愛産大三河-瀬戸 観戦記(2021年高校野球選手権愛知大会)

7月22日に小牧球場で行われた4回戦、愛産大三河-瀬戸の観戦記です。
瀬戸の星野投手が見たくて足を運んだ試合。石原投手と好左腕同士の投げ合いになりました。

愛産大三河
000300105|9 H12 E1
000000100|1 H6 E4
瀬戸

愛産大三河
石原、豊田-山田
瀬戸
星野-瀧本

投手成績
愛産大三河
石原和馬(1) 8回 129球 被安打6 四球1 三振6 失点1

豊田英志(19) 1回 18球 被安打0 四球1 三振1 失点0

瀬戸
星野恒輝(1) 9回 170球 被安打12 四球8 三振3 失点9(自責点1)

(出場選手)
愛産大三河
9杉山(17) 6金子 1石原和→8 5渡邉 2山田 4北原 7松原 3臼井 8籠谷→1豊田(19)
瀬戸
2瀧本 6麻田 1星野 7谷野 8阪井 3古屋敷(13) 5大里(10)→H友田(3) 9石野→H吉田(17)→R嵩(19) 4水野

(試合経過)
4回表、1死1,2塁から6番北原の2ゴロで悪送球となり2者生還。尚も2死1,3塁から1塁ランナースタートして2塁送球がセンターに抜けて3塁ランナーホームイン。愛産大三河が3点先制。
7回表、1死2塁から2番金子のタイムリー。更に2死1,2塁から5番山田のヒットで2塁ランナーがホームを突くもタッチアウトに。4-0
7回裏、2死1,3塁から9番水野のタイムリー。4-1
9回表、1死2塁から5番山田のタイムリー。2死2塁からタイムリーエラー。2死3塁から8番臼井がタイムリー。2死2,3塁から1番杉山が2点タイムリー。9-1
愛産大三河が勝ちました。

総評

愛産大三河は4回に相手のミスに乗じて3点を先制。7回以降は疲れが見えた星野投手から上手く捉えて追加点を奪いました。
ただ、星野投手や瀬戸の野手陣もなんとか踏ん張って、8回までは追加点を最小に抑えて踏ん張っていました。
ただ、8回表、2死満塁のフルカウントで星野投手が足に痙攣をきたして一時中断。この後再度マウンドにあがってこの場面を抑えたのは立派でしたが、9回は踏ん張り切れませんでした。
限界が来ていたので、追加点を奪われたところで継投してあげてほしかったというのが本音。その前に足に痙攣を起こしていたわけですし・・・。
なかなか捉えられない中でも、脚を使って攻める攻撃を見せていた愛産大三河。それでミスを誘った部分もありましたし、そのあたりはさすがですね。
石原投手は後半の7回、8回でも球威はほとんど落ちず。このあたりのタフさ、スタミナ配分の上手さは光りますね。
瀬戸としては7回に1点を返して尚も2死満塁まで攻めたところで1本出したかった。
やはりエラーが出てしまうと格上相手には厳しくなってしまいますね。それでも何とか食らいつく戦いは出来たと思います。
星野投手は上でやれる投手ですので、次の舞台での活躍を期待したいです。

ピックアップ選手

愛産大三河 石原 和馬 投手(3年)

MAXは132kmだったかと。終盤の8回に記録していたので、かなりマネジメント力の高さを感じますね。ランナーを出しても落ち着いていますし、コントロールもいい。安定感の高さが武器の投手です。

愛産大三河 杉山 諒 外野手(3年)

俊足が目立ち、ヒット2本。バントも犠打になりましたが、セーフでもいいタイミングでした。内野ゴロでの1塁駆け抜けが3.80。かなりの脚の速さです。

愛産大三河 山田 泰生 捕手(3年)

9回に貴重なタイムリーを含む2安打。リードでも石原投手を好リードで引っ張りました。

瀬戸 星野 恒輝 投手(3年)

178㎝と長身で、身体もしっかりとしている左腕。かなりの上から投げてくるフォームで、完成度の高さに驚かされました。MAXは135km。さすがに終盤はへばりましたが、この暑さの中で、愛産大三河打線を8回まで4失点で自責点0。ここまで勝ち上がったのも分かる投球でした。

瀬戸 大里 恵司 内野手(2年)

しっかりとセンターに返すバッティングで2安打とチーム唯一のマルチヒット。秋からも楽しみな選手ですね。

瀬戸 水野 開人 内野手(3年)

チーム唯一のタイムリーを放ちました。上手く捉えていましたね。

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