌ったかもですね。

中京学院大 赤塚 健利 投手(中京学院大中京 4年)

先発を回避している時点で状態が良くないのかな、という感じがしてしまうのですが、この日はブルペンの時間が長く、それはそれで負担が大きそうなので、心配になってしまいますね・・・。
6回頭、7回頭、8回頭から登板かな、というところを見送って、8回無死1塁で登板。まぁその回を抑えればコールドというところでしたので、イニングを減らしたかったのかもですけどね。結局失点して2イニング投げる形に。2イニング目は良かったですので、その感じを次に活かしてほしいですね。

岐阜聖徳学園大 矢岸 淳 内野手(御殿場西 4年)

6番1塁で出場。6回に貴重な同点2点タイムリー。前がいいバッターだけに6番にこういう勝負強い選手がいるのは心強いですね。

岐阜聖徳学園大 山本 瑞記 内野手(国際情報 4年)

7番サードで出場。8回にタイムリーを放ち、1安打1四球の活躍。

岐阜聖徳学園大 伊藤 貴人 投手(浜松湖北 3年)

先発して7回に勝ち越し点を許し5失点。ボールはMAX144kmをマークし走っていました。ただ序盤からリズムが悪く、粘り切れなかった印象。7回も無死2,3塁から2死まで行っただけに慎重さが欲しかった。ただ、先発はこの春のリーグ戦が初めて。こういう経験が今後に活きてくると思いますし、活かしてほしいですね。

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