GTRニッセイ-近藤産興 観戦記(2023年新春選抜リーグ戦)

1月20日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第2試合、GTRニッセイ-近藤産興の観戦記です。
GTRニッセイは優勝を狙う上で負けられない一戦。近藤産興は大会初勝利を目指して打順を入れ替えて挑みました。

GTRニッセイ
0011520|9 H10 E0
2000000|2 H10 E3
近藤産興
(7回コールド)

GTRニッセイ
林(21)、加藤(11)-森
近藤産興
高橋(19)、可知(18)、福田(54)-竹馬

投手成績
GTRニッセイ
林冬樹 6回 65球 被安打10 死球1 三振3 失点2
加藤吉貴(瀬戸窯業-愛知学泉大 28歳) 1回 11球 被安打0 四球0 三振0 失点0

近藤産興
高橋健太 5回 85球 被安打7 四球3 三振2 失点7(自責点1)
可知洸(岡崎城西-日福大 33歳) 1回 27球 被安打3 四球1 三振0 失点2

福田晃大(名古屋工-大同大 23歳) 1回 17球 被安打0 四死球3 三振0 失点0

(出場選手)
GTRニッセイ
4荒木(1) 7田中(3) 3倉地(7) 9高木(13) 5大平(10) D新中(23) 2森(27) 8広瀬(8) 6鈴木(6)
近藤産興
4余合(6) 6加藤(10) 8上戸(1) 3前田(4) 9平田(9) 5水野(3) 7神谷(5) D日比野(33) 2竹馬(2)

(試合経過)
1回裏、1死1,3塁から4番前田、5番平田が連続タイムリー。近藤産興が2点先制。2-0
3回表、2死3塁からワイルドピッチで1点。2-1
3回裏、1死1,3塁からランナーがスタートするも、バッター見逃し。3塁ランナーアウトで得点ならず。
4回表、1死2塁から5番大平がタイムリー2ベース。2-2
5回表、2死1,3塁から3番倉地が3ランホームラン。更に2死1,3塁から6番新中がフェンス直撃のヒット。1塁ランナーはスタート切っていて長躯ホームイン。この回5点。7-2
6回表、ピッチャー交代、可知。1死3塁から1番荒木の犠牲フライ。更に2死2塁から3番倉地がタイムリー。9-2
7回表、ピッチャー交代、福田。
7回裏、ピッチャー交代、加藤。
7回コールドでGTRニッセイが勝ちました。

総評

近藤産興は打順を組み替えてこの試合に臨みました。その効果か初回から打線がつながり、2点を先制。7連敗を止める勢いが序盤はありました。
ただ、3回表に2死から出たランナーに盗塁+エラーで3塁、そして暴投で1点を失い、その裏、1死1,3塁からバッターのサイン見落としでチャンスを逃すと失速。
5回表は2死2塁からエラーでピンチが広がると、そこから3ランなどで5失点。結局負けるべくして負けた形になってしまいました。
ヒットは10本放つ等、打線には改善の状況が見られましたので、あとは投手を含めた守り。それぞれやるべきことをやって、最終戦で初勝利を目指してほしいですね。
GTRニッセイは序盤は押されながらも徐々に盛り返し、5回に畳みかけて大量点。コールドまでもっていきました。
先発の林投手がランナーを許しながらも粘って失点を防いだこと。チャンスを確実にものにする強さを見せていました。
自分たちが表でコールドにするのは意外と難しいのですが、きっちり7回で終わらせた辺りはさすが。自力優勝は現状ない状況ですが、勝っていけば終盤分からない形になりそう。
そういう意味ではいい状態で終盤3試合に臨めそうです。

ピックアップ選手

GTRニッセイ 倉地 茂雄 内野手(豊田大谷-愛知大 30歳)

3番1塁で出場。5回には勝ち越しとなる3ランホームランを放ちました。6回にもタイムリーを放ち、3安打1四球と大暴れ。さすがの活躍でした。

GTRニッセイ 大平 夏輝 内野手(東邦-立正大 27歳)

5番サードで出場。2安打、1犠打と勝利に貢献。同点タイムリー等、勝負強さでチームを引っ張ります。

GTRニッセイ 林 冬樹 投手(星城-星城大-西濃運輸 36歳)

初回に2失点。その後もランナーを許す場面が多く、苦しい内容。それでも2回以降は0で抑えるところがベテランの味ですね。6回まで投げてくれたこともチームにとっては大きい投球でした。

近藤産興 余合 航 内野手(豊川-名古屋商科大 22歳)

1番セカンドで出場。いきなり1回表にヒットを放ち、チームに勢いをもたらせる。5回にはバントヒットも決めて2安打のマルチ。

近藤産興 前田 俊 内野手(日南学園-三菱重工名古屋 29歳)

4番1塁で出場。2安打、1死球と全打席出塁。先制タイムリーも放ちました。前日の1番から4番に移動して結果を出して、期待に応えました。

近藤産興 高橋 健太 投手(中京大中京-中京大 28歳)

ここまで苦しい戦いが続く近藤産興の中で、特に投手陣の奮起が必要。この日は序盤からしっかりと抑えて試合の流れを作りました。
あとは味方のミスが出た時にどれだけ粘れるか。そういうところで投手が粘ると打線も奮起してくるでしょうし、そういう助け合いが勝つには必要ですよね。

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