ジェイプロジェクト-東邦ガス 観戦記(2022年都市対抗東海地区2次予選)
5月30日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第1試合、ジェイプロジェクト-東邦ガスの観戦記です。
第3代表トーナメントの準決勝になります。勝つとかなり代表に近づく重要な試合でした。
ジェイプロジェクト
000100000|1 H5 E0
02200000X|4 H7 E0
東邦ガス
ジェイプロジェクト
古屋(18)、木村(55)-松坂
東邦ガス
辻本(19)、小椋(17)-氷見
投手成績
ジェイプロジェクト
古屋悠翔(静岡商 4年目) 2回2/3 61球 被安打5 四球3 三振1 失点4
木村亮太 5回1/3 74球 被安打2 四球1 三振1 失点0
東邦ガス
辻本宙夢 7回 103球 被安打3 四球3 三振8 失点1
小椋健太 2回 33球 被安打2 四球1 三振1 失点0
(出場選手)
ジェイプロジェクト
3和辻(9) 4片岡(2) 6布施(1) D松本(57) 7橋本恭(23) 5橋本太(25) 8林田(29) 9丹羽(28)→H坂口(24)→9 2松坂(27)
東邦ガス
7小林(0) 6高垣(10) 4比嘉(1) 3若林(6) D柴田(9) 9大島(4) 5宮下(8) 2氷見(2) 8木村(31)
(試合経過)
2回裏、1死2,3塁から7番宮下が2点タイムリー。東邦ガスが2点先制。2-0
3回裏、1死3塁から3番比嘉がタイムリー2ベース。更に2死2塁から5番柴田がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、木村。4-0
4回表、1死2,3塁から5番橋本恭の1ゴロの間に1点。4-1
東邦ガスが勝って第3代表決定戦に進出。
総評
初回を見た感じだと、古屋投手、辻本投手、ともに状態は良さそうに感じました。しかし、2回裏に5番の柴田選手、6番大島選手がともに粘っての四球。それにパスボールで1死2,3塁となった直後に、高卒ルーキーの宮下選手がしっかりととらえて2点タイムリー。大きな先制点となりました。
3回は東邦ガス打線に長打が出て2点追加。これでかなり東邦ガスは優位に立ちました。
東邦ガスの辻本投手は前回、JR東海の戸田投手とのエース対決に敗れました。この時は状態も良くなさそうに見えましたが、今日はしっかりと修正してきた印象。
それでも慎重な投球も目立ち、まだ自分を信頼しきれていない感じも受けました。それも要所で三振を奪うなど、7回を1失点としっかりと試合を作って小椋投手にバトンタッチ。ベテランの小椋投手ですが、MAX142㎞と球威もあり、投球の上手さで抑えて勝利に導きました。頼れるベテランの存在は大きいです。
ジェイプロジェクトは序盤の4点が重かった。個人的には4回に連続四球で無死1,2塁から4番松本選手にバントを指示したのが残念でした。4点ビハインドでしたし・・・。ジェイプロジェクトは終盤に強いので、点差を詰めたいという感じだったのでしょうが、やはり複数点を取りに来てほしかったですね。
木村投手が好リリーフで試合を落ち着かせ、投手起用を抑えたのは今後につながりそうです。ベンチワークにも今後の試合期待したいですね。
ピックアップ選手
ジェイプロジェクト 木村 亮太 投手(流経大柏-流通経済大 4年目)
4点ビハインドで3回途中でのリリーフでしたが、ピンチをしのいで、そこからロングリリーフ。8回まで2安打に抑えて無失点ピッチング。チームの今後を考えても大きな好投でした。
ジェイプロジェクト 橋本 恭太朗 外野手(石見智翠館-九州共立大 6年目)
5番レフトで出場。2安打とマルチ。4回に1死2,3塁から1ゴロで打点を上げましたが、ここで1本が欲しかったですね。
ジェイプロジェクト 和辻 大輝 内野手(三重-国士舘大 1年目)
1番1塁で出場。2安打と出塁しましたが、6回表に先頭でのヒットで2塁を狙ってアウトに。これは反省が必要な走塁でしたね。
東邦ガス 辻本 宙夢 投手(静岡-駒澤大 4年目)
7回を1失点。3安打3四球と試合を作りました。MAX143㎞とボールの勢いも戻りつつありました。ただ、慎重すぎて間合いが長い場面も多かったですので、もっと見下ろして投げてもいいかな、と。それでもこの日の好投は今後につながってきそうですね。
東邦ガス 宮下 隼輔 内野手(大阪桐蔭 1年目)
2回裏に1死2,3塁から2点タイムリー。その直前にパスボールでランナーが進んだ直後だったのですが、ここでしっかりと振れるところに非凡さを感じます。
東邦ガス 小椋 健太 投手(中京大中京-中京大 14年目)
8回からリリーフでマウンドに上がり、しっかりと0に。ランナーは出しましたが、あわてずに抑えるところがベテランの味ですね。
やっぱり頼れる存在で今後に向けても大きい戦力ですね。
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