カナフレックスー東海理化 観戦記(2021年社会人野球日本選手権)

7月1日にほっともっとフィールド神戸で行われた第2試合、カナフレックス-東海理化の観戦記です。
今年JABA静岡大会で初優勝して出場権を得た東海理化。変化を感じる戦いをしていたので、本大会でもどう戦うか注目して観戦しました。

カナフレックス
00200010|3 H9 E4
00010507|13 H15 E1
東海理化
(8回コールド)

カナフレックス
大西、黒岩、上村、迫-福田
東海理化
金田、池田、三小田-水野

投手成績
カナフレックス
大西 健太(15) 5回0/3 60球 被安打7 四球1 三振5 失点4

黒岩 龍成(11) 1回 26球 被安打4 四球1 三振0 失点2

上村 剛輝(17) 1回0/3 24球 被安打2 四球0 三振1 失点5(自責点1)

迫 勇飛(21) 1/3 20球 被安打2 四球1 三振0 失点2

東海理化
金田 悠太朗(11) 2回2/3 42球 被安打4 四球1 三振1 失点2

池田 大将(19) 4回1/3 60球 被安打5 四球0 三振2 失点1

三小田 章人(13) 1回 14球 被安打0 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
カナフレックス
7山崎(2) 6米倉(4) 8森田(6) D北川(23) 3吉田(10) 9新宅(1) 5田中(7) 2福田(42) 4武田(8)→H江頭(3)
東海理化
D齋藤(1) 3米満(24)→8 4中野(10) 7井貝(2) 6大谷(3) 9木村(27) 8武藤(8)→3川上(23)→H西(7) 2水野(9) 5星田(6)

(試合経過)
3回表、先頭の7番田中がレフトへソロホームラン。更に2死1,2塁から3番森田のタイムリー。2死満塁でピッチャー交代、池田。ここを三振で抑えます。カナフレックスが2点先制。
4回裏、2死1塁から6番木村が1塁線を破るタイムリー3ベース。2-1
6回裏、無死1,3塁から5番大谷がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、黒岩。無死2,3塁から6番木村が2点タイムリー2ベース。逆転。7番武藤もタイムリー2ベース。2死1,2塁から2番米満のタイムリー。6-2
7回表、2死1,2塁から2番米倉がタイムリー。6-3
8回裏、無死2塁から9番星田のバントを3塁へ投げるも野選にエラーでランナー生還。無死2塁から1番齋藤の犠打エラーでランナー生還。無死2,3塁から3番中野がタイムリー。ここでピッチャー交代、迫。無死満塁から5番大谷が走者一掃の3点タイムリー2ベース。送って1死3塁から代打西がタイムリーを放ち、この回7点目。10点差となりコールド成立。
東海理化が13-3で快勝しました。

総評

東海理化の快勝。
序盤から鋭い打球は飛ばすものの、なかなか点にはならない東海理化。
カナフレックスは立ち上がり金田投手に抑えられましたが、3回に田中選手がホームランを打ってから一気に捉えだして2点目も奪い尚も2死満塁。ここで東海理化が早めに手を打って池田投手を投入し、三振で斬って2点で留める。ここが最初のポイントとなりました。
4回に1点を返し、5回を折り返す。6回裏は先頭のエラーがきっかけになりましたが、そこからの連打はとにかく見事でした。
木村選手が2本の長打で3打点と目立ちますが、大谷選手が元々5番タイプではないと思うのですが、3安打で打線をつなぐ活躍。
結果先発全員安打で快勝となりました。
失礼ながらこんなに打てる東海理化というのも初めて。1番齋藤選手、4番井貝選手以外は色々組み換えもありそうなメンバーですが、調子を上手く見極めている感じもしますし、次の試合も楽しみです。
打つ手が早く、攻撃も積極的。ベンチワークの見事さも目立ちました。
カナフレックスは3回に2点を先制し、尚も、というところであと一押しがあれば大分違っていたと思います。
エラーから崩れたのは事実ですので、大舞台での平常心。チームとしての落ち着きを出せるようにしてほしいですね。この経験を糧にしてほしいです。

ピックアップ選手

カナフレックス 田中 慧樹 内野手(相洋-城西大 2年目)

ホームランはいい当たりでしたが、思った以上に伸びて入った形に。追い込まれてからの2安打と粘りがありました。

カナフレックス 上村 剛輝 投手(豊川-ルネス紅葉柔整スポーツ専門学校 2年目)

マウンドに上がった7回は三者凡退と見事な投球。8回は自らのエラーも絡んでの失点。踏ん張り切れませんでした。

カナフレックス 森田 皓介 外野手(立命館宇治-立命館大 1年目)

4打数2安打。3回には追加点となるタイムリーを放ちました。7回にチャンスで登場。ここで一本出ていたらちょっともつれたかも知れません。

東海理化 池田 大将 投手(柏日体-拓殖大 4年目)

3回表、2死満塁でマウンドへ。ピンチでマウンドに行くのは普段からやっていた感じで、きっちりと抑えて相手に流れを渡さず。大きな投球でした。
7回にもピンチを背負いましたが、何とか1点に留めた。投手の立役者でした。

東海理化 木村 大輝 外野手(下関国際 2年目)

6番ライトで抜擢。2本の長打がいずれもタイムリーとなり3打点と期待に応えました。高卒2年目。この活躍でチームの中心になっていってほしいですね。

東海理化 大谷 征輝 内野手(豊田西-立命館大 4年目)

5番という打順に驚きましたが、しっかりと役割を果たし、3安打で長打が2本。守備でも安定感のある動きは健在。チーム全体に次につなぐイメージが出来ているな、と感じました。

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