豊田鉄工-三京アムコ 観戦記(2023年天皇賜杯愛知県予選大会(東部))

6月20日に刈谷球場で行われた第2試合、豊田鉄工-三京アムコの観戦記です。
躍進が続く三京アムコが豊田鉄工相手にどういう試合を見せるか注目して観戦しました。

豊田鉄工
000000000|0 H4 E0
00100000X|1 H5 E1
三京アムコ

豊田鉄工
森(16)-吉村
三京アムコ
南出(18)-村上

投手成績
豊田鉄工
森貴之 8回 115球 被安打5 四死球2 三振5 失点1

三京アムコ
南出晴哉 9回 128球 被安打4 四球2 三振3 失点0

(出場選手)
豊田鉄工
8森(10) 5堀本(3) 2吉村(27) 3名古路(5) 7村田(6)→6 D土屋(23) 9清水(2) 4森元(1)→7工藤(7) 6安食(0)→R中根(4)→4
三京アムコ
8松山(3) 6平戸(10) 4牛島(1) 9藤江(9) 3本道(25) 5山口(4) 2村上(27) D吉野(6) 7後藤(23)

(試合経過)
3回裏、1死満塁から3番牛島が叩いて遊ゴロの間に1点。三京アムコが先制。1-0
5回裏、1死からエラーと四球で1,2塁。7番の清水が1ゴロ、8番森元も1ゴロに倒れ得点ならず。
6回裏、1死1,2塁から3番吉村が3ゴロ併殺打。得点ならず。
三京アムコが虎の子の1点を守り切り、準決勝進出を決めました。

短評

三京アムコが3回に上げた虎の子の1点を守り切りました。個人的には5回をしのいだのが大きかった。1死から出したランナーがエラーと四球。こういうランナーは返ってくることが多いのですが・・・。7番清水の1ゴロは変な回転がかかっていやな当たりだったのですが、落ち着いて守り、0点に抑えたのが大きかったですね。
6回にも1死1,2塁から強い当たりがゲッツー。これで大分楽になりました。
それでも1点差。最後まで集中を切らさなかった南出投手、三京アムコの野手陣。見事でしたね。
豊田鉄工の森投手も力が入っていて、MAX137km出ていてボールも走っていました。結局3回の1点だけでしたから・・・。森投手は責められないですよね。むしろチャンスでしっかりと叩きを決めた牛島選手が素晴らしかったです。
三京アムコはこれでベスト4進出。初の全国大会へあと2勝と迫りました。急速に力を付けているチームですが、しっかりと野球が出来ているんですよね。勢いだけではないというか。次の試合の戦いぶりも注目です。

ピックアップ選手

豊田鉄工 森 貴之 投手(天白-愛知大 9年目)

どちらかというと上手さが先に来る投手、というのが最近の森投手の印象でしたが、この日はMAX137kmと要所では力のあるボールが来ていて、ヒットらしいヒットは2本くらい。ただ、唯一の長打を1点につなげられてしまいました。森投手は責められない内容。

豊田鉄工 森 亮太 外野手(三好-至学館大-BC福井 10年目)

1番センターで出場し、2安打のマルチ。打撃技術の光る選手ですね。

豊田鉄工 安食 幹太 内野手(鶴岡東-亜細亜大 4年目)

9番ショートで出場。6回には先頭でヒットを放ち、チャンスメイク。1安打1四球と活躍しました。

三京アムコ 南出 晴哉 投手(名古屋-東海学園大 2年目)

140m近いスピードも出ていて、変化球との緩急でゴロアウトを多く取っていました。5回にエラー、四球のピンチをしのいだのが大きかったですね。最後まで球威が落ちなかったのもお見事でした。

三京アムコ 後藤 晃成 外野手(愛工大名電-愛工大 1年目)

9番レフトで出場。高校の頃から俊足で名前を馳せた選手ですが、この日もバントヒット含む2本とも内野安打。特徴を活かした活躍で勝利に貢献。

三京アムコ 牛島 翔紀 内野手(星城-中部大 2年目)

3番セカンドで出場。3回に1死満塁から軟式の必須技術、叩きを見事に決めて1点。これが決勝点に。ホームランも打てる打者ですが、こういう小技も決められるのはチームにとっても大きいですね。

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