JR九州-日立製作所 観戦記(2022年社会人野球日本選手権)

11月1日に京セラドーム大阪で行われた第2試合、JR九州-日立製作所の観戦記です。

JR九州
000000300|3 H4 E2
00200130X|6 H10 E0
日立製作所

JR九州
鷲崎(15)、井上(19)、足立(16)、吉田(17)-塩田、長谷川
日立製作所
青野(14)、岡(11)、田川(18)-鮎ケ瀬、中園

投手成績
鷲崎淳(創成館-近畿大 24歳) 5回 71球 被安打6 四球0 三振4 失点2

井上翔夢(佐賀学園-西日本工業大 32歳) 1回1/3 54球 被安打4 四球3 三振2 失点4(自責点3)

足立直(綾部-京都先端科学大 25歳) 2/3 6球 被安打0 四球0 三振1 失点0

吉田奈緒貴 1回 13球 被安打0 四球0 三振3 失点0

日立製作所
青野善行 6回 96球 被安打2 四死球3 三振11 失点0
岡直人(徳山商工-徳山大 25歳) 2/3 30球 被安打2 四球2 三振1 失点3

田川賢吾 2回1/3 25球 被安打1 四球0 三振3 失点0

(出場選手)
JR九州
8美澤(13)→4松下(25)→H藤江(22) D池田(7) 3山脇(6) 9山田(9) 7岩切(30) 2塩田(12)→R村上(23)→2長谷川(26) 5高橋(5) 4友利(1)→H大塚(8)→8 6田中(2)
日立製作所
8佐々木(8) 5森下(1) 4野中(7) 7大塚(24)→7八幡(10) D田中(23) 3東(9) 9三倉(25) 6宮(6) 2鮎ケ瀬(0)→H中園(12)→2

(試合経過)
3回裏、1死1塁から1番佐々木がセンターやや左中間よりの深いところに打ち込む2ランホームラン。日立製作所が2点先制。2-0
6回裏、ピッチャー交代、井上。1死1,2塁から遊ゴロで6-4-3と渡るも1塁送球が逸れ、2塁ランナーが生還。3-0
7回表、ピッチャー交代、岡。1死1,2塁から9番田中のタイムリー2ベース。2死2,3塁から2番池田の2点タイムリー。同点。ここでピッチャー交代、田川。3-3
7回裏、1死満塁から2番森下が2点タイムリー2ベース。3番野中のタイムリー内野安打。ここでピッチャー交代、足立。日立製作所が再度勝ち越し。6-3
8回裏、ピッチャー交代、吉田。
日立製作所が終盤突き放して勝ちました。

総評

継投の難しさが出た試合。
5回を終わって日立製作所が佐々木選手の2ランホームランで奪った2点でリード。
JR九州は6回から継投に入って、痛いエラーが出て失点。3-0となって試合は決まったかに思いました。
日立製作所がそこまで11奪三振を奪って好投していた青野投手から岡投手に継投したらこれが裏目に。四球から長打を浴びて、同点タイムリーのところで降板。同点で田川投手が止めたのでまだ良かったですが、こういうことがあるんだな、と改めて感じさせられました。
同点でJR九州は井上投手を続投させましたが、こちらも四球にエラーが絡んで失点。後続のピッチャーがしっかりと抑えただけに結果論ですが継投が遅れた形。投手起用は難しいですね。
日立製作所はどんどん打っていくスタイルで、個人的には好きな野球でした。これで勢いに乗りたいですね。

ピックアップ選手

JR九州 田中 允信 内野手(福岡工-東亜大 36歳)

9番ショートで出場。7回に反撃となるタイムリー2ベースを放ち、9回にも意地の一打でマルチ。ベテランの奮闘はお見事です。

JR九州 池田 幸樹 外野手(宮崎学園-九産大 28歳)

2番DHで出場。7回に同点となる2点タイムリー。四死球で2度出塁もあり、チームへの貢献が素晴らしかった。

JR九州 吉田 奈緒貴 投手(宮崎商 29歳)

8回にマウンドに上がり、3者連続三振で味方を鼓舞。結果論ですが、もう少し早いところで見たかった。

日立製作所 青野 善行 投手(市立船橋-国際武道大 25歳)

5回までで10奪三振。6回にピンチを作って抑えたもののそこでお役御免となりました。どんどん追い込んで空振りを取っていく投球はお見事。

日立製作所 佐々木 俊輔 外野手(帝京-東洋大 22歳)

1番センターで出場。第2打席にセンターやや左の一番深いところに打ち込む2ランは圧巻。2安打1四球と大暴れ。来年は注目される存在になりそうです。

日立製作所 田川 賢吾 投手(高知中央-ヤクルト 28歳)

7回に同点に追いつかれたところでマウンドへ。しっかりと抑えて再度勝ち越しにつなげ、リード後の2イニングも1安打に抑える投球は見事でした。

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