日本プロスポーツ専門学校-矢場とんブースターズ 観戦記(2023年JABA東海地区クラブ選手権)

11月3日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第2試合、日本プロスポーツ専門学校-矢場とんブースターズの観戦記です。日本プロスポーツ専門学校は以前、社会人登録されていましたが、脱退して、BCリーグと提携を結んだ時期があったのですが、最近再び社会人のクラブチーム登録に復帰。今大会は岐阜硬式野球倶楽部を破って出場し、1回戦でヤマハ発動機クラブを撃破。どんな野球をするか注目して観戦しました。
※試合は7回制

日本プロスポーツ専門学校
0100000|1 H4 E1
120320X|8 H11 E1
矢場とんブースターズ

日本プロスポーツ専門学校
齋藤(21)、長瀬(24)-菊美、長谷川拓
矢場とんブースターズ
九谷(15)、加藤(13)、野元(43)-難波

投手成績
日本プロスポーツ専門学校
齋藤俊輔 4回 71球 被安打9 四死球4 三振0 失点6
長瀬真也 2回 23球 被安打2 死球1 三振0 失点2

矢場とんブースターズ
九谷瑠 5回 99球 被安打4 四死球3 三振6 失点1
加藤大志(愛知啓成-同朋大 2年目) 1回 14球 被安打0 四球1 三振0 失点0

野元大地(愛産大三河-東海学園大 2年目) 1回 14球 被安打0 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
日本プロスポーツ専門学校
5石井(6) 6谷口(31) 4長谷川流(7) 7大坪(22) D川越(13) 9大島(68) 8松久(8) 2菊美(27)→R伊藤(34)→2長谷川拓(2) 3山本(10)
矢場とんブースターズ
3中山(6) 4大森(17) 7福尾(0)→H堀田(12)→9 D川上(47)→H松島(1) 6仲村(5) 9吉田(26)→7 5岡久(3)→H山岡(51)→5 2難波(24) 8菅井(8)

(試合経過)
1回裏、1死満塁から5番仲村が犠牲フライ。2死1,2塁から6番吉田のレフト前ヒットで2塁ランナーがホームを狙うも好返球でタッチアウトに。矢場とんブースターズの先制点は1点。1-0
2回表、1死1,3塁から8番菊美の犠牲フライ。1-1の同点に追いつく。
2回裏、1死1,2塁から1番中山の2点タイムリー3ベース。矢場とんがすかさず勝ち越し。3-1
4回裏、1死2塁から1番中山がタイムリー2ベース。更に2死1,2塁から4番川上が2点タイムリー2ベース。6-1
5回裏、ピッチャー交代、長瀬。2死2塁から1番中山がタイムリー2べース。2番大森も連続となるタイムリー2ベース。8-1
6回表、ピッチャー交代、加藤。
7回表、ピッチャー交代、野元。
矢場とんブースターズが快勝。決勝戦進出を決めました。

総評

日本プロスポーツ専門学校がその名の通り学校。基本は高卒で通っている選手ばかりなので、年齢的には若いチーム。その分大学卒が多いチームと対戦すると厳しくなることが多いのですが、今回はベスト4まで勝ち上がる躍進を見せました。
矢場とんブースターズの先発はエースの九谷投手。MAX147kmをマークして、企業チームにいてもおかしくない、かなりの好投手なのですが、毎回のようにヒット、四球でランナーを出して、2回表には一旦追いつく粘り。1回、2回の守備でも好プレーを見せて、普通のクラブチームとそん色ない戦いを見せてくれました。身体の大きい選手もいましたし、ここから、どこか企業チームに入るような選手が出てきてほしいですね。
矢場とんブースターズは今年、全日本クラブ選手権で準優勝の快挙を達成。やはり地力が違うという感じで、食らいつく日本プロスポーツ専門学校を徐々に引き離していきました。
1番の中山選手は4安打で4打点、3得点の大活躍。4番川上選手も3安打と見事な打撃を見せました。

ピックアップ選手

日本プロスポーツ専門学校 大坪 梓恩 外野手(千葉学芸 19歳)

4番レフトで出場。3打数1安打2三振。荒さもありますが、とにかく189㎝105㎏の体格が目立ちますし、化けそうな雰囲気を感じる選手でした。

日本プロスポーツ専門学校 大島 梓恩 外野手(松川 20歳)

6番ライトで出場。2打数1安打1犠打と活躍。

日本プロスポーツ専門学校 齋藤 俊輔 投手(敦賀 19歳)

先発して4回6失点。MAX134kmくらいでしたが、184㎝と上背もありますし、まだまだ球威は上がりそうな投手でした。

日本プロスポーツ専門学校 長瀬 真也 投手(惟信 19歳)

惟信高校時代に将来性あり、として推した投手。ここに進んでいたとは思いませんでした。120km前半くらいの球威でしたが、高校時代も130km近く投げていましたし、185㎝という上背があるので、球威を上げていってほしいですね。

矢場とんブースターズ 九谷 瑠 投手(堅田-大阪大谷大 2年目)

矢場とんに九谷といういい投手がいる、というのはちょっと聞いていたのですが、今年見れないままこの時期になっていました。
見た感想は・・・
「半年前に見ておきたかった」
178㎝ 80kg 体格もしっかりとしていて、この日はMAX147km。何度か147kmをマークし、アベレージは143~4km。かなりレベル高かったです。チェンジアップもレベル高かったし、もし独立リーグにいたらもっと話題になっていたかも。

矢場とんブースターズ 中山 竜我 内野手(近大泉州-上武大 4年目)

1番1塁で出場。4打数4安打3本が長打で4打点と大暴れでした。強く鋭い打球が目立ちました。

矢場とんブースターズ 川上 泰介 内野手(愛工大名電-中部学院大 3年目)

4番DHで出場。3打数3安打で2打点。結局打率7割で首位打者賞も受賞していました。

この試合の写真アルバムはこちら。

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