三菱自動車岡崎-日本製鉄東海REX 観戦記(2022年都市対抗東海地区2次予選)

6月3日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第1試合、三菱自動車岡崎-日本製鉄東海REXの観戦記です。
第6代表トーナメントの2回戦。お互いに負けたら終わりという試合です。

三菱自動車岡崎
033000001|7 H11 E0
002000000|2 H7 E0
日本製鉄東海REX

三菱自動車岡崎
秋山(21)、北畑(18)、神原(16)-宮野
日本製鉄東海REX
孕石(11)、続木(16)、渡部(17)、片山(34)、新原(15)-阿保

投手成績
三菱自動車岡崎
秋山翔 6回 91球 被安打7 四球0 三振8 失点2
北畑勇季(大体大浪商 11年目) 2回 27球 被安打0 四球1 三振2 失点0

神原友(東海大甲府-東海大 6年目) 1回 12球 被安打0 四球0 三振2 失点0

日本製鉄東海REX
孕石幸寛(島田工-東海大海洋学部 2年目) 2回 38球 被安打2 四球2 三振0 失点3

続木悠登(横浜商大-日大国際関係学部 4年目) 1回 28球 被安打3 四球1 三振1 失点3

渡部勝太 4回 71球 被安打4 四球2 三振2 失点0
片山翔太(大社-東洋大 5年目) 1回1/3 36球 被安打2 四球2 三振1 失点1

新原俊哉(高蔵寺-富山大 3年目) 2/3 6球 被安打0 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
三菱自動車岡崎
9里見(28) 4宇都口(2) 8飯嶌(23) D豊住(24) 3小室(6) 2宮野(33) 7大工原(27) 5荒井(5) 6内藤(8)
日本製鉄東海REX
4平野(4) 6荒木(9) D加藤辰(29) 5福田(8) 3金子(23) 8大塚(2) 7稲葉(6)→H加藤樹(26) 2阿保(22) 9下村(24)→H吉位(7)

(試合経過)
2回表、2死1,2塁から8番荒井が3ランホームラン。三菱自動車岡崎が3点を先制。3-0
3回表、1死1,2塁から4番豊住が2点タイムリー3ベース。更に1死1,3塁から6番宮野の犠牲フライ。6-0
3回裏、1死1,2塁から3番加藤辰のタイムリー。1死1,3塁から4番福田の犠牲フライ。6-2
9回表、1死2塁から4番豊住がタイムリー2ベース。1死1,2塁でピッチャー交代、新原。7-2
三菱自動車岡崎が快勝。日本製鉄東海REXはこれで2次予選敗退となりました。

総評

三菱自動車岡崎が快勝。
2回表に2死1,2塁から主将ではありますが伏兵と言っていい、今大会初スタメンの荒井選手が3ランホームラン。これで主導権を握ると、3回にはここまで故障明けで代打のみでの出場だった豊住選手が2点タイムリー3ベース。4番抜擢、というか賭けに近い起用に応える一打で突き放し、かなり優位に立ちました。
6-0となった裏に、秋山投手が捕まって2点を失うも、そこからは立ち直り、6回を2失点。しっかりと試合を作りました。無四球というのがやはり崩れない要因でしょうね。
そこから北畑投手、神原投手とつないで勝利。がけっぷちに立っていますが、貴重な勝利を収めました。
荒井選手、豊住選手という、出ていなかった選手が活躍。これで何とか勢いに乗りたいところですね。
日本製鉄東海REXは今大会、最後まで波に乗れませんでした。大きな要因は投手陣の不調。1年目の吉川投手が奮闘して2勝を上げましたが、本来力を発揮しなければいけない、孕石投手、続木投手、浦本投手、片山投手らが不調。この日登板した渡部投手は好投したもののこの日が初登板。期待した投手が応えられない状態が続き、厳しい戦いとなりました。
打撃では昨年中軸を打った阿保選手や金子選手が不振。期待の2年目の吉位選手も不調で最後はスタメンを外れる等、つながりに欠ける形に。
そんな中、ルーキーの荒木選手が攻守に好プレーを連発。楽しみな選手だな、と感じさせてくれました。
秋に向けてはまずは投手陣の整備。力のある投手がいるので、状態を見極めて起用法を考えていってほしいですね。

ピックアップ選手

三菱自動車岡崎 豊住 康太 外野手(鹿児島実 11年目)

4番DHで今大会初スタメン。第2打席の2点タイムリー3ベースは速い打球で外野を割っていくらしい打撃で、故障からの復帰ということを考えてグッときました。
9回にもダメ押しとなるタイムリー2ベースを放ち3安打。この人がいるかいないかで打撃陣の厚みが変わってきます。この後の試合のキーパーソンになりそうです。

三菱自動車岡崎 荒井 海斗 内野手(前橋育英-明治大 5年目)

8番サードで出場。こちらも今大会初スタメンでした。まさかの、と言ったら失礼ですが、先制3ランホームラン。これで一気にチームにとっても楽になりました。
チームの主将。主将が打つと波に乗って行けますよね。

三菱自動車岡崎 秋山 翔 投手(日大鶴ケ丘-武蔵大 4年目)

チームで最も経験の多い投手。今大会2度目の先発でしたが、しっかりと試合を作りました。MAX143㎞とボールも走っていましたし、無四球でピンチを拡大させない辺りがさすがです。

日本製鉄東海REX 荒木 誠也 内野手(藤蔭-九産大 1年目)

2番ショートで出場。守備でも好プレーを連発し、うっても2安打のマルチ。不調のチームの中で存在感を発揮しました。
秋、来年に向けて楽しみになる選手です。

日本製鉄東海REX 渡部 勝太 投手(上尾-立正大 2年目)

3番手でマウンドへ。今大会初登板でした。MAX145㎞と勢いもあり、毎回ランナーを出すものの粘って4回を無失点。ナイスピッチングでした。

日本製鉄東海REX 加藤 辰祐 外野手(育英-龍谷大 12年目)

3番DHで出場。3回には反撃ののろしとなるタイムリー。今大会を通じて好調をキープしました。下位打線からスタートした大会で最終的には3番。やはり存在感が目立ちますね。
強打の欲しいチームからの補強指名はありそうです。

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