刈谷北-西尾 観戦記(2023年西三河地区1次予選)

8月19日に碧南臨海球場で行われた刈谷北-西尾の観戦記です。ブロック決勝で勝てば県大会が決まる大事な試合でした。
刈谷北がここまでコールドで勝ち上がっていたので気になっていました。10人というのにびっくりしましたがどんな戦いをするか注目して観戦しました。

刈谷北
000000000|0 H3 E2
10100000X|2 H5 E0
西尾

刈谷北
柴田-中村
西尾
神谷奏汰、深津-廣瀬

投手成績
刈谷北
柴田祐成 8回 122球 被安打5 四死球3 三振2 失点2(自責点1)

西尾
神谷奏汰 6回 84球 被安打2 四球1 三振5 失点0
深津伊歩希 3回 47球 被安打1 四球1 三振1 失点0

(出場選手)
刈谷北
9近藤 2中村 6平岡 3間瀬 8藤原 1柴田 7矢田 4加納 5渡辺
西尾
8大渓(17)→9 7伊佐治 9伊豫田→8星野 5尾﨑伊祐 2廣瀬 3沓名 4三好 1神谷ソウタ(10)→1深津(1) 6三浦

(試合経過)
1回裏、無死満塁から4番尾崎が犠牲フライ。西尾が先制。1-0
3回裏、1死3塁から3番伊与田が犠牲フライ。2-0
7回表、ピッチャー交代、深津。
西尾が勝って県大会出場、全三河大会出場を決めました。

総評

刈谷北は10人での戦い。まず、ピッチャーの柴田投手が力のある球を投げていました。MAXは131km。1回、3回に失点しましたが、エラーも絡んでいましたし、タイムリーは許さず。公立の投手としてはかなりレベルの高い投手でした。
守備でもショートの平岡選手の動きの良さが目立ちました。動きが良すぎてエラーになってしまうプレーも。ただ、ここまでコールドで勝ってきた打線がなかなか西尾の投手陣を打てず、チャンスらしいチャンスは1回表の1死2塁くらい。ここで3番平岡選手のいい当たりがショートライナーに。これがどちらかにずれていたら違う試合になったかも。
そういう意味では西尾の神谷投手、深津投手が持ち味を発揮。どちらも120km前半くらいの球威でしたが、緩急をうまく使って刈谷北打線を翻弄。ゾーンを広く使っていた印象でした。
西尾も序盤に上手くチャンスを活かして2点を取れたのが大きかったですね。7回のチャンスで追加点が取れればもっと楽な試合になりましたが・・・。
新チームは目立つ選手がいるわけではないですが、総合力が高そうな印象。県大会での活躍が楽しみです。

ピックアップ選手

刈谷北 柴田 祐成 投手(2年)

先発して完投。5安打2失点も自責点0という内容でした。MAXは終盤に131kmをマーク。公立でこの時期と考えれば十分な球速を出していますね。要所でスライダーを上手く使ってゴロを打たせていた印象。

刈谷北 平岡 和真 内野手(1年)

3番ショートで出場。とにかく守備の動きが素晴らしく、センスを感じる選手。動きが良すぎて、アウトに出来ない打球に追いついてエラーにされる場面も。送球が安定したらすごい選手になりそう。1塁へも4.1秒くらいで到達。試合中は2年生と思い込んでいて、1年生だったことにまたびっくり。成長が楽しみな選手です。

刈谷北 中村 謙心 捕手(2年)

2番捕手で出場。1回にヒットを放ち、すかさず盗塁。盗塁は2つ決めてスピードのある捕手でした。リードでも柴田投手を上手く引っ張って完投。好投を引き出しました。

西尾 大渓 誠人 外野手(2年)

1番センターで出場。途中からライト。1安打1四球、エラーでの出塁を合わせて3度出て2度ホームに返ってきました。西尾では一番雰囲気のある選手かな、と。

西尾 神谷 奏汰 投手(1年)

120km前後のまっすぐにカーブ等の変化球を上手く使って打ち取りました。コントロールがいいタイプで見逃し三振も多かったです。MAXは124km。

西尾 深津 伊歩希 投手(1年)

7回から登板。120km前半のまっすぐにスライダー、カーブを使って打ち取る投手。1年生ながら西尾のエースを託されていました。

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