愛知啓成-享栄 観戦記(2022年秋季愛知県大会)

9月11日に小牧球場で行われた第2試合、愛知啓成-享栄の2回戦の観戦記です。
2回戦屈指の好カードの1つ。故障がうわさされる東松投手の登板があるか、あればどんな投球を見せるか注目して観戦しました。

愛知啓成
000000|0 H0 E3
005005|10 H11 E0
享栄
(6回コールド)

愛知啓成
宮原(1)、清水(11)、浴本(10)、鈴木(9)-澤崎
享栄
東松(1)-西久保

投手成績
愛知啓成
宮原大斗 2回1/3 37球 被安打4 四死球2 三振0 失点4
清水凰史 3回 41球 被安打4 四球1 三振0 失点4(自責点1)
浴本優陽 0/3 8球 被安打1 四球1 三振0 失点2(自責点1)
鈴木章一郎(2年) 1/3 9球 被安打2 四球0 三振1 失点0

享栄
東松快征 6回 70球 被安打0 四球1 三振8 失点0

(出場選手)
愛知啓成
3三輪 6丹羽 5山本 7小市→7丹治(17) 4山谷 9今井(19) 2澤崎 1宮原→1清水(11)→1浴本(10)→1鈴木(9)
享栄
8眞野(20) 4山田(14) 3磯部(9) 9高田(16)→7 7青山(17)→9村上(8) 5田口 2西久保 1東松 6大橋

(試合経過)
3回裏、1死3塁から9番大橋がタイムリー。更に1死満塁でピッチャー交代、清水。3番磯部がタイムリー。4番高田が2点タイムリー2ベース。5番青山が犠牲フライ。この回5点先制。5-0
6回表、1死から8番澤崎が四球を選び、パーフェクトは途切れる。
6回裏、1死3塁から8番東松の遊ゴロがタイムリーエラーに。更にエラーが出て1死1,2塁となったところでピッチャー交代、浴本。更にエラーで1死満塁となり、2番山田に押し出し四球。3番磯部がタイムリー。ここでピッチャー交代、鈴木。2死満塁から5番村上がタイムリー。6番田口もタイムリーを放ちコールド成立。享栄が快勝となりました。
東松投手は6回参考記録でノーヒットノーランを達成。

総評

東松投手の投球に注目しましたが、初回から147㎞をマーク。4回にはこの日のMAXである148㎞をマークし、これで肩肘に不安があるの?という内容。逆に心配にもなりますが・・・。
東松投手がある程度しっかりと投げられたら相手の打線はそうそう打てない。それを証明する試合になりました。愛知啓成は決して弱いチームではないのですが。
愛知啓成の投手陣も力のある球を投げていました。宮原投手は136㎞、清水投手は142㎞、浴本投手は左で137㎞。ただ、四死球やエラーでランナーがたまったところでタイムリーを打たれる悪循環で、結果コールドに。やはり絶対的な投手を相手にすると、いかに粘って接戦に持ち込むか、それが出来ないと厳しいのが分かりました。
享栄は4番の高田選手が3安打と圧巻の打撃を見せました。前後のバッターで上手くつながったのが良かったですね。

ピックアップ選手

愛知啓成 清水 凰史 投手(2年)

2番手で登板し、MAX142㎞をマーク。愛知啓成のスタンドも沸いていたのでMAX更新だったかもですね。上背もある投手で将来性の高さを感じる選手です。球威で押し込むケースもあったので、やはり今後もまっすぐを磨いていってほしいですね。

愛知啓成 宮原 大斗 投手(2年)

先発でMAX136㎞をマーク。右のスリークォーターで体格もいいですし、こちらも将来性を感じる投手です。バント処理でゲッツーを取るフィールディングの良さも見せました。

愛知啓成 浴本 優陽 投手(2年)

左でMAX137㎞をマーク。ややコントロールがばらつきましたが、ランナー溜まってのリリーフ登板だったので仕方ない部分もあるかも。改めて違うところで見たい投手でした。

享栄 東松 快征 投手(2年)

初回からMAX147㎞をマーク。肩肘の不安の報道が無ければもうただの圧巻の投球でした。結局MAXは148㎞。愛知啓成打線を寄せ付けず。
記録よりも打線の援護でイニング数を減らせたことが良かったですね。次の東邦戦での登板も楽しみです。

享栄 高田 洸希 外野手(2年)

4番ライトで出場。強いスイングが出来て、速い打球で2ベースを2本。ものの違いを見せる打撃でした。なぜか背番号は16番でしたが・・・。

享栄 磯部 祐吉 外野手(2年)

3番1塁で出場。2本のタイムリーはいずれもセンター返しの打撃でした。

享栄 西久保 颯 捕手(1年)

肩が強く、打撃でも2ベースを放って先制のチャンスメイクをしていました。楽しみな捕手ですね。

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