富田-松蔭 観戦記(2019年秋季名古屋地区2次T)

8月21日に春日井球場で行われた第2試合、富田-松蔭の観戦記です。
10年ぶりの2次進出となった松蔭。県大会に連続で出ている富田相手ですので、どこまで苦しめられるかに注目して観戦しました。

富田
000130000|4 H8 E0
000000000|0 H6 E1
松蔭

富田
東海林、藤本、高山-蒔田
松蔭
佐藤-加藤

投手成績
富田
東海林(1) 7回 80球 被安打4 四球0 三振3 失点0
藤本(11) 1回 21球 被安打1 四球0 三振2 失点0
高山(10) 1回 13球 被安打0 四球0 三振0 失点0
松蔭
佐藤(1) 9回 150球 被安打8 四球6 三振7 失点4

東海林投手は右のオーバーハンド。まっすぐは目測で120km前半くらい。角度のある球とコントロールの良さで打ち取ります。

藤本投手は左のオーバーハンド。力で抑えるタイプ。

高山投手は右のオーバーハンド。1年生。

佐藤投手は右のオーバーハンド。1塁側に立って球に抜け気味になる球も上手く利用。まっすぐは目測で130km弱くらい。途中で間隔が狂って四球が増える時があるのが課題。

(出場選手)
富田
4五十嵐 6飯田 8臼田 2蒔田 5吉田亘 1東海林→9 3吉野 9立松→H石原(15)→1藤本(11) 7岸本
松蔭
9久保 7片山 2加藤 5今原 1佐藤 4生駒(10) 6山下 3河野(4)→H寿台→3古川 8福森

(試合経過)
1回裏、2死1塁から4番今原がヒット、5番佐藤が四球で満塁のチャンスを作るも6番生駒が2ゴロに倒れ先制ならず。
4回表、2死2、3塁から9番岸本への四球の時にワイルドピッチとなり1点。2塁ランナーもホームを狙うもこちらはタッチアウトに。富田が1点先制。
5回表、1死満塁から5番吉田亘の遊ゴロの間に1点。2死1、3塁から6番東海林のセンター前への打球にセンターが突っ込み取れず、2点タイムリー2ベースに。4-0
富田が勝ちました。

富田は2回、3回とチャンスを作っていたのですが活かせず。松蔭はその隙を突きたかったのですが、初回にチャンスを逃してからはなかなかチャンスも作れない形に。
4回、5回に富田が4点を取ったのですが、佐藤投手がここでコントロールに苦しんだことと、簡単に三振せずに粘ること、これで上手くほころびを突いた形になりました。

松蔭の外野守備はもう少し出来たら・・・。これは永遠のテーマかもしれません。ただ、守備位置など、工夫できることはあると思います。一歩目が遅れるのは仕方ないこと。佐藤投手の球威と打球の位置など、チームとして工夫をしてほしいな、と感じますね。

富田は4番のキャッチャー蒔田選手が3安打で盗塁阻止を見せるなど、チームの中心として引っ張りました。リードも良かったように思います。このチームのカギを握る選手だと思います。次の菊華打線をどう封じるか、投手、野手と協力して頑張ってほしいです。

松蔭は9番の福森選手、代打の寿台選手がヒット。彼らはこの前見た時も結果を出していたし使ってほしい1年生だな、と思いますね。

佐藤投手はほとんどいい当たりはされなかった。公立相手なら十分抑えられる投手です。あとはそこに野手がどれだけレベルUPを図れるか。
佐藤投手も力を入れると力んで外れることがあるので、決めに行くときの精度を上げたいですね。それでも150球、暑い中良く投げました。

貴重な公式戦、球場での試合。それで見えてきたことがあると思います。そこを今後の糧にして、市内県立、来年の春につなげてほしいですね。

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