長久手-豊橋中央 観戦記(2019年愛知夏大会)

7月21日に小牧球場で行われた4回戦第1試合、長久手-豊橋中央の観戦記です。
ここまで継投で相手打線を抑え込んできた豊橋中央がこの試合でどういう戦いをするかに注目して観戦しました。

長久手
000000000|0 H2 E6
00000310X|5 H8 E0
豊橋中央

長久手
大櫃-田中
豊橋中央
長井、藤城、中山-中川

投手成績
長久手
大櫃(1) 8回 110球 被安打8 四死球4 三振7 失点5(自責点0)
豊橋中央
長井(16) 7回2/3 95球 被安打2 四球2 三振6 失点0
藤城(10) 1/3 11球 被安打0 四球1 三振1 失点0
中山(18) 1回 12球 被安打0 四死球2 三振0 失点0

大櫃投手は右のオーバーハンド。MAX128km。変化球でカウントを取れて、ストライク先行出来るので大崩れしない。5回裏に1番彦坂のピッチャーライナーを肩付近に受けてもベンチにも下がらずに続投。そのあとも抑えたのは見事でした。

長井投手は左のオーバーハンド。ややコントロールに苦しむも、序盤まっすぐ多めでしのぎ、安定してきた中盤以降は変化球とのコンビネーションで抑えました。

藤城投手は右のサイドハンド。ちょっとボールが多かった。

中山投手は右のオーバーハンド。MAX140kmを記録。ただ、変化球が多く、もっとまっすぐで押した方が、と感じる投球でした。

(スタメン)

(交代選手)
長久手
8柳澤→H長谷川(12)→8板津(19)
豊橋中央
1長井(16)→1藤城(10)→H黒田(13)→R片岡(14)→1中山(18)

(試合経過)
1回裏、1死1、2塁からゲッツー崩れで送球が1バウンドになり1塁手が取れず2塁ランナーがホームイン。豊橋中央が先制。
4回表、2死2塁から4番花本がセンターへクリーンヒット。2塁ランナーがホームを狙うもタッチアウトに。
6回裏、2死3塁から8番長井の強い2ゴロをセカンドが上手く取るも1塁への送球が逸れてタイムリーエラー。更に2死2、3塁からワイルドピッチで3塁ランナーホームイン。2番山内のタイムリー。4-0
7回裏、2死2塁から3盗でキャッチャーの悪送球が絡み1点。5-0
8回表、2死でピッチャー交代、藤城。
9回表、1死から連続四死球で1,2塁となるも、5番川本が3ゴロで5-5-3となり試合終了。
豊橋中央が勝ちました。

長久手は大櫃投手が良く投げて、豊橋中央に食らいつきました。

ただ、守備であまりにもミスが多くて・・・。大櫃投手は自責点0。普通のピッチャーなら崩れてもおかしくない状況や打球を食らった後でもしっかりと投げ切ったのは感動すら覚えました。

打線は力負け。唯一4回表に2死2塁での花本選手のヒットからの本塁憤死が惜しかったですが・・・。タイミング的には余裕あってのアウトでしたが、あそこは回すかな。仕方ない判断だったように思いました。

花本選手、田中捕手中心の新チームになると思いますが、夏2勝の経験を活かして頑張ってほしいですね。なんにせよ守備でピッチャーを助けたい。

豊橋中央はちょっと打線が低調。4番中川選手がタイミングが合ってない感じで、いい当たりも少なかった。大櫃投手が素晴らしかったというのはありますが、次の桜丘戦へやや不安を残す試合になりました。

投手は長井投手が長いイニングをしっかりと投げて、5回戦以降に余裕を作りました。桜丘戦は大竹投手中心の起用になると思いますが、余力を残すという意味では大きな好投でしたね。

ヒットは4試合で9本のみと1試合平均2本ちょっとしか打たれていないのですが、意外と余四死球が多い。そのためにピンチは結構作られてるんですよね。
強豪私学相手だとそういう部分を逃してはくれないので、しっかりとゾーンで勝負したい。

彦坂選手、山内選手の1,2番が好調。中軸で返して投手陣を楽にしたいですね。

中山投手の140kmは、先々のことも含めて楽しみ。こういうピッチャーが控えでいること自体がすごいですよね。

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