三菱自動車岡崎-日本製鉄東海REX 観戦記(2023年東海地区都市対抗2次予選)

6月1日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第3代表トーナメントの準決勝、三菱自動車岡崎-日本製鉄東海REXの観戦記です。
1回戦でぶつかった両チーム。全く同じ先発投手での再戦となりました。

三菱自動車岡崎
110400001|7 H10 E2
000010000|1 H10 E2
日本製鉄東海REX

三菱自動車岡崎
秋山翔(21)、北畑(18)、秋山凌(11)、神原(16)-西川
日本製鉄東海REX
吉川(18)、孕石(11)、続木(16)、新原(15)、浦本(21)-阿保

投手成績
三菱自動車岡崎
秋山翔(日大鶴ケ丘-武蔵大 5年目) 5回 92球 被安打5 四球2 三振2 失点1

北畑勇季(大体大浪商 12年目) 1回 24球 被安打1 四球1 三振0 失点0

秋山凌祐 2回 34球 被安打1 四球2 三振2 失点0
神原友(東海大甲府-東海大 7年目) 1回 26球 被安打3 四球0 三振1 失点0

日本製鉄東海REX
吉川大翔 2回 42球 被安打2 四球1 三振3 失点2
孕石幸寛(島田工-東海大海洋学部 3年目) 2回 50球 被安打5 四球1 三振3 失点4

続木悠登(横浜商大-日大国際 5年目) 1回1/3 29球 被安打1 四球1 三振2 失点0

新原俊哉(高蔵寺-富山大 4年目) 1回2/3 24球 被安打0 四球2 三振1 失点0

浦本千広(必由館-九産大 4年目) 2回 31球 被安打2 四球0 三振3 失点1

(出場選手)
三菱自動車岡崎
9里見(28) 3小室(6) 4古川(7) 7豊住(24) D荒井(5)→H星野(20)→R冨澤(4) 5菅原(3) 8中村(31) 2西川(10) 6内藤(8)
東海REX
9山本(3) D加藤辰(29) 5古川(5)→H吉位(7)→5→3 3金子(23)→R荒木誠(9)→4 4平野晴(4)→5 8大塚(2) 6平野翔(6) 7長南(10)→H福田(8)→7 2阿保(22)

(試合経過)
1回表、2死から3番古川がソロホームラン。三菱自動車岡崎が先制。1-0
2回表、1死2,3塁から8番西川の2ゴロを上手く捌くも1塁アウトの間に1点。2-0
3回表、ピッチャー交代、孕石。
4回表、1死2塁から8番西川がタイムリー。更に2死1,3塁から2番小室が3ランホームラン。6-0
5回表、ピッチャー交代、続木。
5回裏、2死満塁から代打吉居がタイムリー。6-1
6回表、1死1,2塁でピッチャー交代、新原。
6回裏、一旦マウンドに上がった秋山翔が脇腹?の痛みを訴えて降板。北畑がマウンドへ。2死満塁まで行くも1番山本の遊ゴロでショート、ファースト両方の好プレーでアウトに。ピンチを脱します。
7回裏、ピッチャー交代、秋山凌。
8回表、ピッチャー交代、浦本。
9回表、1死2塁から6番菅原がタイムリー2ベース。7-1
9回裏、ピッチャー交代、神原。
三菱自動車岡崎が勝って第3代表決定戦に駒を進めました。

総評

日本製鉄東海REXの吉川投手は前回の対戦で完封。ただ、やはり対戦が近かった分、三菱自動車岡崎も対策がしやすかったのか、初回に1番2番が粘って球数を投げさせると、3番の古川選手が見事に捉えてソロホームラン。2回もピンチを作ってあわやタイムリーという内野ゴロの間の1点で2失点。ここで早々に吉川投手を諦める形に。
一方の秋山投手も同じマッチアップだったわけですが、ここまでの経験も豊富で、ストライク先行の投球が出来ていて東海REX打線をしっかりと抑えて流れを作る。そして4回に西川選手のタイムリーと2番小室選手の3ランホームランが出て勝敗はほぼ決まった形になりました。
ただ、東海REX打線もそこから粘りを見せて5回には4安打で1点。秋山投手が降板した6回にも満塁のチャンスを作るも、ここでファインプレーにしのがれて反撃出来ず。
結局4度の満塁があって1点しか取れず。両チーム全く同じ、10安打、2エラーでかたや7点、かたや1点。これが全てでしたね。
三菱自動車岡崎はいい形での勝利だったのですが、秋山翔投手の故障が心配。大怪我でなければいいのですが・・・。
秋山凌投手が最初のイニングで苦しんで満塁まで行って何とかしのぐと、次のイニングもマウンドに上がってここは三者凡退。こういう経験を積めたのは良かったですよね。
東海REXはあと1本が、というところなのですが、ヒットが全部単打なんですよね。コースヒットが多かったですし、相手が怖さを感じない打線になっている印象。代打で出た吉居選手、福田選手にヒットが出ましたし、途中出場の荒木誠選手もヒット。こういう選手を上手く使って仕切り直ししてほしいですね。

ピックアップ選手

三菱自動車岡崎 古川 智也 内野手(新庄-慶応大 1年目)

ルーキーながら3番セカンドを任され、初回に先制ホームラン。2安打1四球と活躍しました。チームの主力(小室、豊住)に挟まれる打者が打つと得点力が上がりますよね。

三菱自動車岡崎 小室 和弘 内野手(昌平-明治大 11年目)

2番1塁で出場。4回にダメ押しとなる3ランを放ち、勝利を手繰り寄せました。守備でも6回にチームをファインプレーで救いました。

三菱自動車岡崎 菅原 裕太 内野手(日大藤沢-日大 2年目)

6番サードで出場。4安打の大暴れで盗塁からタイムリーでかえってくる場面も。広角に打てるバッターですね。

三菱自動車岡崎 秋山 凌祐 投手(愛工大名電-立命館大 1年目)

7回からマウンドに上がり、最初のイニングは2死満塁にするなどかなり苦労しました。それでも何とか抑えると8回は2奪三振を含む三者凡退。MAX146km。こういう経験を次につなげてほしいですね。

日本製鉄東海REX 吉居 翔伍 内野手(中京-中京学院大 3年目)

5回に代打で起用されてタイムリー。元々は中軸を打っていたバッターですし、さすがというところを見せました。

日本製鉄東海REX 阿保 拓真 捕手(弘前工-平成国際大 4年目)

9番捕手で出場。2安打のマルチ。状態が良くなかった印象ですが、これで上がってくるかもですね。

日本製鉄東海REX 吉川 大翔 投手(坂井-専修大 2年目)

先発して球速は144kmとまずまず。ただ、立ち上がりから粘られて、ホームランを浴びる等、前回から研究された部分も感じました。空振りを取れる武器が欲しいかな、と。

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