関商工-帝京大可児 観戦記(2022年高校野球選手権岐阜大会)

7月20日に大野レインボースタジアムで行われた岐阜大会の3回戦、関商工-帝京大可児の観戦記です。
関商工はスタメンが7人2年生という若いチーム。帝京大可児とどういう試合をするか注目して観戦しました。

関商工
0000000|0 H4 E0
000700X|7 H9 E0
帝京大可児

関商工
山口(1)、鹿島(18)、堀(11)-村瀬
帝京大可児
山岡(1)-安積

投手成績
関商工
山口愛翔 3回0/3 57球 被安打3 四球1 三振2 失点4
鹿島匠悟(2年) 1回 19球 被安打3 四球1 三振1 失点3

堀徹太 2回 30球 被安打3 四球2 三振0 失点0

帝京大可児
山岡航大 7回 87球 被安打4 四球3 三振2 失点0

(出場選手)
関商工
9須田 4尾村 7尾里 3林→1鹿島(18)→1堀(11) 8大村 1山口→3→5 5池下→H國本(13)→3 6原→H宮脇 2村瀬
帝京大可児
9可児 4渡辺春 5渡邉蒼 8佐野 2安積 3小池 6美野田 7井本(17) 1山岡(11)

(試合経過)
4回裏、無死1,3塁から4番佐野がタイムリー2ベース。5番安積が2ランホームラン。ここでピッチャー交代、鹿島。1死1,3塁から9番山岡がタイムリー。1番可児がタイムリー2ベース。更にワイルドピッチで1点。この回7点。7-0
5回表、無死1,2塁から8番原の送りバントが小フライになりバッターアウト。後続も倒れ反撃ならず。
7回コールドで帝京大可児が快勝しました。

総評

3回までは0-0。帝京大可児はノーヒットに抑えられ、関商工のがチャンスを作っていたくらいでした。
それが2番の渡辺春選手が2ベースを放つと、バントが3塁野選に。これが大きなプレーになりました。そこからタイムリー2ベース、2ランホームランと続いて一気に試合が帝京大可児ペース。投手交代した後も止められず一気に7点となり勝負が決まりました。
関商工は2回、5回にバント失敗。やはりバント失敗は試合の流れを相手にやってしまいますね。5回は無死1,2塁とはいえ7点ビハインド。もっと強気に攻めてほしかった。
関商工はスタメンのうち7人が2年生。山口投手、鹿島投手もまずまず力がありました。新チームは楽しみなチームになりそうです。
帝京大可児はバッティングの形がチームとしてよく、4回はそれがつながって大量点になりました。5回、6回にも点を取るチャンスがあっただけに、ここで突き放したいところでしたが・・・。
それでも力のあるチームだと感じました。
甲子園も狙えそうなチーム。この後の戦いも注目です。

ピックアップ選手

関商工 尾里 兼紳 外野手(2年)

3番レフトで出場。3打数1安打でチーム唯一の長打を放ちました。第2打席も相手の好プレーに阻まれましたがヒット性の当たり。外野に強く飛ばせる打撃が光ります。

関商工 山口 愛翔 投手(2年)

先発で3回まではノーヒットピッチング。やや押し出す感じのスリークォーターですが、130㎞近くの球威があり、ゴロアウトが多かった。2年生ですから秋以降も楽しみです。

関商工 堀 徹太 投手(3年)

右のオーバーハンド。オーソドックスでフォームもまとまっていました。MAXは128㎞とかでしたが、もう少し上がってきそう。2回を0点で抑えて3年生の意地を見せました。

帝京大可児 安積 杏汰 捕手(3年)

5番捕手で出場。ホームランは大きな当たりで試合を決定づける一発に。このヒットを含むマルチ。打てる捕手として楽しみな選手。

帝京大可児 井本 翔 外野手(2年)

8番レフトで出場。スタメン唯一の2年生ですが、2安打のマルチでライナーの打球が光りました。
元中日の井本選手の息子さんらしいです。

帝京大可児 山岡 航大 投手(3年)

先発で7回を無失点。MAXは123㎞でしたが、ランナーを出しても要所で抑える投球が見事でした。1人で投げ切ってくれてこの後の試合が楽になりますね。

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