静岡商-津商 観戦記(2019年秋季東海大会)
10月26日に大垣北公園野球場で行われた第2試合、静岡商(静岡3位)-津商(三重2位)の観戦記です。
静岡商の高田投手が前評判が高く、ドラフト候補と言われていたので、一度見てみたくて観戦しました。
静岡商
0000200|2 H6 E1
000⑩01X|11 H12 E1
津商
(7回コールド)
静岡商
高田、塚本礼-對馬
津商
出口-清水
投手成績
静岡商
高田(1) 3回2/3 81球 被安打11 死球1 三振3 失点10
塚本礼(10) 2回1/3 39球 被安打1 四球1 三振2 失点1(自責点0)
津商
出口(10) 7回 94球 被安打6 四球1 三振6 失点2
高田投手は左のオーバーハンド。MAX140km台後半という触れ込みでしたので、期待していたのですが、切れるというよりはズドンとくる球質で、空振りが少なかった。目測で130km台前半~中盤くらいに感じたので、本来の状態ではなかったかもです。
塚本礼投手は右のオーバーハンド。まっすぐは目測で130kmくらい。球威はありました。
出口投手は右のオーバーハンド。1年生。まっすぐは目測で120km前半~中盤くらい。変化球の精度が高く、コントロールがいいので大崩れしないタイプ。
(出場選手)
静岡商
8鈴木 5小西 3山田 2對馬 1高田 4河村 9塚本理 7杉山 6阿野→H小林玲(12)→小松(16)→相原(13)
津商
6大田 9岡 5西川 2清水 3中島 7高山 4川尻 1出口 8安田
(試合経過)
1回表、3回表に静岡商は先頭がヒットで出るも得点できず。
4回裏、無死1、2塁から4番清水の2点タイムリー2ベース。更に無死満塁から7番川尻がタイムリー。1死後9番安田がタイムリー。2死満塁から2番岡が2点タイムリー。3番西川が2点タイムリー2ベース。4番清水がタイムリー。5番清水がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、塚本礼。一気に10点。
5回表、2死2、3塁から2番小西の2点タイムリー。10-2
6回裏、1死1、3塁から4番清水のピッチャーゴロの間に1点。11-2
津商が大勝しました。
1回表に先頭の鈴木選手のヒットから1死2塁。3回表にも盗塁死があって2死から四球とエラーで1,2塁とチャンスを作っていたのは静岡商。
これは静岡商が先制したら一気に行くかも、と思っていたのですが、潮目が変わったのは4回表。4番對馬選手から始まるところで津商がいい守備を3つ続けて三者凡退に斬って、その裏に一気に流れを呼び込みました。
静岡商も5回表にコールドで終わりそうな2死2,3塁から2番の小西選手が2点タイムリーを打って意地を見せたんですけどね・・・。その後、6回裏にもコールドのピンチを踏ん張りましたし、地力があるところは見せました。
それだけに高田投手を引っ張りすぎたのが誤算。エースとして信頼していたんでしょうし、まさかここまで打たれるとは・・・、という状況だったんだと思いますが、2死満塁からの2番岡選手の2点タイムリーで心が折れたと思うので、そこで代えてあげていれば・・・。コールドは防げた気がします。
継投は難しいですけどね。
津商は4回の14人攻撃は鮮やかでした。県大会では4試合で7点しか取れていなかったチームが1イニングで10点。こういうことが起こるから高校野球は怖いですよね。
ラッキーな打球も多く、ツキがあったのは確か。それでも6-0からのクリーンアップの3連続タイムリーはいい当たりでしたし、いいきっかけになるかもですね。
高田投手の速い球には最初からついていけていました。速い球に対応する練習は積んできたんだろうな、と感じる試合でした。
4番の清水捕手がいい送球で盗塁を刺す場面もありましたし、4回は2打席連続でタイムリーを放ち3打点。いい選手ですね。覚えておきたい選手です。
次の中京大中京は投打に地力が高いチーム。なんとか接戦に持ち込んで慌てさせたいですね。