第101回全国高等学校野球選手権 愛知大会 Fブロック展望

Fブロックのシード校は享栄。

個人的に今大会のキャスティングボートを握っているのは享栄。そんな印象を持っています。中京大中京に2戦2勝、東邦に1戦1勝。上位と言われる2チームにしっかりと勝っているのは大きいですよね。春に見た印象では思った以上に大藤カラーが浸透しているな、という印象。ピッチャーはものすごい球威があるわけではないのですが、しっかりと守り、ランナー1塁では確実に送って長打で返す。走塁技術が高い。こういう形が出来ているので夏でも強さを発揮出来そう。

初戦は大成横須賀の勝者と。大成は近藤投手ら力のあるピッチャーがいて、春は県大会を逃したものの地力が高い。横須賀も2次に進んでいるチームなので侮れないチームです。享栄といえども、夏の初戦になりますし、楽な戦いにはならなさそう。大成が来る可能性が高そうですが、大成としては投手が踏ん張っているうちに早い回で先手を取りたい。

その隣のゾーンに選抜優勝校の東邦が入りました。実力は言わずもがな。戦い方としては投手をどうするのかがポイントに。植田投手がエースと聞いていますが、本来の力を発揮すれば、県トップクラスのサウスポー。そうそう打たれない投手のはずですが、大事な試合や甲子園では石川選手に頼ってきたので、そのツケがここで出ないとも限らない。その石川選手の投手としての起用方法も難しい判断となりそう。

初戦の天白は昨年8強で結果代表校となった名電を9回2死まで追い詰めました。現チームの秋には享栄とも接戦をしていますし、成長していたら侮れない。

そしてその隣には星城が入りました。星城も平林監督となりそろそろ結果が欲しいところ。石黒投手という柱がいますし、打線もしっかりと振って強いスイングが光る。昨年は競り負けた名電が甲子園に。今年こそ、東邦を倒して勢いに乗って甲子園へ、と思っているでしょうね。

星城の初戦の相手、豊橋南も春に県大会進出の好チーム。石川投手は好投手です。

半田愛知商は伝統校。簡単には3回戦で譲らないでしょう。

反対ブロックには春の全尾張大会を制した東浦が目立ちます。いい意味で公立っぽさが無く、力強さが目立つチーム。春は愛産大工をコールドで破っていますし。伊加田投手は2年生で、球威が上がっていたら楽しみな存在。

ただ、初戦の豊田北は難敵。2年生の弦本投手はまだチェック出来ていないのですがいいと聞いているので・・・。この対戦は好カードですよね。

一色名経大市邨も好カード。一色は齋藤投手が春に見かけなかったで不安ですが、登板があれば好サウスポー。市邨は鈴木亮-佐藤のバッテリーが昨夏も経験していてレベルが高い。

千種刈谷北も県大会出場校同士の好カード。千種は2年生中心で秋以降にも注目。

豊野安城学園と。春辞退の安城学園の力がどうなっているか分からないのですが、秋の実績と大谷投手が健在なら、秋は全三河大会準優勝という強いチーム。このゾーンで5回戦まで行っても不思議じゃない。豊野も1年生が入り力はかなり上がっています。春は主力に故障者が出て力を発揮出来ず。戻ってきているので、上手く力がまとまれば番狂わせも。

東邦-名経大市邨のブロック決勝で東邦の代表を予想しますが、本当に迷いました。難しいブロックになりますね。激戦です。

その他のチーム。守山海翔菊里新城小坂井春日井惟信

※リンクから各校の戦績が見れます。

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