菊水化学工業－フタバ産業観戦記（2023年新春選抜リーグ戦）

1月11日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第1試合、菊水化学工業－フタバ産業の観戦記です。
開幕連勝を飾った菊水化学工業が前年優勝のフタバ産業とどういう試合をするかに注目して観戦しました。

菊水化学工業
０００１００００２｜３　H4　E0
１００００００１０｜２　H5　E1
フタバ産業

菊水化学工業
石原(21)、小松(11)－小塚
フタバ産業
村瀬(21)、花城(13)－尾西

投手成績
菊水化学工業
石原敬 7回1/3 100球被安打5 四球1 三振3 失点2
小松詢（洛水－愛知東邦大 29歳） 1回2/3 9球被安打0 四球0 三振1 失点0

フタバ産業
村瀬大地 8回1/3 103球被安打3 四死球2 三振3 失点3
花城武冶（浦添商－岐阜協立大 26歳） 2/3 11球被安打1 四球1 三振0 失点0

（出場選手）
菊水化学工業
8冨依(4) 7高木(12) 5村田(9) 2小塚(24) 6江川(10) 3濱田(5) 9栁沼(22) D米倉(27) 4菱田(1)
フタバ産業
7早田(5) 6山下(6) 4豊田(10) 2尾西(24) 8荒木(0) 9渡邉(8) 5服部(1) 3白井(3) D戸松(9)

（試合経過）
1回裏、2死2塁から4番尾西がタイムリー。フタバ産業が先制。1－0
4回表、無死2塁から2番高木がタイムリー。1－1の同点。
6回裏、1死3塁から3番豊田の初球を空振り。3塁ランナーが飛び出してしまい、タッチアウトに。得点ならず。
8回裏、1死から8番白井がソロホームラン。フタバ産業が勝ち越し。2－1。1死1塁でピッチャー交代、小松。1番早田の2球目にエンドランがフライになりゲッツー。追加点ならず。
9回表、1死1，2塁でピッチャー交代、花城。4番小塚がレフトオーバーのタイムリー2ベース。敬遠気味の四球で満塁に。1死満塁から6番濱田の遊ゴロで3塁ランナーが生還。菊水化学工業が逆転。3－2
菊水化学工業が逆転勝ち。

総評

終盤もつれた試合。9回表は2つミスが出たんですよね。1死から2番高木のレフト前のライナーのヒット。これがバウンドが少し変わったのもあったのですが、レフトが逸らして2ベースに。そして次の3番村田の回転のかかったピッチャーフライをグラブで弾いてエラー。そして4番小塚選手につながってしまいました。
こういうミスが出ると点は入っていきますよね。
攻撃面でも6回裏に1死3塁から3番豊田の叩きにいっての空振りで飛び出し。エンドランが出ていたか分からないですが、少なくともギャンブルスタートでの空振りで飛び出してしまいました。
さすがに8回の白井選手のホームランで決まったかと思いましたが・・・。野球は最後までわかりませんね。
村瀬投手の好投は一つ安心材料。フタバ産業は3連覇に黄色信号がともりましたが、まだ可能性はあります。やるべきことをきっちりとやって残り6試合を戦っていきたいですね。
菊水化学工業は流れ的には引き分けかな、というところでホームランを浴びて劣勢に。それでも勝ち越された後の1死1塁でエース小松投手をマウンドへ。このあきらめない姿勢が逆転につながったというのは今後に大きくプラスとなりそう。
石原投手もしっかりと試合を作りました。チームが力をつけているなと感じる試合でした。