大阪商業大-中京大 観戦記(2023年関西六大学・愛知大学野球連盟対抗戦)

3月20日に春日井球場で行われた関西六大学・愛知大学野球連盟対抗戦の第2試合、大商大-中京大の観戦記です。
関西六大学で圧倒的な強さを見せる大商大に対し、中京大がどういう試合を見せるか注目して観戦しました。

大商大
004110110|8 H9 E0
030010000|4 H8 E2
中京大

大商大
鈴木(13)、福島(14)、加茂(39)、高(18)、上田(1)-松田、蜷川
中京大
高木(11)、川井(16)、渡邉(14)、沢田(20)、中川(21)-関岡

投手成績
大商大
鈴木豪太(東海大翔洋 2年) 2回 33球 被安打4 四球0 三振4 失点3

福島孔聖(広陵 2年) 3回 60球 被安打3 四球3 三振3 失点1

加茂優太(藤井学園寒川 4年) 1回 18球 被安打0 四球1 三振1 失点0

高太一 2回 24球 被安打1 四球0 三振1 失点0
上田大河 1回 14球 被安打0 四球1 三振1 失点0

中京大
高木快大 5回 94球 被安打5 四球4 三振3 失点6(自責点4)
川井康誠(西尾 2年) 1回 15球 被安打1 四球0 三振1 失点0

渡邉優心(常葉大菊川 3年) 1回 20球 被安打2 四球0 三振0 失点0

沢田涼太(享栄 2年) 1回 22球 被安打1 四球1 三振0 失点1

中川健翔(三重・海星 4年) 1回 14球 被安打0 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
大商大
8渡部(10) D山本(26)→R村田(40)→H新野(31) 9福島大(3) 3河西(7)→3菊地(32) 7大橋(29)→H福島悠(36)→R吉岡(6)→7明石(4) 5板谷(35)→5長野(28)→5松岡(25) 4佐藤(23)→4綛田(8) 6薮井(2) 2松田(22)→H畑中(34)→2蛭川(27)
中京大
3松山(3) 7鶴田(7) 9岡田(1) 5土井(25) 4桑原(2) D川瀬(35)→H山本(33) 8秋山(24)→H飯嶌(8)→8 2関岡(12)→H太田(5) 6杉浦(10)→6白井(28)

(試合経過)
2回裏、1死から5番桑原がソロホームラン。2死2塁から8番関岡が2ランホームラン。中京大が2本のホームランで3点先制。3-0
3回表、1死満塁から3番福島大に押し出し四球。4番河西が2点タイムリー2ベース。5番大橋がタイムリー。大商大が一気に4点取ってすぐさま逆転。4-3
3回裏、ピッチャー交代、福島。
4回表、1死3塁から9番蜷川のセーフティスクイズ成功。5-3
5回表、1死1,3塁から5番大橋の1ゴロが野選となり1点。6-3
5回裏、2死3塁から4番土井がタイムリー。6-4
6回表、ピッチャー交代、川井。
6回裏、ピッチャー交代、加茂。
7回表、ピッチャー交代、渡邉。1死2塁から代打福島悠がタイムリー2ベース。7-4
7回裏、ピッチャー交代、高。
8回表、ピッチャー交代、沢田。2死から1番渡部が特大のソロホームラン。8-4
9回表、ピッチャー交代、中川。
9回裏、ピッチャー交代、上田。
大商大が快勝。

短評

2回に中京大が2本のホームランで3点を先制。これは中京大が大商大に勝つのか、と思ったのもつかの間、すぐに3回表に大商大が逆転。こういうところに凄みを感じます。3点取られた後にバッテリー事次の回に交代とか、厳しさも強さを生む土壌なんでしょうね。
試合前に渡部選手はすごいですよ、と教えてもらいましたが、いきなり第1打席でフェンス際まで運び、3回にヒットを放つと、8回には特大のホームラン。噂通りのすごさを体感させてもらいました。
最後の3イニングは高投手、上田投手を投げさせてくれる“サービス”も。さすがですね。
中京大は高木投手が初回に146㎞をマーク。大商大相手にも通用するかな、と思わせましたが、2廻り目につかまりました。それでも5回を投げ切ったのはいい経験ですよね。
川井投手、沢田投手と力のある球を投げていて、楽しみな投手でした。
打つ方もホームランが2本と打線は大商大に引けを取らないものを見せてくれました。投手陣をどう本番に向けて整備するかがカギになりそうですが、打線でもカバーしていきたいですね。

ピックアップ選手

大商大 渡部 聖弥 外野手(広陵 3年)

1番センターで出場。いい選手だと試合前に聞かされましたが、その通りの選手でした。ホームランはでかすぎて、春日井球場であそこまで運んだ選手は見たことがない、という当たり。守備でも素晴らしく、来年は騒がれる選手になりますね。

大商大 高 太一 投手(広陵 4年)

7回から登板して、2回を1安打無失点。やや抜いて投げている印象もありましたが、力を入れた球はMAX144㎞をマーク。さすがドラフト候補という力を見せました。

大商大 上田 大河 投手(大商大 4年)

9回にマウンドに上がり、MAX149㎞をマーク。常時145㎞出ていて、フォークも良く、こちらもさすがという投球でした。

中京大 桑原 大紀 内野手(日本文理 3年)

5番セカンドで出場。ホームランは打った瞬間の当たりで、これを含む2安打。楽しみな選手ですね。

中京大 鶴田 健心 外野手(中京大中京 4年)

2番レフトで出場。2安打のマルチでスピードもあるところを見せました。

中京大 高木 快大 投手(栄徳 2年)

先発してMAX146㎞をマーク。2廻り目に捕まりましたが、それでも5回まで投げ切ったことは大きな経験。球質の良さは保っているので、あとは出力を安定させたいですね。

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