名古屋国際-東邦 観戦記(2022年高校野球選手権愛知大会)

7月24日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた5回戦第2試合、名古屋国際-東邦の観戦記です。
強い勝ち方でここまで勝ち上がってきた東邦が、名古屋国際相手にどういう試合をするか注目して観戦しました。

名古屋国際
000000001|1 H5 E0
10012001X|5 H13 E1
東邦

名古屋国際
市川(1)、新海(10)、市川(1)-後藤
東邦
岡本(18)、宮國(10)-落合

投手成績
名古屋国際
市川漣 8回 99球 被安打12 四死球3 三振0 失点4
新海貴也(3年) 0/3 5球 被安打1 四球0 三振0 失点1

東邦
岡本昇麿 8回 107球 被安打3 四球2 三振7 失点0
宮國凌空(2年) 1回 24球 被安打2 四球0 三振1 失点1(自責点0)

(出場選手)
名古屋国際
9河野(7) 8大江(9) 1市川 7山崎純(8) 5飯尾 6榑松 4二村→H武藤(11)→4山崎漣(14)→1新海(10)→4西尾(13)→H竹内大(12) 3野上 2後藤
東邦
8早川 4中村 3加藤 7城 9網代 2落合 5眞邉 1岡本→H上田(17)→R古川(14)→1宮國(10) 6相賀

(試合経過)
1回裏、1死2塁から3番加藤がタイムリー。東邦が1点先制。1-0
4回裏、4番城の3ベース、5番網代のタイムリー2ベースで1点。2-0
5回表、2死1,2塁から8番野上がヒット。2塁ランナーがホームを突くもタッチアウトに。
5回裏、2死満塁から5番網代が2点タイムリー。4-0
8回裏、1死2塁から9番相賀のタイムリー2ベース。5-0
9回表、2死1,3塁から6番榑松がタイムリー。5-1
東邦が快勝し、ベスト8進出。

総評

東邦が快勝。
ヒット数が13本の割には5点。併殺が4つもあって、不運な打球も多かった。その分点が取り切れなかった印象。
それでもある程度まんべんなくヒットは出ているし、状態は悪くないかな。中軸の3人がいずれもマルチ。この辺りは心強いですね。
岡本投手はMAX141㎞を何度もマークするなど、球威があり内容も良かった。5回くらいからは暑さもあって疲れも見えていましたが、それでも8回まで0を並べたのは立派。今後も大きな戦力になりそう。
名古屋国際は好守備もあって東邦を何とか食い止めていきました。コールドの点差までいかなかったのは立派。そして最終回は意地を見せて1点を返す。3年生がつないで2年生の榑松選手がタイムリーを打ったというのは今後につながりそう。
先発の市川投手は右のサイドハンド。下気味から投げたり、スリークォーターから投げたりと工夫しながら東邦打線に立ち向かっていきました。
ほとんど今大会を1人で投げたとのこと。力は出し切ったかな、と思いますね。
東邦はベスト8は中部大春日丘。秋に悔しい逆転負けを喫した相手。ある意味これ以上ない相手ですよね。厳しい戦いが続きそうですが、モチベーション高く残りを行ってほしいですね。

ピックアップ選手

名古屋国際 飯尾 晴陽 内野手(3年)

5番サードで出場。チーム唯一のマルチを記録しました。サードで好プレーも披露。チームを盛り立てました。

名古屋国際 榑松 亜雅士 内野手(2年)

6番ショートで出場。9回にはタイムリーを放ち、1点をもぎ取る殊勲。スタメンで唯一の2年生。秋からはこの経験を活かしたいですね。

名古屋国際 市川 漣 投手(3年)

先発でほぼすべてを投げ切った形に。大会を通じてもここまではすべて1人で投げ切りました。サイドハンドの変則でやや下から投げたり、上から投げたり。東邦相手にも粘りのピッチングを見せました。

東邦 網代 琉聖 外野手(3年)

5番ライトで出場。2連続タイムリーで3打点。4回のタイムリー2ベースはフェンス上段に直撃であとちょっとでホームランでした。しっかりと引っ張れるのがいいですね。

東邦 岡本 昇麿 投手(2年)

先発で8回まで投げました。MAX141㎞を何度か記録。球威もありコントロールも良かった。5回以降疲れも出ましたが、それでも球威で押す力は8回までしっかりと投げ切り、本人にとっても自信になりそう。

東邦 城 幸佑 外野手(3年)

4番レフトで出場。3安打1四球とすべての打席で出塁。センターに長打を打てるパンチ力が魅力。

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