栄徳-名城大附 観戦記(2022年高校野球選手権愛知大会)

7月13日にパロマ瑞穂球場で行われた第2試合、栄徳-名城大附の観戦記です。
初戦の組み合わせとしては屈指の好カードの一つ。
注目の両エースの投げ合いを期待して観戦しました。

栄徳
311000202|9 H13 E1
000023000|5 H6 E1
名城大附

栄徳
大田(1)-津島
名城大附
内山(1)-杉浦

投手成績
栄徳
大田涼雅 9回 134球 被安打6 四球1 三振7 失点5(自責点2)

名城大附
内山貴斗 9回 125球 被安打13 四球1 三振2 失点9(自責点8)

(出場選手)
栄徳
4松田 5小倉 6足立 9藤井 3内山 8五十嵐 7伊藤陽 2津島 1大田
名城大附
8横井 5渡部 4八木本 1内山 2杉浦 3海老(17) 6靏森 9山田(7) 7松本(9)

(試合経過)
1回表、2死3塁から4番藤井がタイムリー。5番内山が2ランホームラン。栄徳が3点を先制。3-0
2回表、2死2塁から1番松田がタイムリー。4-0
3回表、1死1塁から5番内山のセンター右への当たり、センター追いついたように見えましたが取れず、記録タイムリー3ベースに。5-0
5回裏、1死1塁から6番海老が右中間を破るタイムリー3ベース。7番靏森の投ゴロで3塁ランナーが隙を突いてホームに突っ込みホームに投げるもセーフに。1塁もセーフとなって記録野選で1点。5-2
6回裏、2死2,3塁から5番杉浦の遊ゴロがタイムリーエラーとなって2者生還。2死1塁から6番海老がタイムリー3ベース。名城大附が追いつく。5-5
7回表、1死1塁から2番小倉のタイムリー2ベースで栄徳が再び勝ち越し。2死2塁から4番藤井がタイムリー。7-5
9回表、1死2、3塁から3番足立が2点タイムリー。9-5
栄徳が名城大附を下しました。

総評

好投手の栄徳大田投手、名城大附内山投手が先発。正直投手戦と予想したのですが・・・。
大田投手はMAX136㎞、内山投手はMAX135㎞でした。暑さもあり、どちらも長いイニングを投げることを想定していたと思われ、要所で力を入れて投げる感じでしたが、長打で点を取られることが多かった。
立ち上がりから大田投手のが内容は良く、4回まではパーフェクト。栄徳がこのまま圧倒するかと思いましたが、5回に海老選手がタイムリー3ベースを放って流れを変えると、6回には栄徳にミスが出て、またも海老選手がタイムリー3ベースで同点。
ここで7回表に名城大附の内山投手が抑えたら名城大附に流れが完全に来たところでしたが、ここで流れを引き戻したのが1番松田選手のバントヒット。2番小倉選手のタイムリー2ベースで勝ち越し。栄徳の打線の鋭さも光りましたね。
春は愛知商の岡田投手に抑え込まれて初戦敗退。ここから奮起したと感じる打線の振りでした。
強豪同士の対戦を制した栄徳はここから乗っていきたいですね。

ピックアップ選手

栄徳 内山 航汰 内野手(3年)

5番1塁で出場。初回に2ランホームラン。3回にもタイムリー3ベースを放ち計3安打。長打を打てる魅力のあるバッターです。

栄徳 松田 侑大 内野手(3年)

1番セカンドで出場。足の速さが特徴で7回にはバントヒットを決め、勝ち越しのホームを踏む活躍。パンチ力もあって4回には3ベースも。チームに勢いをもたらす1番打者です。

栄徳 大田 涼雅 投手(3年)

最終回にMAX136㎞をマーク。序盤から緩急を使って投球マネジメントが出来ていました。カーブが有効的でした。中盤少しボールが増えて苦しんだので、序盤のようにストライク先行で攻めていきたいですね。

名城大附 海老 壱喜 内野手(2年)

背番号17番ながら6番1塁で出場。2本のタイムリー3ベースを含む3安打と奮闘。スピードを活かして野選を誘う等、小柄ながら高い能力を感じる選手です。

名城大附 内山 貴斗 投手(3年)

MAXは135㎞。正直もう少し球威を期待したのですが・・・。序盤に長打を浴びて失点。4回からは持ち直したのですが、同点に追いついた直後の7回表に再び失点。ここをエースとしてびしっと抑えれば、というところでしたが・・・。
暑い中投げ切らなければならない事情もあったように感じます。ピンチでの投球で少しでも踏ん張りたかったですね。
4番打者としては5回の先頭でチーム初ヒット。6回に相手の好プレーに阻まれた2ゴロも鋭かった。打者としての能力も高い。

名城大附 山田 空汰 外野手(2年)

8番ライトで出場。7回に先頭で2ベースを放ちました。2年生でのスタメン。新チームでは中軸として期待したいですね。

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